中川裕志

J-GLOBALへ         更新日: 16/07/05 14:22
 
アバター
研究者氏名
中川裕志
 
ナカガワ ヒロシ
URL
https://sites.google.com/site/nakagawa3/
所属
東京大学
部署
情報基盤センター
職名
教授
学位
工学博士(東京大学)
Twitter ID
@hiroshnakagawa3

プロフィール

プライバシー保護データマイニング、統計的機械学習の研究に従事

研究分野

 
 

経歴

 
1999年8月
 - 
2012年2月
東京大学 教授
 
1980年4月
 - 
1999年7月
横浜国立大学
 

学歴

 
1975年4月
 - 
1980年3月
東京大学 大学院 工学系研究科 電気工学専攻
 
1971年4月
 - 
1975年3月
東京大学 工学部 電気工学科
 

委員歴

 
2006年4月
 - 
2009年3月
情報処理学会  自然言語処理研究会 主査
 
2004年5月
 - 
2006年4月
言語処理学会  会長
 
2000年5月
 - 
2002年4月
言語処理学会、 2000年 - 2002年  学会誌編集長
 
1998年4月
 - 
2000年3月
情報処理学会  情報学基礎研究会委員
 

論文

 
データベース分割再構成法によるk-匿名化が誘発する濡れ衣の軽減
角野為耶、荒井ひろみ、中川裕志
情報処理学会論文誌   56(12) 2244-2252   2015年12月   [査読有り]
Regret Lower Bound and Optimal Algorithm in Dueling Bandit Problem
Junpei Komiyama, Junya Honda, Hisashi Kashima and Hiroshi Nakagawa
COLT2015: Conference On Learning Theory   1141-1154   2015年7月   [査読有り]
Optimal Regret Analysis of Thompson Sampling in Stochastic Multi-armed Bandit Problem with Multiple Plays
Junpei Komiyama, Junya Honda, and Hiroshi Nakagawa
ICML2015: International Conference on Machine Learning   1152-1161   2015年7月   [査読有り]
差分プライベート弱学習器の統合
南賢太郎,荒井ひろみ,佐藤一誠,中川裕志
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用(TOM)   8(2) 31-43   2015年7月   [査読有り]
Bayesian Differential Privacy on Correlated Data
楊斌, 佐藤一誠, 中川裕志
ACM SIGMOD2015   747-762   2015年6月   [査読有り]
Robust Distributed Training of Linear Classifiers Based on Divergence Minimization Principle
小宮山純平、大岩秀和、中川裕志
ECML PKDD 2014   LNAI(8725) 1-17   2014年9月   [査読有り]
ハイブリッド入れ子型階層ディリクレプロセスとトピックモデルへの応用
マトウヒ、佐藤一誠、中川裕志
AAAI2015      2015年1月   [査読有り]
特集 パーソナルデータの利活用における技術および各国法制度の動向 「編集にあたって」
中川裕志
情報処理学   55(12) 1332-1336   2014年12月
Online and Stochastic Learning with a Human Cognitive Bias
大岩秀和、佐藤一誠、中川裕志
AAAI2014   2020-2026   2014年6月   [査読有り]
ベイジアン・ノンパラメトリックスによる多文書要約の要約長決定
マトウヒ,中川裕志
EMNLP   749-736   2013年12月   [査読有り]
ロックアップ期間による制約を考慮した確率的バンディット問題
小宮山純平、中川裕志
情報処理学会論文誌数理モデル化と応用   6(3) 11-22   2013年12月   [査読有り]
Healing Truncation Bias : Self-weighted Truncation framework for Dual Averaging
大岩秀和、松島愼、中川裕志
IEEE International Conference on Data Mining   2012    2012年12月   [査読有り]
Practical Collapsed Variational Bayes Inference for Hierarchical Dirichlet Process
佐藤一誠、栗原賢一、中川裕志
International Conference on Knowledge Discovery and Data Mining   KDD(2012) 105-113   2012年8月   [査読有り]
Rethinking Collapsed Variational Bayes Inference for LDA
佐藤一誠、中川裕志
International Conference on Machine Learning (ICML 2012)   999-1006   2012年7月   [査読有り]
Reducing Wrong Labels in Distant Supervision for Relation Extraction
高松慎吾、中川裕志
Proceedings of the 50th Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics   ACL2012(1) 721-729   2012年7月   [査読有り]
楊斌、中川裕志
Springer Lecture Notes   7301 542-553   2012年6月   [査読有り]
楊 斌、中川裕志
Springer Lecture Note   7301 542-553   2012年5月   [査読有り]
Secure Clustering in Private Networks
楊斌,中川裕志
IEEE International Conference on Data Mining(ICDM)   11 894-903   2011年12月   [査読有り]
特徴の出現回数に応じたL1正則化を実現する教師ありオンライン学習手法
大岩秀和,松島慎,中川裕志
情報処理学会論文誌   50 TOM 4(3) 84-93   2011年10月   [査読有り]
Probabilistic Frequency-aware Truncated methods for Sparse Online Learning
大岩秀和、中川裕志
Springer Lecture Notes Artificial Intelligence (LNAI), ECML PKDD ,   6911(Part II) 533-548   2011年9月   [査読有り]

