土井浩一郎

J-GLOBALへ         更新日: 17/05/27 13:30
 
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研究者氏名
土井浩一郎
所属
情報・システム研究機構
部署
国立極地研究所 研究教育系地圏研究グループ
職名
准教授
学位
理学博士

プロフィール

研究課題と活動状況: (1)昭和基地で観測が実施されている超伝導重力計やGPS,VLBIを利用して、氷床変動に伴う地殻変動および重力変化の研究を行っている。具体的には、衛星レーザー高度計のデータを用いて、氷床量変動による質量変動を見積もり、それから予想される地殻変動量や重力変化と観測データの比較を行っている。
(2)合成開口レーダー(SAR)干渉法を用いた南極氷床地形モデルの作成。SAR干渉法では極めて分解能な地形モデル(DEM)を作ることができる。2006年に打ち上げられた「だいち」のPALSARを用いて、リュツォ・ホルム湾沿岸氷床地形モデルの作成を行っている。
観測としては、主に
・昭和基地での超伝導重力計による連続観測、VLBI観測
・GPSを利用した露岩域、海氷上、氷床上での観測
の支援を行っている。極域観測歴: 第41次南極地域観測隊越冬隊員(地学),

第45次南極地域観測隊越冬隊員(地学)産学共同研究: 共同研究(株式会社パスコ), 衛星XバンドSAR干渉試験用データの氷床表面変動検出有効性に関する研究, 平成23年3月15日~10月31日

研究分野

 
 

委員歴

 
2016年6月
 - 
現在
日本測地学会  評議員
 
2015年4月
 - 
現在
日本学術会議  IAG小委員会
 
2014年4月
 - 
現在
一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構  データ利用委員会
 
 
   
 
平成13年度~14年度:日本測地学会評議員
 
 
   
 
平成16年度~17年度:日本測地学会評議員
 

論文

 
南極における無人航空機(UAV)を用いた高解像度地形情報取得の試み
菅沼悠介, 川又基人, 白水薫, 小山拓志, 土井浩一郎, 金田平太郎, 青山雄一, 早河秀章, 小花和宏之
地学雑誌   126(1) 1-24   2017年2月   [査読有り]
南極・白瀬氷河の20年間の流動速度変動
中村和樹, 山之口勤, 青木茂, 土井浩一郎, 澁谷和雄
雪氷   79(1)    2017年1月   [査読有り]
Observations of vertical tidal motions of a floating iceberg in front of Shirase Glacier, East Antarctica, using a geodetic-mode GPS buoy
Polar Science   10(2) 132-139   2016年5月   [査読有り]
Net mass balance calculations for the Shirase Drainage Basin, east Antarctica, using the mass budget method
Polar Science   10(2) 111-122   2016年5月   [査読有り]
Five years’ gravity observation with the superconducting gravimeter OSG#058 at Syowa Station, East Antarctica: gravitational effects of accumulated snow mass
Geophys. J. Int.   205 1290-1304   2016年4月   [査読有り]

Misc

 
宇宙からみた海面変動
土井浩一郎
測量   3月号,25-30   1994年
JARE Syowa Station 11-m Antenna, Antarctica
Doi K. and Shibuya K.
IVS 2005 Annual Report   125-128   2006年
機関報告:極地研 南極VLBI観測
土井浩一郎
2005年度VLBI懇談会シンポジウム集録   17-20   2006年
JARE Syowa Station 11-m Antenna, Antarctica
Shibuya, K. and Doi, K.
IVS 2004 Annual Report   107-110   2005年
極地研機関報告:昭和基地におけるVLBI観測
渋谷和雄,土井浩一郎
2004年度VLBI懇談会シンポジウム集録   23-26   2005年

