Nobutomo Matsunaga

1987年熊本大学大学院工学研究科電子工学専攻修了。同年オムロン株式会社入社，93年熊本大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士（学術）。オムロン(株)にてメカトロニクス制御機器，プロセス制御計測・制御機器の研究開発・事業企画に従事。2003年熊本大学工学部数理情報システム工学科助教授。改組により，2006年同大学院自然科学研究科准教授。2012年同教授。自動車・Personal Mobility Vehicle（PMV)の操作における人間機械系の研究，熱プロセス制御系の設計などの研究に従事。計測自動制御学会，電気学会，日本機械学会，システム制御情報学会，IEEEなどの会員。

現在，複合現実感（MR）を利用したPMVの人間機械系のロバスト制御の研究を行っており，特に高齢者の「行きたい時に行きたい場所へ気軽に移動する」という要求に対し利用者の生体信号を使った新しい制御系と人のインタフェース開発を行っている。また人の支援の観点から，制御技術とAIの融合を積極的に行っており，強化学習のマルチロボットへの応用だけでなく，高速学習アルゴリズムの開発やMCVオブザーバの応用などの研究も行っている。