基本情報

所属
早稲田大学 文学学術院 教授
学位
博士(文学)(2013年1月 早稲田大学)

研究者番号
70648659
J-GLOBAL ID
201201027768129761
researchmap会員ID
B000225131

お仕事の依頼など問い合わせ先はこちら→ minoo [a] waseda.jp

[a]を@に変えてください。

 

《最近の研究テーマ 2022.07.27更新》

①〔人類学〕グローバルなつながりをめぐる文化と政治に関する民族誌:ラオス南部のコーヒー産地をフィールドとして、コーヒーのコモディティ・チェーンに着目し、グローバル、ナショナル、リージョナル、ローカルといった異なるスケールの節合がいかなる論理で起きているのかを民族誌的に明らかにする。『フェアトレードの人類学』の続編。

②〔地域研究〕ラオス南部ボーラヴェン高原の地域史:高原の人びとがチャムパーサック王国による支配からフランスによる統治を経て、内戦、社会主義、市場開放までをどのように経験してきたのかを明らかにする。まずはフランス統治期のオンコンマダムによる叛乱について、彼が考案した独自の文字(暗号)で書かれた資料を読み解くことで何が見えてくるのかを考えたい。

③〔開発学〕フェアトレード認証制度の社会的・経済的影響に関する研究:世界中で行われているフェアトレード認証制度の社会的・経済的影響に関する研究を精査する。現在80本程度の論文を選別しており、今後はその内容を整理する。その一方で、ラオス南部のコーヒー産地で活動するコーヒー生産者協同組合(CPC)を対象に、設立から10年以上が経過した今日、組合員の生活の変化について個別の家庭訪問を通してえられる情報をもとに生計戦略論の観点から総合的に捉える。『フェアトレードの人類学』のもうひとつの続編。

 

《その他》

①〔フィールド教育〕フェアトレード/国際協力を軸にしたプロジェクト型学習の成果のまとめ:2014年から現在まで続けてきたフェアトレードコーヒーの販売および現地フィールドスタディのプログラム作りや試行錯誤の過程、得られた成果や課題などをフィールド教育論としてまとめる。

②〔人類学・共同研究〕負債の動態に関する比較民族誌的研究:ウェブサイトへ→https://www.debtstudies.net/


書籍等出版物

  15

論文

  24

MISC

  34

講演・口頭発表等

  47

共同研究・競争的資金等の研究課題

  12

その他

  1