三浦英樹

J-GLOBALへ         更新日: 17/05/31 18:46
 
アバター
研究者氏名
三浦英樹
 
ミウラ ヒデキ
所属
国立極地研究所
部署
国立極地研究所 研究教育系地圏研究グループ
職名
准教授
学位
理学博士(東京都立大学)

プロフィール

研究課題と活動状況:
現生人類が誕生・拡散した最新の地質時代である新生代・第四紀に生じた、様々な時間的・空間的スケールの大気・水・氷河の変動とそれらを媒体とする地球表層・固体地球・生物の変動の記録を対象に、主として野外における「観察」と「記載」という科学的方法を最大限に用いて、(1) 現在見られる様々な自然現象がどのような因果関係と歴史的変遷を経て成立してきたかを読みとること、(2) 地域の現象と地球規模の現象との相互関係を認識・理解すること、(3) これら様々な時間的・空間的分布や階層性をもつ現象の変遷史や相互関係を的確な図として表現すること、を目標に研究と教育を行う。さらに、これらの結果に基づいて、(4) 自然環境と人類の今後の変化予測の可能性と地球史における人類の位置づけについて考えていきたい。

極域観測歴:
(1) 南極地域:第37次南極地域観測隊(夏隊)(1995-1996)、第38次南極地域観測隊(夏隊)(1996-1997)、第40次南極地域観測隊(夏隊)(1998-1999)、第45次南極地域観測隊(夏隊)(2003-2004)、第47次南極地域観測隊(越冬隊)(2005-2007)、第51次南極地域観測隊(夏隊)(2009-2010)、第56次南極地域観測隊(越冬隊)(2014-2016)
(2) 北極地域:スバールバル諸島における地形地質調査(1992)、グリーンランド西部における地形地質調査(2011)、グリーンランド東部における地形地質調査(2012)
(3) ヒマラヤ地域:クンブ地域における地形地質調査(2001)、カリガンダキ川における地形地質調査(2012)

研究分野

 
 

経歴

 
2014年6月
 - 
現在
国立極地研究所 研究教育系 准教授
 
2009年4月
 - 
2014年6月
国立極地研究所 研究教育系 助教
 
1994年10月
 - 
2008年3月
国立極地研究所 研究系 助手
 

委員歴

 
2016年6月
 - 
2016年7月
日本第四紀学会  論文賞・奨励賞選考委員会委員
 
2015年8月
 - 
現在
日本第四紀学会  評議員(土壌学分野)
 