Misc

 
佐藤 一誠, 栗原 賢一, 田中 宗, 宮下 精二, 中川 裕志
電子情報通信学会技術研究報告. IBISML, 情報論的学習理論と機械学習   111(87) 111-117   2011年6月
Dirichlet過程による無限混合モデルの最大事後確率推定において,量子アニーリングを用いる手法を提案する.本研究における量子アニーリングは,シミュレーテッドアニーリングを並列化したアルゴリズムであるため,無限混合モデルに対する新しい並列学習アルゴリズムとみなすことができる。本研究では,実際にマルチコア・プロセッサーを用いて学習を並列化し,グラフクラスタリングにおいて性能評価を行った.
大岩 秀和, 松島 慎, 中川 裕志
情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告   2011(18) 1-6   2011年2月
オンライン学習 (逐次学習) とは,訓練データを 1 つ受け取るたびに逐次的に学習を行う手法であり,大規模な訓練集合からの学習が効率化される.L1 正則化とは,学習上不要なパラメータを零化する手法で,学習の高速化やメモリ効率の改善が期待される.2009 年に提案された FOBOS7) は上記の二手法を組み合わせた,教師あり学習のための L1 正則化付きオンライン学習手法である.しかし FOBOS では,特徴の出現回数が不均一な訓練集合では,低頻度の特徴が排除されやすい性質を持つ.FOBOS...
佐藤 一誠, 中川 裕志
電子情報通信学会技術研究報告. IBISML, 情報論的学習理論と機械学習   110(76) 33-39   2010年6月
トピックモデルは,単語のもつ潜在的な意味をトピックという概念によってモデル化することで文書の生成過程をモデル化する確率的生成モデルである.本研究では,文書中の単語の出現に関してPower-Lawと呼ばれる性質を導入する.具体的にはPitman-Yor過程を用いて文書中の単語の生成過程をモデル化する.Power-Lawの性質の導入により,少ないトピック数でも低いPerplexityを保持することを実験的に示す.
江原 遥, 二宮 崇, 清水 伸幸, 中川 裕志
情報処理学会研究報告. SLP, 音声言語情報処理   2010(18) 1-7   2010年5月
英文Webページ中のユーザが知らない語を単語クリックログから予測する読解支援システムSocialDictを拡張し,リーダビリティも測定可能にする手法を提案する.
江原 遥, 二宮 崇, 清水 伸幸, 中川 裕志
情報処理学会研究報告. 自然言語処理研究会報告   2010(18) 1-7   2010年5月
英文Webページ中のユーザが知らない語を単語クリックログから予測する読解支援システムSocialDictを拡張し,リーダビリティも測定可能にする手法を提案する.
江原 遥, 二宮 崇, 清水 伸幸, 中川 裕志
情報処理学会研究報告. HCI, ヒューマンコンピュータインタラクション研究会報告 = IPSJ SIG technical reports   138    2010年5月
前田 朗, 中川 裕志
全国大会講演論文集 / 情報処理学会 [編]   72(1) 1-921   2010年3月
松島 慎, 清水 伸幸, 吉田 和弘, 二宮 崇, 中川 裕志
全国大会講演論文集   72(2) "2-467"-"2-468"   2010年3月
多くの機械学習ではデータ全体に対して1つの最適な関数を求めるため,大量のデータに対して学習を行う際に計算コストの面から困難が生じる場合があるが,オンライン学習法は,データを1つずつ受け取りながら逐次的に識別関数を学習していく手法であり,低い計算コストで学習可能である.Crammerらによって提案されたPassive-Aggressiveアルゴリズム(PAアルゴリズム)は代表的なオンライン学習アルゴリズムであるが,多クラス識別問題においては,厳密なPAアルゴリズムの枠組みから外れた近似解法が...

