稲葉博

J-GLOBALへ         更新日: 16/11/26 22:05
 
アバター
研究者氏名
稲葉博
 
イナバ ヒロシ
eメール
inaba-hiroshicoral.broba.cc
URL
http://www7.plala.or.jp/hinaba/
所属
東京電機大学
部署
理工学部
職名
名誉教授
学位
東京電機大学工学修士, 米国テキサス大学オースチン校, 博士(Ph.D.)
その他の所属
The University of the West of England
科研費研究者番号
40057203

プロフィール

1937年2月9日に北海道旭川市で生まれ,旭川工業高校電氣科を卒業後,大学進学の強い望みを捨てきれない状況で北海道電力株式会社に入社し,そこで4年間発変電部門に勤務した.同社を退職と同時(1959年)に上京して,アルバイトをしながら東京電機大学電気通信工学科および同大学院修士課程電気工学専攻を修了した.さらに,1967年の春に米国テキサス大学(オースチン校)に留学し,1972年春に宇宙工学専攻で博士号(Ph.D.)を取得し,帰国した.その2年後に母校テキサス大学宇宙工学科助教授として2年間勤務し,帰国後1977年に開設された東京電機大学理工学部の数理学科教授として就任し,その後の理工学部情報科学科開設,それに続く大学院(修士および博士課程)の創設と発展に寄与し,2007年3月に退任した.
この間,数理学科と情報科学科の学科長,大学院数理学専攻および情報科学専攻の専攻主任,学長補佐,大学院理工学研究科委員長,総合研究所所長,大学法人評議員を務めた.さらに文部科学省21世紀COE(Centre of Excellence)プログラムの「作能力熟達に適用するメカトロニクス(Human Adaptive Mechatronics, HAM)」のプロジェクト研究において制御グループリーダーとして研究の推進に貢献した.
学会等においては,IEEE Man and Cybernetics Tokyo Section 会長,システム制御情報学会および計測自動制御学会評議員,多くの国際会議の組織委員や学術雑誌のEditorなどに就任した.さらに,アメリカ,ドイツ,イギリスなど,海外の大学との共同研究や研究集会を積極的に進めてきた.英国のRoyal Society外国人招聘プログラムによって2009年2月から4月までの3か月間University of the West of Englandの客員教授としてHAMに関する共同研究を行った.
研究分野はシステム制御理論を含む数学的システム理論,神経回路網理論および動的マシンビジョンなどである.

研究分野

 
 

