美添一樹

J-GLOBALへ         更新日: 17/02/23 16:56
 
アバター
研究者氏名
美添一樹
eメール
kazuki.yoshizoeriken.jp
所属
特定国立研究開発法人理化学研究所
部署
革新知能統合研究センター (AIP)
職名
ユニットリーダー
学位
博士(情報理工学)

プロフィール

人工知能、特に探索アルゴリズムに興味があります。近い将来、1000コア以上で効率よく動作するグラフ探索アルゴリズムが多くの分野で必須になると思われます。そのために、探索アルゴリズムの分散メモリ環境での並列化に取り組んでいます。

2005年頃からコンピュータ囲碁に興味を持ち、証明数探索、モンテカルロ木探索などの研究に取り組んでいました。これらに限らず探索アルゴリズム全般に興味があります。最近はSATソルバ、制約充足問題、頻出パターンマイニング、機械学習の探索への応用にも興味を持っています。

並列コンピューティングの研究に取り組んだことがあり、また以前にはバイオメトリック認証の研究にも取り組んでいました。短い期間でしたが企業での無線通信関係の研究開発や、量子計算のプロジェクトでの量子計算のシミュレーションなどについての研究を行っていたこともあります。

以下のような肩書きを持っています/いました。
・電子情報通信学会 バイオメトリックシステムセキュリティ研究会 専門委員
・情報処理学会 ゲーム情報学研究会 運営委員
・情報処理学会 論文誌編集委員
・Game Programming Workshop プログラム委員 2008〜
・Game Programming Workshop プログラム委員長 2012, 2013

研究分野

 
 

論文

 
Junichi Hashimoto,Akihiro Kishimoto,Kazuki Yoshizoe,Kokolo Ikeda
Advances in Computer Games - 13th International Conference, ACG 2011, Tilburg, The Netherlands, November 20-22, 2011, Revised Selected Papers   1-12   2011年   [査読有り]
Daisuke Ishii,Kazuki Yoshizoe,Toyotaro Suzumura
Principles and Practice of Constraint Programming - 20th International Conference, CP 2014, Lyon, France, September 8-12, 2014. Proceedings   398-406   2014年   [査読有り]
Scalable Distributed Monte Carlo Tree Search
Kazuki Yoshizoe, Akihiro Kishimoto, Tomoyuki Kaneko, Haruhiro Yoshimoto and Yutaka Ishikawa
Proceedings of The Fourth Annual Symposium on Combinatorial Search (SoCS2011)   4 180-187   2011年   [査読有り]
Triple Line‐based Playout for Go -- An Accelerator of Monte Carlo Go
Kenichi Koizumi, Mary Inaba, Kei Hiraki, Yasuo Ishii, Takefumi Miyoshi and Kazuki Yoshizoe
In Proc. 2009 International Conference on ReConFigurable Computing and FPGAs (ReConFig'09)      2009年12月   [査読有り]
A Study on Security Evaluation Methodology for Image based Biometrics Authentication Systems
Yasuhiro Tanabe, Kazuki Yoshizoe, Hideki Imai.
Proceedings of IEEE Third International Conference on Biometrics: Theory, Applications and Systems (BTAS09)      2009年   [査読有り]
AND-OR Tree Search Algorithms for Domains with Uniform Branching Factors
Kazuki Yoshizoe
Ph.D. Thesis, Department of Computer Science, Graduate School of Information Science and Technology, the University of Tokyo      2009年
副田俊介, 美添一樹, 岸本章宏, 金子知適, 田中哲朗, ミュラーマーティン
情報処理学会論文誌   48(11) 3455-3462   2007年11月
本論文では脅威度と証明数・反証数の双方を利用するdf-pn λ探索を提案する.脅威度と証明数・反証数は,両者ともAND/OR木探索を効率的に行うための指標であり,脅威度を利用するλ探索と,証明数・反証数を利用するdf-pn探索は,どちらも優れた探索アルゴリズムである.脅威度と証明数・反証数の双方を用いることで,探索をさらに効率的に行うことは自然なアイデアである.脅威度と証明数・反証数の関係を結び付けるために,本論文では各節点ごとに,各脅威度に対応する疑似節点をモデル化する.そのうえで,疑似...
A Privacy Protection Scheme for a Scalable Control Method in Context-Dependent Services
Rei Yoshida, Rie Shigetomi, Kazuki Yoshizoe, Akira Otsuka, and Hideki Imai.
Lecture Notes in Computer Science, Western European Workshop on Research in Cryptology (WEWoRC 2007)   4945 1-12   2008年   [査読有り]
A new proof-number calculation technique for proof-number search
Kazuki Yoshizoe
Lecture Notes in Computer Science, Computers and Games (CG 2008)   5131 135-145   2008年   [査読有り]
指静脈認証システムにおけるセキュリティ評価手法の提案.
田辺 康宏, 美添 一樹, 今井 秀樹.
2008年 暗号と情報セキュリティシンポジウム(SCIS2008)   3B-42   2008年
証明数と反証数を用いたλ探索
副田俊介, 美添一樹, 岸本章宏, 金子知適, 田中哲朗, マーティンミュラー.
情報処理学会論文誌   48(11) 3455-3462   2007年   [査読有り]
Lambda depth-first proof number search and its application to go
Kazuki Yoshizoe, Akihiro Kishimoto, and Martin Mueller
Proc. of the 20th International Joint Conference on Artificial Intelligence (IJCAI-07)   2404-2409   2007年   [査読有り]
Monte carlo go has a way to go
Haruhiro Yoshimoto, Kazuki Yoshizoe, Tomoyuki Kaneko, Akihiro Kishimoto, and Kenjiro Taura.
Twenty-First National Conference on Artificial Intelligence (AAAI-06)   1070-1075   2006年   [査読有り]
A search algorithm for finding multi purpose moves in sub problems of Go
Kazuki Yoshizoe.
10th Game Programming Workshop (GPW05)   10 76-83   2005年   [査読有り]
HSDPAにおけるピーク抑圧閾値と誤り率の関係についての一検討
美添 一樹, 齋藤 直之, 岩松 隆則.
電子情報通信学会2004ソサイエティ大会, IEICE Soc.   B-5-31   2004年
Speculative Parallel Execution on JVM
Kazuki Yoshizoe, Takashi Matsumoto and Kei Hiraki.
Proceedings of the 1st UK Workshop on Java for High Performance Network Computing      1998年   [査読有り]

