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2009/08/21

伊勢湾台風メモリーズ2009

Tweet ThisSend to Facebook | by kitamoto


1959年9月26日、この日は「伊勢湾台風で大災害が発生した日」として多くの人の記憶に残る日となりました。あと1ヶ月余りであれから50年が経ちます。これを機会にあの日の記憶をもう一度呼び起こして、次の世代に伝えていこう、そんな動きがあちこちで始まっています。8月31日からは伊勢湾台風を題材にしたテレビドラマ「嵐がくれたもの」も始まります。

そんな動きの一つとして、私も下記のイベントを9月に開催します。しかも、東京会場と名古屋会場を巡回する(?)という豪華版でお届けします。

伊勢湾台風メモリーズ2009

  1. 9月12日 東京会場(日本科学未来館)(防災科学技術研究所と併催)
  2. 9月23日 名古屋会場(名古屋都市センター)
このイベントの目的は二つあります。

第一に、伊勢湾台風の災害を象徴する高潮を「実寸大」で再現するということです。みなさん、伊勢湾で未曾有の大災害を引き起こした「4メートルの高潮」って、実感を持って想像できるでしょうか?数字というのは抽象的なので、「へー、そんなものか」という以上の実感を持つことはなかなか難しいでしょう。でも自分の身長と比べてみたらどうでしょう?あなたは4メートルの高潮に耐えられますか??

第二に、これは名古屋会場で開催することの意義でもあるのですが、伊勢湾台風の実体験者の記憶を残したいということです。データを基に伊勢湾台風の高潮を再現したとしても体験できることには限界があり、それ以上の部分を想像するには実体験者の方の記憶が重要になってきます。しかし今回は50周年です。節目の年であると同時に、体験者の方の高齢化も進みつつあります。後世に向けて伊勢湾台風の記憶をネット上にアーカイブするなら今しかないのではないか、そんなことも考えています。

ちなみに今月は、台風8号による大雨の影響により、台湾では奇しくも1959年8月以来50年ぶりという大災害が発生しました。災害の要因は高潮と大雨とで異なりますが、台湾ではこの台風が「伊勢湾台風」に相当する存在として、長期間にわたって人々に語り継がれるのではないでしょうか。まだまだ大規模な災害が起こりうる世界であることを忘れてはならないでしょう。

高潮とはどんなものか、それを実感できるとともに、伊勢湾台風の記憶を新たにするイベントにできればと思っています。

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