大和 冬樹
Fuyuki Owa
更新日: 03/21
基本情報
- 所属
- 大阪公立大学 文学研究科 特別研究員(PD)
- 学位
-
修士(社会学)(2018年3月 東京大学)博士(社会学)(2023年3月 東京大学)
- J-GLOBAL ID
- 202001011713762332
- researchmap会員ID
- R000001216
近隣効果(Neighborhood Effects)の研究を専門としています。主に現在取り組んでいるテーマは以下の2点となります。
①因果推論を用いた近隣効果の分析
日本の格差・不平等・貧困を考える上で近隣は重要な要因であると指摘されてきましたが、この問題における計量的探究は現在萌芽段階にとどまっています。現在は、10代の子どもが中学、高校から大学/労働へと移行する過程において、いかに近隣が作用しているのかを因果推論の手法を用いつつ研究しています。特に、近隣における因果効果の異質性や、近隣居住がいかなるメカニズムに媒介されてアウトカムに影響を与えるのかに注目しています。
②日米の近隣を取り巻く制度的構造の違い
近隣効果は日本においても様々な面で作動していますが、この議論が発展した大本である米国における近隣と日本の近隣とでは、近隣が埋め込まれている都市構造、そして都市構造を規定する制度的・歴史的文脈が異なります。①における日本の近隣の実証分析と既存の米国における研究群を比較を通じて、この問題に取り組んでいます。
研究分野
1経歴
7-
2023年10月
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2023年4月 - 2023年9月
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2022年4月 - 2023年3月
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2022年4月 - 2023年3月
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2020年4月 - 2022年9月
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2021年1月 - 2022年3月
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2020年4月 - 2022年3月
学歴
4-
2018年4月 - 2023年3月
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2015年4月 - 2018年3月
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2012年4月 - 2015年3月
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2010年4月 - 2012年3月
論文
7-
東京大学大学院人文社会系研究科博士学位論文 2023年3月
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日本都市社会学会年報 (40) 2022年11月 査読有り
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書評ソシオロゴス 17 1-28 2021年12月 査読有り
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東京大学人文社会系研究科修士学位論文 1-96 2018年3月
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都市的居住環境とコミュニティ形成――大規模公営団地の地域生活に関する基礎調査―― 2015年度社会調査実習報告書 99-106 2016年3月 筆頭著者
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都市的居住環境とコミュニティ形成――大規模公営団地の地域生活に関する基礎調査―― 2015年度社会調査実習報告書 52-57 2016年3月 筆頭著者
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東京大学教養学部総合社会科学科学士論文 1-52 2015年3月
MISC
1-
都市科学辞典 868-869 2021年
講演・口頭発表等
10-
第96回 日本社会学会大会 2023年10月9日
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日本都市社会学会 第41回大会 2023年9月6日
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2022年度二次分析研究会課題公募型研究成果報告会ー地域間格差に関する計量社会学的研究 2023年3月21日
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東⼤社研パネルシンポジウム 2023年2月24日
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日本都市社会学会 第39回大会 2021年9月21日
-
日本社会学会 第93回大会 2020年11月1日
-
近隣効果プロジェクト研究会 第1回 2020年9月23日
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日本都市社会学会 第38回大会 2020年9月5日
-
日本都市社会学会 第36回大会 2018年9月2日
-
日本社会学会大会 第90回 2017年11月5日
担当経験のある科目(授業)
4-
2023年6月 - 現在
所属学協会
4共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 2023年4月 - 2026年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2020年4月 - 2022年3月