経歴

 
2007年4月
 - 
現在
東京電機大学 名誉教授
 
2008年2月
 - 
2008年4月
University of the West of England  教授
 
1977年4月
 - 
2007年3月
東京電機大学理工学部 教授
 
1972年
 - 
1977年
東京電機大学 工学部 助教授
 
1974年8月
 - 
1976年5月
University of Texas at Austin 助教授
 
1972年4月
 - 
1974年3月
東京電機大学 助教授
 

学歴

 
1967年5月
 - 
1972年5月
テキサス大学オースチン校大学院 宇宙工学 博士課程
 
1963年4月
 - 
1966年3月
東京電機大学大学院 電気工学科 修士課程
 

委員歴

 
2006年
 - 
2007年
システム制御情報学会  システム制御情報学会確率的システム理論と応用に関する国際シンポジュウム組織委員
 
2005年
 - 
2006年
制御・自動操作に関する地中海国際会議プログラム委員
 
2000年
 - 
2005年
計測自動制御学会評議員
 
1998年
 - 
2003年
システム制御情報学会評議員
 
1998年
 - 
2001年
IEEEシステム・人間・サイバネティク国際会議組織委員
 
1991年
 - 
2000年
計測自動制御学会評議員
 
1991年
 - 
1994年
システム制御情報学会確率的システム理論と応用に関する国際シンポジュウム組織委員
 
1984年
 - 
1994年
システム制御情報学会評議員
 
1991年
 - 
1992年
IEEE  IEEEシステム工学国際会議組織委員
 
1990年
 - 
1992年
IEEE  IEEEシステム・人間・サイバネティク東京セクション会長
 
1991年
 - 
1991年
回路網・システム国際シンポジュウム特別セッション座長
 
1989年
 - 
1991年
計測自動制御学会論文委員会委員
 
1988年
 - 
1990年
回路網・システム国際シンポジュウム組織委員
 
1988年
 - 
1990年
SAIM  SIAM信号・制御に関する線形代数国際会議アドバイザー
 
1983年
 - 
1985年
IEEEシステム・人間・サイバネティク東京セクション副会長
 

論文

 
稲葉 博, 石井 潔
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング   93(341) 33-40   1993年11月
本論文ではMcCullough-Pitts型の動的ニューラルネットワーク(DNN)のリミットサイクルの構成法と連想記憶への応用について考察をする.まず,最初にDNNのいくつかの基本的性質を議論し,記憶すべきパターンベクトルをDNNの平衡解として指定する方法についての考察をする.つぎに,DNNにおけるリミットサイクルについて議論し,記憶すべき情報をDNNにおけるリミットサイクルとして記憶するための結合係数行列が満たすべき条件を示し,その結果をもとにリミットサイクルを記憶する結合係数行列の構成...
稲葉 博, 田辺 勝則
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング   93(341) 25-32   1993年11月
特別の構造を持ったマカロック・ピッツモデルの動的ニューラルネットワークを1つのモジュールと定義し,これを複数個組み合わせてできる大規模な動的ニューラルネットワークを用いて,高度な連想記憶を実現させることを試みた.このネットワークは,1つ1つのモジュールの平衡解を変えることなく,マルチモジュールニューラルネットワーク全体としての平衡解を指定した点になるように構成される.このネットワークに記憶すべきパターンが平衡解になるように結合係数行列の構成を提案する.応用として英単語認識のシミュレーション...
王 維本, 稲葉 博
システム制御情報学会論文誌   6(4) 171-179   1993年4月
王 維本, 稲葉 博
計測自動制御学会論文集   28(5) 564-569   1992年5月
大橋 淳士, 大塚 尚久, 稲葉 博
計測自動制御学会論文集   26(11) p1322-1324   1990年11月
伊藤 直治, 稲葉 博
システム制御情報学会論文誌   3(5) p121-127   1990年5月
軌道修正ベクトルに依存する修正誤差をもつ場合の最適軌道修正
稲葉博
計測自動制御学会論文集   11(2) 110-114   1975年   [査読有り]
確率場におけるInnovation Processes
稲葉博,笹川信二
計測自動制御学会論文集   10(6) 54-60   1974年   [査読有り]
パターン認識における特徴評価関数と判別関数
稲葉博,平松啓二
電気通信学会雑誌   50(3) 453-460   1967年   [査読有り]

Misc

 
ALIMHAN Keylan, INABA Hiroshi
計測自動制御学会北海道支部学術講演会論文集   41st 35-38   2009年
ALIMHAN Keylan, INABA Hiroshi
計測自動制御学会北海道支部学術講演会論文集   39th 39-42   2007年
WADA Shigeo, YAGI Hideki, INABA Hiroshi
IEICE transactions on fundamentals of electronics, communications and computer sciences   80(6) 977-985   1997年6月
This paper presents a discrete-time multiple short-time Fourier transform (MSTFT) suitable for a time-frequency analysis and synthesis of discrete-time nonstationary signals. An overcomplete set of multiple windows is used for a frame constitution...
八木 秀樹, 和田 成夫, 稲葉 博
電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集   1996(0)    1996年9月
We study the two-dimensional(2-D) Regular Nonuniform Short-Time Fourier Transform(RNSTFT). A 2-D window function used in the 2-D RNSTFT is given by using two 1-D window functions, which can have arbitrary time and frequency resolutions under const...
SHOJI Yoshimitsu, INABA Hiroshi
電気学会研究会資料. ECT, 電子回路研究会   1996(45) 1-8   1996年7月
稲葉 博
電気学会雑誌   92(9) 909-913   1972年9月

講演・口頭発表等

 
Professional activities in nearly 50 years of my careers [招待有り]
稲葉博
招待セミナー, 英国スタフォード大学(Staffordshire University, United Kingdom)   2009年3月   
Professional activities in nearly 50 years of my careers [招待有り]
稲葉博
招待セミナー,英国西イングランド大学(University of the West of England, United Kingdom)   2009年2月   
Nonlinear observers for machine vision corrupted by noises
稲葉博
招待セミナー,米国テキサス工科大学(Texas Tech University, USA)   2008年2月   
Practical Robust tracking for nonlinear systems with unstabilizable and/or undetectable linearization
稲葉博
招待セミナー,英国キングスカレッジ(King’s College London, London, United Kingdom)   2007年9月   
A problem of assigning stable fixed points with maximum stability radius in neural networks and its application to associative memory [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、米国ワシントン大学(Washington University, USA)   2005年6月   
Nonlinear observers appearing in machine vision [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、中国大連工科大学(Dalian University of Technology, China)   2004年3月   
Luenberger-type nonlinear observers for perspective linear systems in machine vision [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、韓国科学技術院脳科学研究所(The Brain Science Institute at Korea Advanced Institute of Science and Technology, Korea)   2002年10月   
Linear systems over rings
稲葉博
招待セミナー、米国イリノイ大学(Northern Illinois University, USA)   2000年7月   
The transfer matrix approach for linear systems over rings [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、米国ワシントン大学(Washington University, USA)   2000年6月   
Coprime factorization and block decoupling for linear systems over rings [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、イタリアアンコナ大学(University of Ancona, Italy)   1998年7月   
Neural networks and their application to associative memory [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、マレーシア理工大学(Universiti Sains Malaysia, Malaysia)   1997年12月   
Coprime factorizations of transfer matrices over rings [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、ドイツ ビュルツブルグ大学(University of Wuezburg, Germany)   1997年7月   
Multi-module dynamical neural networks and their application to associative memories [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、韓国高等科学技術院(Korea Advanced Institute of Science and Technology (KAIST), Korea)   1994年10月   
Multi-module dynamical neural networks and their application to associative memories [招待有り]
稲葉博
招待セミナー、米国テキサス大学オースチン校(University of Texas at Austin, Texas, USA)   1993年12月   
Linear systems and their decoupling problems [招待有り]
稲葉博
招待セミナー,ドイツ ビュルツブルグ大学(University of Wuezburg, Germany)   1993年8月   
Decoupling control problems of linear systems over rings [招待有り]
稲葉博
招待セミナー,スイス連邦工科大学(Swiss Federal Institute of Tech-nology (ETH), Switzerland)   1992年6月   
Block decoupling of linear systems defined over unique factorization domains [招待有り]
稲葉博
招待セミナー,オランダ デルフト大学(Delft University of Technology, The Netherlands)    1992年6月   
Identification of autoregressive linear systems [招待有り]
稲葉博
招待セミナー,米国ヒューストン大学(University of Houston, Texas, USA)   1985年7月   

