2014年1月Edge Initiativeが正式に始動しました。この取り組みは、全米の公共図書館に対して、各館がコミュニティのニーズや特徴に合わせて、技術に関連するサービスのマネジメントを行えるよう支援するものです。技術に関連するサービスについての定義はありませんが、デジタルリテラシーに関する講座の開催や、Webページを通じたコンテンツの提供などが項目に挙げられています。

Webページの記述によると、この取り組みは米国都市図書館協議会（Urban Libraries Council: ULC）が中心となり、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団から支援を受けて、2011年度より進展されてきたようです。参加団体は全12団体で、州立図書館や大学、地方自治体協議会の他に、OCLC-WebJunctionや米国公共図書館協会（Public Library Association: PLA）も含まれています。

登録者には、評価ツール（assessment tool）や、具体的な改善策のテンプレートなど、いくつかのツールキットが用意されていますが、米国の公共図書館に勤務する者しか登録できないため、使用感などはケーススタディーや、導入館のコメントから読み取る必要がありそうです。

ここからは意見ですが、日本の公共図書館についても、サービスや事業のマネジメントを支援する取り組みがあると良いなと常々考えているので、Edge Initiativeの今後の動向に注目しています。

Ready, Set, Tech: The Edge Initiative Is Officially Here!

http://www.libraryedge.org/news-events/blog/ready-set-tech-edge-initiative-officially-here

Edge: Where people connect, communities achieve

http://www.libraryedge.org/