書籍等出版物

 
プライバシー保護入門 -法制度と数理的基礎-
中川裕志
2016年2月   ISBN:78-4-326-40315-8
1. Suica騒動,Googleをめぐる判例,名簿業者問題
2.法制度と技術に関する基礎概念
3.米国、EU、日本のプライバシー保護制度の現状
4.パーソナル・データ・エコシステム
5.リンク攻撃と拡大した疑似ID
6.k-匿名化をめぐる技術
7.差分プライバシー
8.質問監査
9.秘密計算
附章. 医療情報、遺伝子情報のプライバシー保護
東京大学工学教程 情報工学「機械学習」
中川裕志
丸善出版   2015年11月   ISBN:978-4-621-08991-0
1. 機械学習の基礎概念
2. 確率分布のパラメタ推定
3. 線形モデル
4. 過学習と予測性能
5. サポートベクターマシン
6. オンライン学習
7. クラスタリング
8. アルゴリズム
9. マルコフ連鎖モンテカルロ法
情報法
中川裕志 (担当:共著, 範囲:第8章 データベースサービスとコンテンツ)
有斐閣   2013年9月   
言語処理学事典、(言語処理学会編)
中川裕志 (担当:共編者, 範囲:項目「言語処理概観:古代から現代へ」)
共立出版   2009年11月   
長尾 真, 松本 裕治, 橋田 浩一, ジョン ベイトマン, 中川 裕志 (担当:共著)
岩波書店   2004年11月   ISBN:400006908X

講演・口頭発表等

 
データ利用における個人情報の保護 [招待有り]
中川裕志
経済産業省主催シンポジウム 「ID 連携トラストフレームワークが築く社会」   2015年3月13日   

担当経験のある科目

 
 

Works

 
統計的機械学習
中川裕志   その他   2005年4月 - 現在
教師あり/半教師あり/教師なし学習、オンライン学習、能動学習。具体的にはノンパラメトリックベイズ推論によるトピックモデルの学習、多クラス分類、能動学習の応用、行列分解による知識抽出。応用としてはプライバシー保護データマイニング。
中川裕志   その他   1990年1月 - 現在
コーパスからの専門用語抽出(言選Webシステム)、Webからの用例検索システム(Kiwi)、文末表現の構造処理、マニュアル等の実文書からの知識抽出
言語のモデル化
中川裕志   その他   1986年4月 - 1996年3月
日本語の言語モデル:終助詞の意味論、複文の意味論、比喩
論理プログラミング
中川裕志   その他   1983年4月 - 1993年3月
論理型言語Prologによる 1)プログラム変換、2)知識表現、3)非単調推論
画像情報処理
中川裕志   その他   1975年4月 - 1982年3月
マイクロコンピュータ制御による画像送受信システム、パタン認識による年代推定

