岩井圭司

J-GLOBALへ         更新日: 16/10/03 10:36
 
アバター
研究者氏名
岩井圭司
URL
http://kaken.nii.ac.jp/ja/r/20263387
所属
兵庫教育大学
部署
学校教育研究科
職名
教授
学位
博士(医学)
その他の所属
日本トラウマティック・ストレス学会(公社)ひょうご被害者支援センター神戸大学

プロフィール

精神科の医師ですが、現在は教員養成大学で臨床心理学・精神保健学を担当しています。
専門は精神病理学、主たる関心領域はPTSDをはじめとする心的外傷関連領域、および統合失調症。

いま最も力を入れているのは、精神的被害の法廷評価、すなわち「被害者鑑定」です。
これを、刑事精神鑑定、成年後見に係る民事精神鑑定に次ぐ「第3の精神鑑定」と位置づけ、より多くの医師・心理職が積極的に裁判関与できる環境づくりをめざし、研究・啓発・提言を行っています。
この十年間で、私的鑑定を合わせると60余件の裁判に関与してきました。

臨床家としては恩師中井久夫教授のほか、中井先生を通してH.S.Sullivanに学び、また近年はM.Ericksonに私淑しています。

1961年大阪生まれ。奈良で育ち、1980年大阪教育大学附属高校天王寺校舎卒業、1986年に神戸大学医学部医学科卒業。
精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、同 指導医、日本臨床心理士認定協会認定臨床心理士。

研究分野

 
 

経歴

 
2014年4月
 - 
現在
神戸大学大学院医学研究科 客員教授
 
2011年4月
 - 
2013年3月
兵庫教育大学 発達心理臨床研究センター センター長
 
2008年4月
 - 
2012年3月
兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程) 副研究科長
 
2005年4月
 - 
現在
兵庫教育大学 大学院学校教育研究科 教授
 
2004年3月
   
 
兵庫教育大学 学校教育学部 教授
 

受賞

 
2007年5月
日本精神神経学会 精神医療奨励賞
受賞者: 岩井圭司(NPOひょうご被害者支援センターを代表して)
 

論文

 
岩井 圭司
精神科治療学   31(6) 785-790   2016年6月
中井久夫による統合失調症の寛解過程論について、その医学的背景と中井が発見した臨界期現象とを中心に概説した。中井の寛解過程論は、遠くヒポクラテスからSelye,H.のストレス学説、Laborit,H.の侵襲学に至る"全身医学"の成果を踏まえ、回復論的治療観と治療的精神病理学の地点に立つ。すなわち、統合失調症の回復は発病過程を逆行することにあるのではなく、回復期においては心身両面に現れてくる統合失調症非特異的症状の消長と推移を、「変化力」と「維持力」、あるいは病気の勢いと回復力といった「2方向...
岩井 圭司
トラウマティック・ストレス : 日本トラウマティック・ストレス学会誌 = Japanese journal of traumatic stress : official journal of the Japanese Society for Traumatic Stress Studies   13(2) 111-121   2015年
【阪神・淡路大震災20年】 活かされた経験、活かされなかった教訓
宮崎 隆吉, 岩井 圭司, 藤田 昌子, 田中 究, 加藤 寛
トラウマティック・ストレス   12(2) 175-191   2014年12月
医療的ケア従事者の協働達成感尺度の開発 特別支援学校の医療的ケア従事者の協働を促進する要因
金山 三惠子, 岩井 圭司
小児保健研究   73(4) 608-612   2014年7月
本研究の目的は、特別支援学校において医療的ケアに従事している一般教職員、養護教諭および看護師の協働達成感を測定する尺度を作成し、その信頼性、妥当性を検証することである。兵庫県において、看護師を配置して医療的ケアを行っている特別支援学校全25校を対象とした質問紙調査を実施し、19校(149人)から回答を得た。探索的因子分析によって、本尺度の信頼性、妥当性が検証された。協働達成感尺度は「組織・システム的要因」、「専門的対人関係要因」、「日常的対人関係要因」の3下位尺度28項目から構成された。こ...
【精神療法の危機と再生】 構造化されつつある精神科臨床と教育に警鐘を
角野 善宏, 田中 究, 岩井 圭司
治療の声   14(1) 19-28   2013年11月