Misc

 
戸田 貴久, 竹内 聖悟, 美添 一樹
電子情報通信学会誌 = The journal of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers   97(12) 1097-1102   2014年12月
美添 一樹, 藤森 淳, 今村 剛, 田中 秀幸, 野中 勝, 吉川 一朗
東京大学理学系研究科・理学部ニュース   42(6) 17-19   2011年3月
「ゲーム木検索」/「スピントロニクス」/「金星のスーパーローテーション」/「グラフェン」/「獲得免疫と自然免疫」/(あとがき)
美添 一樹, 村松 正和
数学セミナー   49(10) 52-57   2010年10月
美添 一樹, 石川 裕
情報処理学会研究報告. [ハイパフォーマンスコンピューティング]   2010(27) 1-7   2010年7月
モンテカルロ木探索を並列化するためのフレームワークを提案する.逐次でのモンテカルロ木探索の実装を持っている利用者に対し,容易に分散並列環境を活用する手段を提供することを目的とする.並列化手法として Transposition table Driven Scheduling を用いることにより,高い並列度でも有効なフレームワークが作成できると期待される.
分散並列モンテカルロ木探索フレームワークの提案
美添一樹, 石川裕
IPSJ HPC研究会   126(27) 1-7   2010年8月
小泉賢一, 石井康雄, 美添一樹, 三好健文, 菅原豊, 稲葉真理, 平木敬
電子情報通信学会技術研究報告. CPSY, コンピュータシステム   109(168) 55-60   2009年7月
モンテカルロ碁において,プレイアウトの実行には時間がかかる.これまでFPGA上にプレイアウト回路を実装することによって高速化するという試みはなされてきたが,FPGA内の資源の使用率が非常に高く,高速なプレイアウトを実現することは難しかった.本論文では囲碁のルールに特化したプレイアウト処理の並列化アルゴリズムTLPG(Triple Line-based Playout for Go)を提案し,9路盤用および19路盤用のプレイアウト回路をFPGA内に実装した.プレイアウトの高速化を行い,シミュ...
美添一樹
情報処理   49(6) 686-693   2008年
囲碁は,主なボードゲームの中でコンピュータの挑戦を拒み続けてきた唯一のゲームである.囲碁の難しさは良い評価関数を作ることが困難であるということに起因していた.しかし2006年にコンピュータ囲碁の世界にまったく新しいアルゴリズムがもたらされた.評価関数が不要という画期的な探索アルゴリズム,通称,モンテカルロ木探索と呼ばれるものである.登場から2年あまりで9路盤ではプロ棋士を破るほどの強さを獲得した.そのアルゴリズムの性質や理論的背景について述べ,今後の展望を探る.
美添一樹, 今井浩
情報処理学会研究報告. GI, [ゲーム情報学]   2005(87) 63-70   2005年9月
囲碁においては、盤面全体に対する、速く正確な評価関数を作ることは困難である。そのため、小目標ごとのサーチが、囲碁プログラムの間では広く用いられている。ここで問題になるのが小目標間の依存関係である。小目標の勝敗に影響を与える範囲を求めて依存関係を解決するアプローチが研究され始めている。relevancy zoneという概念が使われ始めているが、この求め方を改良することを目標としたアルゴリズムを提案する。二つの小目標についてそのような範囲が重なっていれば、そこが両利きの候補となる。