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2012年 - 2013年    代表者: 中川 裕志
プライバシー保護データマイニングはビッグデータの処理と活用において必須の技術要素である。このような状況を鑑み、申請者は人工知能学会第26回全国大会においてオーガナイズドセッション「プライバシー保護データマイニング」を提案し採択された。このセッションは2012年6月13日に山口教育会館にて開催され、11件の発表が行われた。申請者のグループでは1件の発表を行った。これは、ネットワークにおける加入者同士の通信記録のようなデータを、自分以外のネットワーク参加者に知られることなく、類似した加入者のク...
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2014年 - 2015年    代表者: 中川 裕志
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2015年 - 2017年    代表者: 中川 裕志
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2009年 - 2012年    代表者: 中川 裕志
2009年度は当初の予定通り、Webにおける人名検索結果を同姓同名であるが異なる人物ごとにまとめるクラスタリングシステムを開発し、実験的に評価した。2010年度は大規模データ処理のために非負の確率行列分解アルゴリズムを提案し、既存のLDAと同様な性能を得ることを実証し、並列化アルゴリズムにおいては変分ベイズ法をロングテールに対応するPitMan-Yoモデルに適用し高い性能を得た。2011年度は最近注目されているプライバシー保護データマイニングをネットワークデータに応用した。2012年度は、...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2009年 - 2010年    代表者: 中川 裕志
1.Web情報資源と図書館の情報資源の統合的利用システム:Wikipediaのカテゴリ体系は、多様な観点を反映する集合知としての性質をもつ一方、図書館の分類体系などの学術用語体系との強いつながりをもっている。この特徴を生かし、Wikipediaに含まれる一般的なキーワードを起点に上記の分類体系を統合的に用い、様々な観点での調べ方を提示し、信頼性の高い情報資源に誘導するシステムを構築した。グラフのエッジに対する重みスコアをノード間の文字列類似度によって定義し、ビームサーチによって重みスコアが...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2008年 - 2010年    代表者: 宇津呂武仁
本研究では,ウェブ上で収集可能な多言語文書を情報源として,多言語での関心動向や,意見の分布を分析し,国・文化・言語の間にどのような違いがあるのかを発見する過程を支援するテキストマイニング技術について研究を行った.Wikipediaの概念体系を利用して多言語文書空間を索引付けするとともに,同一のトピックに関する多言語文書間において,文化間の差異を発見する過程を支援する技術を実現した.
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2007年 - 2008年    代表者: 中川 裕志
知識マイニングアルゴリズムの開発 : 多言語テキストコーパスから有用な情報抽出を行うための知識マイニングアルゴリズムとして、複数トピックを併せ持つテキストにおいてトピックを潜在変数とした単語の分類を行う統計的機械学習アルゴリズムを、階層的ディリクレ過程を基礎にした数理モデルによって開発した。これによってテキストにおける潜在トピックとそのトピックに対応する単語集合という知識を自動抽出できるアルゴリズムが明らかになった。人名の参照曖昧性解消 : Webテキスト処理において重要な応用である同性同...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2006年 - 2006年    代表者: 中川 裕志
表記の研究テーマを推進するにあたっては,大量ないし多様なテキストを処理する必要がある.本年度は,このような目的に沿って,以下の基本的テキスト処理技術の探求,Webテキスト処理ツールの開発を行った.(1)大量のWebテキストから比較的軽い処理で知識の候補となるイベントを網羅的に抽出する半構造マイニングの手法を考案して,実装した.知識抽出にあたって、文の係り受け構造を,文節をラベルとする節点を保持する木構造で表したのでは,助詞や表記上のぶれにより,節点数の少ない部分木が抽出されてしまう.そこで...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2005年 - 2007年    代表者: 中川 裕志
本研究においては、膨大な量のWebページから、利用者が興味を持つ分野の知識を記述するテキストを抽出し表示するシステムを開発した。具体的には、以下のようなシステムを提案しプロトタイプおよび実用的なシステムを開発した。(1)利用者の検索エンジンなどで検索し指定したWebページから、既開発の用語抽出システム「言選Wbb」を用いて、そのページを特徴つける重要語を抽出するシステム。(2)こうして抽出した重要語集合の中から、その定義、あるいは複数の重要語の間の関係を知ることを目的とし、Webからの用例...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2004年 - 2005年    代表者: 中川 裕志
本年度の研究では,特定領域研究初年度から続けて収集しているWeb新聞記事と携帯端末向け新聞記事の対応付けコーパスを対象にし,携帯端末向け新聞記事で頻繁に使われる短縮された簡潔な表現をWeb新聞記事から生成するための言い換えパターンの抽出の研究を進展させた.Step:1 携帯文の文末表現(2形態素以内で意味のとれる表現)の候補集合の作成Step:2 Step1の候補集合の表現を文末に含む携帯文とそれに対応するWeb文集合を抽出Step:3 Step2で作成した各Web文集合において,形態素解...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2003年 - 2003年    代表者: 中川 裕志