Misc

 
傾聴・共感に先立つ(べき)もの、そして制度としての聴く者 <語る>を支えるケアは、初診の前に始まっている
岩井 圭司
臨床精神病理   37(1) 110-110   2016年4月
岩井圭司
日本トラウマティック・ストレス学会大会プログラム・抄録集   14th 20   2015年6月
岩井圭司
日本トラウマティック・ストレス学会大会プログラム・抄録集   14th 78   2015年6月
トラウマ記憶に焦点化しない治療 PTSD治療の新しい潮流 PTSDの精神療法 その歴史と"思想"
岩井 圭司
精神神経学雑誌   (2014特別) S324-S324   2014年6月

書籍等出版物

 
H.S. サリヴァン (担当:共訳)
みすず書房   1995年2月   ISBN:4622040972
慶應義塾大学出版会   2013年2月   
星和書店   2005年4月   ISBN:479117710X
阪本 健二 (担当:編者)
星和書店   1999年1月   ISBN:4791103890

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
精神科医の民事裁判への関与(鑑定、証言等)を促 進するための研究
民事紛争処理研究基金: 
研究期間: 2012年       代表者: 岩井圭司
 本研究では、被害者の権利擁護と円滑な裁判進行のために、精神科医の民事裁判に対するより積極的な関与をめざして、精神科医の積極的裁判関与に関する促進因子と忌避因子とを抽出することを試みた。
 日本精神神経学会の会員名簿に基づき、会員の約10%を無作為抽出し、mail-to-mail法によって質問紙を送付・回収した。その結果、204通の回答を得た。回答率は30.3%であった。
 成年後見制度に係る精神鑑定を除く民事裁判に関与(鑑定書、意見書の作成、法定での証言等)したことのある者は、回答者の4...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2005年 - 2007年    代表者: 岩井 圭司
裁判において精神的被害を正しく評価するためには、被験者の意識的あるいは無意識的な意図によって症状が過大に報告されることの少ない質問紙が必要である。その目的で、まずは外傷後ストレス障害(PTSD)診断におけるミネソタ多面人格目録(MMPI)の特性と有用性について検討した。対象としたのは自験例55例(うちPTSDは36例である)。従来からMMPI診断に用いられてきたプロフィール-4つの妥当性尺度と10の臨床尺度とからなるプロフィール-は、PTSDの病態を反映しており、PTSDと非PTSDをかな...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 冨永 良喜
児童養護施設で生活する小学5年生・6年生(65名)を対象に、ストレスマネジメントを基軸とした3泊4日の宿泊キャンプを実施した。キャンプ内容は、子どもが、自分が選んだプログラムをトレーナーと一緒に体験し、発表会というストレス事態を乗りこえる経験を通して、ストレスへのつき合い方を自然に学ぶこととした。前後に各児童養護施設に入所している児童(小学校5,6年生全員;125名)にストレス反応調査票(嶋田ら、1994)と子どものストレス対処尺度(冨永典、2003)と子ども版災害後ストレス反応調査票(冨...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 岩井 圭司
本来、防災教育はその災害時における実効性にとどまらず、ひろく精神保健、サイコエデュケーション、さらには人権教育、道徳教育につながるパースペクティヴを有している。しかし、防災教育と実際の防災計画との連携はこれまでのところ乏しいものであるし、その連携についての提言もほとんどなされていないのが実情である。そこで本研究では、防災計画と防災教育の統合をめざして、実効ある防災計画・防災マニュアルを同時に防災教育の教材としても活用可能なものとする方途をさぐった。昨年度われわれは、都道府県および政令指定都...