2015年5月
 - 
現在
日本ペドロジー学会  土壌調査ハンドブック改訂編集委員会委員
 
2011年4月
 - 
現在
日本ペドロジー学会  企画幹事
 
2013年12月
 - 
2014年7月
日本第四紀学会  会員サービス向上検討委員会委員長
 

受賞

 
2013年11月
日本植生史学会 論文賞
 

論文

 
Vertical tectonic crustal movements along the Japanese coastlines inferred from late Quaternary and recent relative sea-level changes.
Okuno, J., Nakada, M., Ishii, M., Miura, H.
Quaternary Science Reviews   91 42-61   2014年   [査読有り]
East Antarctic deglaciation and the link to global cooling during the Quaternary: Evidence from glacial geomorphology and 10Be surface exposure dating of the Sør Rondane Mountains, Dronning Maud Land.
Suganuma, Y., Miura, H., Zondervan, A., Okuno, J.
Quaternary Science Reviews   97 102-120   2014年   [査読有り]
Sediment waves on the Conrad Rise, Southern Indian Ocean: implications for the migration history of the Antarctic Circumpolar Current.
Oiwane, H., Ikehara, M., Suganuma, Y., Miura, H., Nakamura, Y., Sato,T., Nogi, Y., Yamane, M., Yokoyama, Y.
Marine Geology   348 27-36   2014年   [査読有り]
Retreat history of the East Antarctic Ice Sheet.
Mackintosh, A,M., Verleyen, E., O’Brien, P.E., White, D.A., Jones, R.S., McKay, R., Dunbar, R., Gore, D.B., Fink, D., Post, A.L., Miura, H., Leventer, A., Goodwin, I., Hodgson, D.A., Lilly, K., Crosta, X., Golledge, N.R., Wagner, B., Berg, S., van Ommen, T., Zwartz, D., Roberts, S.J., Vyverman W., Masse, G.
Quaternary Science Reviews   100 10-30   2014年   [査読有り]
A community-based geological reconstruction of Antarctic Ice Sheet deglaciation since the Last Glacial Maximum.
The RAISED Consortium, Bentley, M.J., Cofaigh, C.O., Anderson, J.B., Conway, H., Davies, B., Graham, A.G.C., Hillenbrand, C-D., Hodgson, D.A., Jamieson, S.S.R., Larter, R.D., Mackintosh, A., Smith, J.A., Verleyen, E., Ackert, R.P., Bart, P.J., Berg, S., Brunstein, D., Canals, M., Colhoun, E.A., Crosta, X., Dickens, W.A., Domack, E., Dowdeswell, J.A., Dunbar, R., Ehrmann, W., Evans, J., Favier, V., Fink, D., Fogwill, C.J., Glasser, N.F., Gohl, K., Golledge, N.R., Goodwin, I., Gore, D.B., Greenwood, S.L., Hall, B.L., Hall, K., Hedding, D.W., Hein, A.S., Hocking, E.P., Jakobsson, M., Johnson, J.S., Jomelli,V., Jones, R.S., Klages, J.P., Kristoffersen, Y., Kuhn, G., Leventer, A., Licht, K., Lilly, K., Lindow, J., Livingstone, S.J., Mass, G., McGlone, M.S., McKay, R.M., Melles, M., Miura, H., Mulvaney, R., Nel, W., Nitsche, F.O., O'Brien, P.E., Post, A.L., Roberts, S.J., Saunders, K.M., Selkirk, P.M., Simms, A.R., Spiegel, C., Stolldorf, T.D., Sugden, D.E., van der Putten, N., van Ommen, T., Verfaillie, D., Vyverman, W., Wagner, B., White, D.A., Witus, A.E., Zwartz, D.
Quaternary Science Reviews   100 1-9   2014年   [査読有り]

Misc

 
学問の境界領域における新しい概念や見方への模索の歴史
三浦英樹
ペドロジスト   60(2) 98-99   2016年12月
巻頭言:理想のフィールド・ペドロジスト
三浦英樹
ペドロジスト   60(1) 1-3   2016年6月
南極観測隊アルバムーアデリーペンギンが残したものー
三浦英樹
子供の科学 2016年3月号   66   2016年3月
南極エネルギー物語⑫ー人類史とエネルギーからみた南極観測の位置付けー
三浦英樹
月刊エネルギーフォーラム   735 127   2016年3月
南極観測隊アルバムー自然の抽象彫刻ー
三浦英樹
子供の科学 2016年2月号   66   2016年2月

書籍等出版物

 
理科年表シリーズ環境年表第5冊(平成29・30年度)
三浦英樹 (担当:分担執筆, 範囲:第2章 気候変動・地球温暖化)
丸善株式会社   2017年   
自然地理学事典
三浦英樹 (担当:分担執筆, 範囲:氷河変動と地形ー世界と日本の氷期と間氷期の地形ー)
朝倉書店   2017年   
地形の事典
三浦英樹 (担当:分担執筆, 範囲:溢流氷河、海氷、クリオペドロジー、最終氷期最盛期、接地線、ダンスガードオシュガーサイクル、十勝坊主、ドライバレー、ヌナタク、ハインリッヒ・イベント、氷河土、氷床、氷棚、漂流岩屑、南極氷床、)
朝倉書店   2017年   
北極読本ー歴史から自然科学、国際関係までー
三浦英樹 (担当:分担執筆, 範囲:3章 北極の氷床、現在と過去)
成山堂書店   2015年   
理科年表シリーズ 環境年表 第4冊(平成27・28年度)
三浦英樹 (担当:分担執筆, 範囲:2章 気候変動・地球温暖化)
丸善株式会社   2015年   