書籍等出版物

 
美添 一樹, 山下 宏 (担当:共著)
共立出版   2012年11月   ISBN:4320123271

講演・口頭発表等

 
モンテカルロ法によるゲームAIの可能性.
美添一樹
CESA Developer's Conference (CEDEC2009)   2009年   
「囲碁から生まれたアルゴリズム:モンテ カルロ木探索」
美添一樹
電子情報通信学会 東京支部講演会 コンピュータ将棋・囲碁の最新動向.   2009年   
コンピュータ囲碁におけるモンテカルロ法. [招待有り]
美添一樹
エンターテイメントと認知科学研究ステーション 第5回講演会 (電気通信大学)   2008年6月   
囲碁AIにおける革命「モンテカルロ木探索」とは何か? [招待有り]
美添一樹
DigraJapan(日本デジタルゲーム学会) 公開講座08年11月, 東京大学   2008年   
Lambda Depth-first Proof Number Search : A novel algorithm for AND/OR tree search [招待有り]
Kazuki Yoshizoe.
In AI Seminar Series, Department of Computing Science, University of Alberta   2006年   

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2011年 - 2013年    代表者: 須田 礼仁
自動チューニングの実現には、プログラミング、システム、数理、アプリケーションの4領域の技術的確立が必要である。本課題はこの4領域の研究を推進し,自動チューニングのための汎用的なソフトウェア技術を総合的に研究開発することを目的とする。数理分野では,自動チューニング数理ライブラリATMathCoreLibの機能拡張を行なった.また性能相関という概念を提唱し,変化点のある自動チューニング,密行列積,疎行列ソルバ等において数理モデル化と準最適実験計画の構築を行った.アプリケーション分野では,特異値...
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2011年 - 2012年    代表者: 美添 一樹
汎用性が高いことで知られる確率的な探索アルゴリズム、モンテカルロ木探索の大規模並列化を可能とした。これはTDS-df-UCTアルゴリズムの提案によるものである。仮想ゲームでの実験では最大3,200倍の高速化を達成した。収束が遅くなる場合の性能を向上させるためにAcceleratedUCTアルゴリズムを提案し、複数のゲームで効果を実証した。また、大規模並列囲碁プログラムおよび汎用並列探索ライブラリを実装した。
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(A))
研究期間: 2013年 - 2016年    代表者: 美添 一樹
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2007年 - 2009年
本年度の主な研究成果は以下のとおりである.
1.昨年度,既存の虹彩認証システムで採用されているアルゴリズムに対し,ウルフ攻撃の安全性について検討した,本年度はさらに詳細な解析を行った.その結果,より現実的な条件下でも,既存の虹彩認証システムに対するウルフ攻撃の成功確率が非常に高いことがわかった.
2.生体認証システムにおける従来の照合アルゴリズムで用いられている1対1照合に加え,さらに他の登録テンプレートとの誤一致人数を尺度とした照合アルゴリズムを提案した.提案アルゴリズムは従来アルゴリズ...

その他

 
Kazuki Yoshizoe and Takanori Iwamatsu.
US Patent 7564407,
(EN) Directivity control apparatus of array antenna and directivity
controlling method,
(JA) アレイアンテナの指向性制御装置及び指向性制御方法,
US Patent Issued on July 21, 2009.