Researchlog by Noriko Arai

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2009/09/19

日本ソフトウェア科学会in島根 ほか

Tweet ThisSend to Facebook | by norico
広島のICTビジョン検討委員会、日本ソフトウェア科学会・しまねOSS協議会 OS4のオープンソースサロンでの講演のため、中国地方に行ってまいりました。
島根市内写真

日本ソフトウェア科学会は、特別企画「オープンソースソフトウェア内輪話」に、COINSプロジェクトを先導してらっしゃった元筑波大学の中田育男先生や、Rubyプロジェクトの前田修吾さんとご一緒させていただきました。会場には、Rubyの開発者、まつもとひろゆきさんの姿も。
いただいたお題は、「成功するオープンソースプロジェクトとは」。
成功している・・・んでしょうか?NetCommons。自分ではよくわかりませんが・・・
ただ、毎年数千も誕生している、ともいわれるオープンソースソフトウェア。SourceForgeを見ると、一度もダウンロードされた形跡のないOSSも少なくない中、2000以上の組織で日々使っていただいているのは、ありがたいことだと思っています。

オープンソースは生み出す労力よりも、維持する労力のほうがずっとたいへん。維持するだけでなく、競争に勝ち抜いていくのはもっとたいへん。 というのが、参加したオープンソース関係者3人の共通した実感のようでした。
国は、オープンソースが生まれるときには支援してくれるんですが、維持にはお金は出してくれないんですよね・・・ちゃんとユーザがついているにもかかわらず。この仕組みのままだと、「イベント的オープンソース」(外部資金を獲得する方便としてオープンソースを標榜し、外部資金が切れたら、ユーザがいようといまいとメンテナンスを終了する)が増えて、オープンソースの評判を落とす結果にもなりかねないのでは?と、やや(とても)心配です。

ところで、日本ソフトウェア科学会のホームページ、ちょっとクラシカルすぎないでしょうか。もしよろしければNetCommons、お使いくださいね絵文字:女性




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コメント
nodat2009/09/19 20:37:48
昨日(18日)は日本ソフトウェア科学会そしてオープンソースサロンとご苦労様でした。
NetCommonsの紹介はとても楽しかったです。
Ruby Cityでの普及はちょっと困難かもしれませんが・・・

ResearchMapのほうは島根大学で「オルグ」しておきます!
norico2009/09/19 21:11:15
18日はたいへんお世話になり、ありがとうございました。ぜひResearchmapを島根でもよろしくお願いいたします。ガジェットも一度ぜひお試しください。
教育関係向けCMSはまだon Rubyのものは(オープンソースでは)ない(?)ようですので、その方面でNetCommonsのほうもぜひご活用ください。
mao2009/09/24 10:54:20
連休前のお忙しいところ、先週は日本ソフトウェア科学会大会の特別企画にご参加いただきましてありがとうございました。

野田先生に声をかけていただき、早速登録させていただきました。招待自体は先週いただいたのですが、研究者番号が分からなかったため、今日の登録に至りました。
ymiwa2009/09/27 03:27:37
>外部資金が切れたら、ユーザがいようといまいとメンテナンスを終了する
これは、実際に経験しています。その話は吉田智子さんの「オープンソースの逆襲」174ページにあります。(財)の担当者は、「オープンソースなのだから、ソースをみればなんでもわかるはず。分からないのはSEが無能だから」だと思い込んでいるかのようでした。
norico2009/09/27 11:11:03
>mao先生
こちらこそ貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。「UIの重要性」についてmao先生と意見が一致したのは嬉しかったです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
norico2009/09/27 11:12:29
>ymiwaさん
(財)の担当者は、いろいろと不思議なことを言うんですよね。「高等教育を受けた人は生涯賃金で得をするんだから、高等教育は基本的に受益者負担にすべき」とか。全体的に近視眼的なんじゃないかと。