講演・口頭発表等

 
最終氷期最盛期のグリーンランド氷床復元図の再検討ー隆起海浜地形地質とGIAモデルの視点から
三浦英樹・前杢英明・奥野淳一
日本地理学会2017年春季学術大会   2017年3月28日   
北海道、馬追丘陵周辺地域における地形発達史とフィールド・ペドロジー —第四紀逆断層地域における土壌の形成過程と分布の一事例—
三浦英樹・前杢英明
日本ペドロジー学会2017年度大会   2017年3月10日   
第四紀学の立場から
三浦英樹
日本第四紀学会公開シンポジウム「ジオパークと土壌ー大地・生態系・人の営みをつなぐ土壌の役割」   2017年1月28日   
第四紀研究における新しい「土壌」研究の方法論と今後の展望 [招待有り]
三浦英樹
日本第四紀学会2016年大会 創立60周年記念シンポジウム「第四紀学の新しい展開をめざして」   2016年9月   
隆起海浜地形地質と完新世最高位旧汀線高度からみた最終氷期最盛期の グリーンランド氷床復元の問題点
三浦英樹・前杢英明・奥野淳一
第32回極域地学シンポジウム   2013年11月   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
第四紀後期の東南極氷床変動史の復元と地球環境変動システムの解明
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(A)
研究期間: 2009年4月 - 2014年3月    代表者: 三浦英樹
南極大陸周辺域の海底堆積物掘削システムの開発に関する研究
文部科学省: 民間との共同研究(A)
研究期間: 2003年4月 - 2005年3月    代表者: 三浦英樹
最終氷期以降の南極氷床融解期の高精度決定とその地球環境変動への評価に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究(B)
研究期間: 2002年4月 - 2005年3月    代表者: 三浦英樹
放棄されたペンギンルッカリー遺物を用いた第四紀後期の南極沿岸の環境変動の研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 奨励研究(A)
研究期間: 2000年4月 - 2002年3月    代表者: 三浦英樹
堆積土壌の記載・分析手法の確立に基づく地形発達と地表環境変遷史の復元に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 奨励研究(A)
研究期間: 1997年4月 - 1999年3月    代表者: 三浦英樹

社会貢献活動

 
環境省環境研究総合推進費「永久凍土大規模融解による温室効果ガス放出量の現状評価と将来予測」アドバイザー
【助言・指導】  環境省  2016年6月 - 現在
江戸東京の地形と北極・南極の地形を繋ぐものー第四紀の海面変化と氷床変動の歴史ー
【講師】  国立極地研究所サイエンスカフェ  2017年1月14日
ペドロジストのための地形学・第四紀地質学講座
【講師】  日本ペドロジー学会  ペドロジストのための地形学・第四紀地質学講座  2014年5月24日 - 2014年5月25日
地球最大の氷床の謎:南極氷床の変化と地球環境に与える影響
【パネリスト, 講師】  信州大学山岳科学総合研究所  公開シンポジウム「地球温暖化をめぐる世界の氷河」  2012年12月8日
南極から見た地球
【パネリスト, 講師】  国際協力機構(JICA)  第14回クロストーク「地球は泣いている?—Climate Change—」  2010年12月17日

その他

 
1. 日常のよくわかった現象の奥に潜む真の原因を突き止める精神
2. 詳細な観察でより深い原因を究明する精神
3. 知識の盲点を突く意外な発想をする精神
4. 論理を貫く精神
5. 注意深く観察する精神

という「ロゲルギスト精神」に倣い、「フィールドワーク」を基本とした「地形」と「地球表層現象」の解読、そして、それを通じた、新しい自然観・人間観について考えることを楽しみたい。