古怒田 望人

現代思想、特にエマニュエル・レヴィナスとレオ・ベルサーニの研究を行っております。目下の課題はレヴィナスの性の記述の規範性を引き受けつつ、その記述のジェンダー、セクシュアリティ研究の観点からの展開可能性を模索することです。

また、クィア理論の観点から、トランスジェンダー研究を展開する試みを行っております。具体的には、レオ・ベルサーニのセクシュアリティ論における関係性の観点から、トランスジェンダーの人々、曖昧なジェンダーを生きる人々の生きられた関係性を浮き彫りにすることです。

加えて、ジェンダークィア当事者として、論考やエッセイの寄稿、また講演、イベント開催、モデル活動等を行っております。そこから、この当事者性を研究に折り込むことを実践しております。