講演・口頭発表等

 
Establishment of a new integrated geodetic observation system in Syowa Station for mm Global Geodetic Reference Frame (GGRF)
土井浩一郎,青山雄一
日本地球惑星科学連連合2017年大会   2017年5月24日   
Local gravity measurement to detect temporal gravity change in Antarctica
土井浩一郎
日本地球惑星科学連連合2017年大会   2017年5月24日   
Integrated Geodetic monitoring observation
土井浩一郎, 青山雄一,早河秀章,渋谷和雄
第7回極域科学シンポジウム   2016年12月1日   
Development of GPS data remote retrieval system using wireless LAN
土井浩一郎
第7回極域科学シンポジウム   2016年12月1日   
TanDEM-X Bistaticモードデータを用いた氷床高度変化検出の試み
土井浩一郎, 山之口勤, 中村和樹,白水薫
第126回測地学会講演会   2016年10月19日   
Detection of local irregular displacements on Greenland ice sheet by double differential interferometric synthetic aperture radar
Doi, K., T. Yamanokuchi, K. Nakamura, K. Shiramizu
IUGG2015   2015年6月22日   
ALOS/PALSARデータを用いたグリーンランド北西部の非定常氷床変動の検出
土井浩一郎, 山之口勤, 中村和樹, 白水薫
日本地球惑星科学連連合2015年大会   2015年5月25日   
Local irregular displacements on Greenland ice sheet detected by double differential InSAR
Kochiro Doi, Tsutomu Yamanokuchi, Kazuki Nakamura, Kaoru Shiramizu
第5回極域科学シンポジウム   2014年12月3日   
2重差分干渉SARで検出されたグリーンランド氷床上の小規模で非定常的な変位
土井浩一郎,山之口勤,中村和樹,白水薫
第122回測地学会講演会   2014年11月5日   
Geodetic Observations in and around Syowa Station
Koichiro Doi, Yuichi Aoyama, Kazuo Shibuya
XXXIII SCAR Biennial Meetings and Open Science Conference   2014年8月23日   

競争的資金等の研究課題

 
平成9年度~11年度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))課題番号9640512「人工衛星合成開口レーダ干渉法による遠隔地地形モデルの作成およびその検証」
平成17年度~19年度科学研究費補助金(基盤研究(C))課題番号17540400「人工衛星測位と超伝導重力計による氷床変動に伴う重力変化の研究」

社会貢献活動

 
コンビーナ
【その他】  第28回極域地学シンポジウム  2008年
学会・シンポジウム等のコンビーナ
重力・ジオイドセッション コンビーナ 
【その他】  地球惑星科学連合2008年大会  2008年
学会・シンポジウム等のコンビーナ
他大学等での教育活動
【その他】
日本測地学会 測地学サマースクール(2010年9月)
他大学等での教育活動
【その他】
高知大学理学部 集中講義(2002年2月)
社会活動・貢献など
【その他】
2013年6月 八王子市立中山中学校 キャリア教育『働く大人に学ぶ』
社会活動・貢献など
【その他】
2013年5月 リモートセンシング技術センターセミナー
社会活動・貢献など
【その他】
2013年3月 電気通信大学産学官連携セミナー
社会活動・貢献など
【その他】
2008年7月 計測自動制御学会研究会
社会活動・貢献など
【その他】
2007年11月杉並区杉の樹講座
社会活動・貢献など
【その他】
2006年11月群馬県教育委員会研修

その他

 
超伝導重力計で観測された重力変化とICESat衛星レーザー高度計データから求めた氷床変動から予想される重力変化との比較を行い、変化の大きさについては十分には説明できなかったものの、数か月スケールの変化の様子についてはかなり類似しているという結果が得られた。また、これに付随して、海洋の非潮汐変位が昭和基地の重力観測に及ぼす影響についても考察を行った。
今後、南極沿岸域で連続観測が実施されているIGS-GPSのデータと予想される座標変位との比較を行いたい。
観測関連では、セキュラーな氷床変動の検出のために、南極沿岸露岩域や氷床域において、より広範な地域で絶対重力測定とGPS測定を実施したい。また、遠隔地無人GPS観測システムの構築を進めていきたい。こうしたシステムは、氷河や氷山、海氷の流動を追跡する上でも役立つことが期待される。