佐藤夏雄

J-GLOBALへ         更新日: 14/04/11 02:45
 
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研究者氏名
佐藤夏雄
 
サトウ ナツオ
通称等の別名
Natsuo Sato
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/r/50132709.ja.html
所属
国立極地研究所
部署
国立極地研究所 研究教育系宙空圏研究グループ
職名
特任教授
学位
理学博士、1979年(東京大学)

プロフィール

研究課題と活動状況: (1)オーロラ現象の昭和基地-アイスランド共役点観測研究:昭和基地とアイスランドはオーロラ帯で唯一存在する地磁気共役点の位置関係にある。このユニークな利点を最大限利用しての同時観測から、オーロラの形状や動きなどの共役性・非共役性の研究を行っている。特に、いまだ未解決である脈動オーロラの発生機構や発生領域の研究、及び、デスクリートオーロラ形状の共役性・非共役性を生み出す発生機構の研究を行っている。(2)国際SuperDARNレーダーを用いたオーロラ現象の観測研究:昭和基地に2基ある大型短波レーダーを中心に、両極を広くカバーする国際SuperDARNレーダー網のデ-タを用いて、可視オーロラのダイナミクスと電離圏対流との関係や太陽風の磁場効果、及び、その南北半球の比較研究を行っている。極域観測歴: (1)南極域:第15次南極地域観測隊(越冬隊/1973-1975)、仏国ケルゲーレン基地(交換科学者/1977)、ソ連マラジョージナヤ基地(交換科学者/1979-1980)、第22次南極地域観測隊(越冬隊/1980-1982)、第29次南極地域観測隊・副隊長兼夏隊長(夏隊/1987-1988)、第34次南極地域観測隊・隊長兼越冬隊長(越冬隊/1992-1994) (2)北極域:ノルウエーにおけるIMS日仏共役点予備観測 (1976)、アイスランドにおけるIMS日仏共役点観測(1977)、アイスランドにおける昭和基地とのオーロラ共役点観測(1983~現在)、ノルウェーにおける国際共同大気球実験(1985) (3)その他のフィールド 

研究分野

 
 

経歴

 
2013年
   
 
国立極地研究所 名誉教授
 

委員歴

 
 
   
 
地球電磁気・地球惑星圏学会運営委員会(1989.4-1993.3、1995.4-1997.3)
 
2006年
 - 
2008年
SCAR ICESTAR Lead member (2006-2008)
 
1989年2月
 - 
1991年8月
日本学術会議地球電磁気学研究連絡委員会(1989.2-1991.8)
 
1989年2月
 - 
1994年3月
日本学術会議地球電磁気学研究連絡委員会STE専門委員(1989.2-1994.3)
 
1991年9月
 - 
2000年9月
日本学術会議宇宙空間研究連絡会(1991.9-2000.9)
 

受賞

 
1982年
日本地球電気磁気学会・田中館賞(1982)
 
1998年
NASAグループ賞(1998)
 

論文

 
Absence of geomagnetic conjugacy of pulsating auroras
Watanabe,M., Kadokura,A., Sato,N., and Saemundsson,T.,
Geophys. Res. Lett.   34, L15107, doi:10.-1029/2007GL030469   2007年   [査読有り]
Neutral atom emission coming from the direction of the high-latitude magnetopause under northward IMF
Taguchi,S., Hosokawa,K., Murata,Y., Nakao,A., Collier,M.R., Moore,T.E., Sato,N., and Yukimatu,A.S.,
Advances in Polar Upper Atmospheric Research   20,17-26   2006年   [査読有り]
Japanese polar patrol balloon experiments from 2002 to 2004
Izutsu,N., Iijima,I., Kawasaki,T., Matsuzaka,Y., Namiki,M., Ohta,S., Saito,Y., Toriumi,M., Yamagami,T., Ebihara,Y., Ejiri,M., Kadokura,A.., Sato,N., Yamagishi,H., Katayose,Y., Tomida,Y., Fujii,M., Kasahara,K., Murakami,H., Konno,Y., and Uchiyama,S.,
Advances in Space Research   37, 2043-2051   2006年   [査読有り]
Neutral atom emission in the direction of the high-latitude magnetopause for northward IMF:Simultaneous observations from IMAGE spacecraft and SuperDARN radar
Taguchi,S., Hosokawa,K., Nakao,A., Collier,M.R., Moore,T.E., Yamazaki,A., Sato,N., and Yukimatsu,A.S.
Geophysical Research Letters   33,L03101, doi:10.-1029/2005GL025020   2006年   [査読有り]
A decade of the Super Dual Auroral Radar Network(Super DARN):Scientific achievements, new techniques and future directions
Chisham,G., Lester,M., Milan,S.E., Freeman,M.P., Bristow,W.A., Grocotte, A., McWilliams,K.A., Ruohoniemi,J.M., Yeoman,T.K., Dyson,P., Greenwald,R.A., Kikuchi,T., Pinnock,M., Rash,J., Sato,N., Sofko,G.J., Villain,J.-P., and Walker,A.D.M.,
Surveys of Geophysics   28, 22-109   2007年   [査読有り]