競争的資金等の研究課題

 
操作能力熟達に適用するメカトロニクス
日本国文部科学省: 21世紀COEプログラム
研究期間: 2003年7月 - 2008年3月    代表者: 古田勝久(代表者),原島文雄(副代表者),稲葉博(制御グループリーダー),他15名
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 稲葉博
(1)2次元のネッワークの状態を複素数z=x+iyと表し,動的システムを(dz(t))/(dt)=f(z(t))のように表すとき,このシステムに指定した複数の安定なリミットサイクルを設定するには関数f(z)をどのように選べばよいかと言う問題を考察してきた.1つの安定なリミットサイクルを設定する問題は容易であるが,複数個の設定問題は想像していた以上に複雑であり,具体的な成果としてはまとめることが出来なかった.しかしいくつかの重要な視点が明確になり,今後の研究に有用であると考えられる.(2)1...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2001年 - 2002年    代表者: 稲葉博
動的マシンビジョンにおける基本的な問題は,既知または未知の運動方程式に従って運動している物体をカメラで観測し,そこで得られる時間的に変化する視覚情報(optical flow)から,物体の運動を理解,または運動を特徴づけるパラメータや物体の形状を決定することである.透視的システムはこのような動的マシンビジョンの問題を数理的に表現するときに現れ,システム理論的立場からこの基本的な問題はシステムの未知状態の推定および未知パラメータの同定問題として記述することができる.最も簡単な動的マシンビジョ...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 1999年 - 2000年    代表者: 稲葉博
申請者らは、Washington大学Bijoy K.Ghosh教授との共同研究で,すでに,4次元空間における線形運動を透視して得られる3次元射影空間の透視システムがRiccati方程式で表され,さらにそれを透視して得られるシステムもまたRiccati方程式で表されることを示し、このRiccati運動方程式の運動パラメータの可同定性に関して研究した.特に.運動物体が透視投影により観測される場合と直交射影により観測される場合での可同定性に関していくつかの成果が得られ,拡張カルマンフィルタを用い...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C), 基盤研究(C))
研究期間: 1995年 - 1996年    代表者: 稲葉博
本研究では,神経細胞の単純な数学モデルとして,1943年に提案されたMcCullough-Pittsモデルを用いた動的ニューラルネットワークの構成理論を安定平衡解の立場から考察している.特に,動的ニューラルネットワークを連想記憶へ応用する立場で,まず単純な連想記憶を実現するモジュール(動的)ニューラルネットワークを導入し,このモジュールを多数結合することによって,より複雑な連想記憶を実現する大規模ニューラルネットワークの構成理論を構築してきた.具体的には,次のような成果が得られた:(i)動...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1992年 - 1993年    代表者: 稲葉博
本研究は,q〓0個の実数パラメータλ={λ_1,λ_2…,λ_q}に依存して決まる動的システムS(λ)の族Sに対して,その数学的記述,構造および制御理論への応用を目的としている.まず最初に,状態空間Xが有限次元で,システムSが線形かつパラメータλに関して多項式の場合をq=1とq〓2に分けて考察した.q=1の場合,S1は変数実多項式環上の線形システムとして記述できるので,この環の性質を利用してシステムSの基本構造,特に,可到達性部分加群等の性質について詳しく考察し,外乱除去問題が解けるための...