基本情報

学位
医学博士(山形大学)

J-GLOBAL ID
200901059500865213
researchmap会員ID
0000201639

外部リンク

「皮質-大脳基底核-視床連関」の回路動態についての生理学的な研究と病態生理の研究を行っています。
私たちは大脳皮質から大脳基底核への投射を受けとる線条体について調べています。これまでアセチルコリン作動性インターニューロンがドーパミンとともに大脳基底核の関わる記憶・学習に重要な働きをすることを報告して来ました。パーキンソン病のようなドーパミンが喪失した病態では、記憶・学習の能力が失われてしまいます。逆にドーパミンが多すぎると、統合失調症や強迫性障害、薬物依存に似た病態を生じます。「皮質-大脳基底核-視床連関」の生理学的性質を明らかにすることは神経精神疾患の病態を明らかにすることにつながっています。
そのうえでさまざまな病態モデル動物の病態生理の研究を行ってきました。パーキンソン病や歯状核赤核-淡蒼球ルイ体萎縮症、筋萎縮性側索硬化症、心的ストレス障害(PTSD)、躁うつ病の病態モデルマウスを解析しています。このような病態モデルマウスの解析を通じて病気の発症のメカニズムの解明や治療法の開発に貢献したいと思っています。

論文

  32

MISC

  18

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8