Misc

 
両極からみたIGYからIPY-4への超高層物理学研究
藤井良一、佐藤夏雄
学術月報   57, 391-398   2004年
オーロラの南北半球比較観測研究
佐藤夏雄、藤井良一
電子学会誌   124, 89-91   2003年
オーロラ現象の南北半球対称性・非対称性の研究
佐藤夏雄
極地   39, 37-47   2002年
日英大型短波レーダーによる極域電磁圏ダイナミックスの南半球比較研究
佐藤夏雄
学術月報   V0l.55, No 11, 1084-1090   2002年
オーロラの南北両極比較
佐藤夏雄
Science & Technology Journal      2002年

書籍等出版物

 
暁の女神「オーロラ」 南極ってどんなところ?
国立極地研究所, 柴田鉄治, 中山由美
朝日新聞社   2005年   
オーロラの物理 南極・北極の百科事典
国立極地研究所「南極・北極の百科事典」編集委員会編
丸善   2004年   
ELF/VLF自然電波 南極・北極の事典
国立極地研究所「南極・北極の百科事典」編集委員会編
丸善   2004年   

講演・口頭発表等

 
Generation region of pulsating aurora obtained simultaneously by the FAST satellite and a Syowa-Iceland conjugate pair of observatories (Invited Talk) [招待有り]
Sato, N., Wright, D. M., Carlson, C. W., Ebihara, Y., Sato, M., Saemundsson, T., Milan, S. E., Lester, M.
Winkler Symposium, Univ. Minnesota, USA, 21-23 April   2004年   
Conjugacy and non-conjugacy of auroral breakup observed by the Syowa-Iceland conjugate observatories (Invited Talk) [招待有り]
Sato,N., and Saemundsson,T.
AGU Spring Meeting, Montreal, Canada, 17-21 May   2004年   
地上からのネットワーク観測による電磁圏モニタリング (Invited Talk) [招待有り]
佐藤夏雄
CAWSES キックオフシンポジウム、伊良湖   2004年   
SuperDARN HF Radar and Magnetometer Networks to Contribute Space Weather Studies (Invited Talk) [招待有り]
Sato,N
GCCA5, Tsukuba, 15-16 Nov.   2004年   
Conjugate Ionospheric Disturbances affected by the 23 November 2003 Solar Eclipse over Antarctica (Invited Talk) [招待有り]
Sato, N.,Kadokura, A., Saemundsson,T, Shinkai,Y., Yukimatu,A.S., Ogawa,T., Fujii,R., Villain,J-P., Milan,S., Lester,M., and Hu,H.
The second International Symposium on Polar Sciences of China   2004年   

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
一般研究(C):極域電磁環境に及ぼす太陽活動と人間活動に関する研究(1990-1991)
国際学術研究:高緯度共役点観測による太陽風エネルギー流入過程の南北半球対称性・非対称性の研究 (1992-1994) 
国際学術研究:カスプ帯とオーロラ帯2対共役点観測(1995-1996)
科学研究費:SupreDARNを用いた電磁圏ダイナミックス(1996-1997)
基盤研究(B):レーダと地上観測による南北共役性の研究(1997-1999)

社会貢献活動

 
社会活動・貢献など
【その他】
悠久会講演会・新潟県中越高校(2003.7)
社会活動・貢献など
【その他】
NHKハイビジョン講演会(2004.1)
社会活動・貢献など
【その他】
南極教室講演会・千葉県浦安市当代島公民館(2004.2)
社会活動・貢献など
【その他】
南極教室講演会・沖縄県石垣島公民館(2004.10)
社会活動・貢献など
【その他】
南極観測50周年講演会・新潟県上越市(2006.8)

その他

 
1.脈動オーロラ発生機構の研究:脈動オーロラのFAST衛星と昭和基地-アイスランド共役点同時観測イベントの解析を進め、発生領域が磁気赤道面でなく地球に近い場所であることや、形状にポテンシャル構造が関係すること、オーロラの周期性には共役性がないこと、加速電場の存在の指摘など、脈動オーロラの発生機構と発生領域に関しての事実を得ることができた。その後、THEMIS衛星と地上同時観測やCLUSTER衛星と地上同時観測により脈動変調が起こる場所と原因の研究を進めている。

2.オーロラブレイクアップ現象の共役性に関する研究:2003年9月に実施したアイスランドと昭和基地の共役点観測中に、二晩連続でオーロラブレイクアップ現象の共役性に関する興味深いデータが得られた。その結果、一晩は過去20年間の観測では得られていない、共役性が極めて良い現象であった。このデ-タを用いて昭和基地の地磁気共役点位置の時間的変動のトレースと微細構造の共役性に関する成果を世界に先駆けて論文に発表することができた。

3.国際SuperDARNレーダーを用いた研究:国際SuperDARNレーダーの一翼を担う昭和基地レーダーの研究代表者として2012年まで活動してきた。昭和基地レーダーの共役点視野である英国レスター大学との研究協力関係がより深くなり、相互に多くの共同研究を推進することができた。また、南極側レーダーに関しては、中国中山基地での日中共同観測も進めてきた。