お知らせ

 地方議会の運営を研究しています。明治以来の会議録や議案などを読み、議会がどのように活動してきたかを調べています。そこから歴史や文書管理にも関心を持っています。行政と異なり、監督官庁・上級庁などが存在しないのが地方議会です。そこで重要なのが議会間の連携組織=議長会。議会相互の連携・協力や、議会のボトムアップ型自律がどのように行われてきたかなど、学術的にほとんど解明されていない問題を2019年度に採択された科学研究費「町村議会議長会未公開資料群データインフラストラクチャーの構築と研究」課題番号19K01447で解明します。得られた成果は「地方議会研究室」のページやブログなどで報告いたします。

 研究は自分の好奇心を満足させれば良い、とは思っていません。元・実務家として研究の成果は実務にお返しし、議会を通じて地域を良くしていくことにつながるようにと考えています。

 最近、議員のなり手がいないと言われています。世間は規制改革で成長政策が進められているのに、地方議員にはさまざまな岩盤規制が行われています。地方議会にも規制改革を行って自律性を高めることが必要ですが、何より地域での豊かな生活ができなければ自治を担うこともできません。町村・地方圏をもっと明るく、楽しく、そして豊かに。私の議会研究もその一助になればと考えています。

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