この研究では,Web新聞記事と携帯端末向け新聞記事の対応付けコーパスを対象に次の研究を行った。(1)まず携帯記事の文とWeb記事の記事対応付けを行い、サンプル調査では100%の精度で対応付けできる方法を用いて記事対応をつけた。次に携帯記事とWeb記事における文同士の対応を、出現する名詞の一致度に着目する方法で行い、93%の精度で対応付けることに成功した。この結果、88,333組の文対応コーパスを抽出した。(2)上記のコーパスを用いて帯端末向け新聞記事で頻繁に使われる短縮された簡潔な表現をW...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2002年 - 2002年    代表者: 中川 裕志
モバイル環境においてユーザインタフェースの主要な役割を果たす携帯端末におけるテキスト情報の扱いについて研究を続けている.昨年からWebにおいて通常のパソコンをターゲットにしている新聞記事と,iモード端末をターゲットにしている新聞記事を2年間に渡って収集した。こうして収集した2種の新聞記事コーパスを同一のトピックを扱うものを自動的に対応付けしたた対応付けコーパスを利用して,自動要約の研究を進めた.目的はパソコン向けの長い記事からiモードのような携帯端末向けのコンパクトな記事を自動要約によって...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究(C))
研究期間: 2001年 - 2001年    代表者: 中川 裕志
携帯端末の多様化、進化を受けて、携帯端末向けのコンテンツ開発のために既存のテキストコンテンツを自然言語処理によって変換する。特に高圧縮率の自動要約に加え言い換えを加味した処理を行う。具体例としては、名詞句(固有名詞など)の言い換え、構文的言い換え、とりわけ体言止め、助詞止めなどが重要になる。このような処理を実現するためには、要約元の文書と要約ないし言い換え結果を集めたコーパスが必要になる。そのために以下に述べる言語資源の収集をした。(1)収集:インターネットでPCを想定した新聞記事(1日2...
文部科学省: 科学研究費補助金(COE形成基礎研究費, 特別推進研究(COE))
研究期間: 2000年 - 2004年    代表者: 石上英一
1 総括本研究により、史料編纂所に前近代日本史料歴史情報研究拠点を設けるために、情報資源蓄積方法・歴史情報発信方法を研究して統合型データベースシステムを実現し、また外国所在前近代日本関係史料調査や歴史語彙情報化研究により国際的な日本学における前近代日本研究との連携の基盤を構築することができた。2 研究集会(1)平成16年7月第5回国際研究集会「日本学研究における資料の諸相とその利用」を開催した。研究報告は、科学研究費研究成果報告書『前近代日本史料の構造と情報資源化の研究』(平成17年3月)...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2000年 - 2001年    代表者: 中川 裕志
本年度は、NTCIR1のTMRECタスクで配布された用語抽出テストコレクションを利用して専門分野コーパスからの専門用語抽出の研究に取り組んだ。過去に行われた用語抽出方法は、多くの場合、用語のテキスト集合での出現頻度を利用するものであった。この研究では、むしろ今まで注意が払われてこなかった語彙空間における用語の性質を考慮する方法を検討した。提案した用語抽出方法は、専門用語の85%を占める複合語と、その構成要素である単名詞の関係を統計的に処理するものである。例えば、「人間情報システム」「社会情...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 1999年 - 2000年    代表者: 森辰則
本研究の目的は,XMLなどにより電子化文書に埋め込まれたタグ情報を利用し,文書の「内容」に言及可能でより柔軟な検索手法を構築することにある.ここでの「内容」とは,深い理解処理結果を指すのではなく,a)すでに与えられている論理構造タグにより表された文書内構造,ならびに,b)そこに記述された文章データ,に加え,c)情報抽出技術により得られた抽出結果をタグづけしたもの,である.2年間の研究の結果,以下の項目を含む,幾つかの知見を得た.1.文書部分の類似度に基づく文書内構造の抽出:ある文書小部分に...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 1997年 - 1998年    代表者: 森辰則
種々の高機能な製品が開発されるにつれ,その製品に関するマニュアルの重要さは増加する一方である.しかし,マニュアルに書かれている知識は読みやすさ,内容の構造化の度合などで依然として問題が多い.このような状況を鑑み研究では,「多様な利用ができるマニュアルの枠組」ならびに「情報ナビゲ-ション」を融合した知的マニュアルの基礎的考察を行なっている.研究計画ではそれぞれの年度においてそれぞれの要素技術を確立する予定であったが,本年度は両者の知見を得ることができた.以下に概要を示す.・マニュアル文に現れ...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 1997年 - 1998年    代表者: 中川 裕志
技術マニュアルを利用者が必要な内容を迅速にアクセスできるようにすることは、単なる電子化だけでは達成できない。この研究では、必要な内容を検索できる電子化マニュアルの基礎となる技術について検討した。(1)重要語抽出:マニュアルの内容への道標となるのはそのマニュアルにおける用語である。従来、人手によって行なわれていた用語抽出を何らかの客観的基準によって自動抽出する方法を検討し、候補語の連接方式によるランク付けと窓方式による選択を組み合わせた方式を提案し、他の方式と比較した。提案した方式は日本語の...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 1996年 - 1996年    代表者: 中川 裕志
日本語複文の場合は、主節と従属節の間の関係が接続助詞によって明示されている。そこで複文に関する研究成果を直接利用できる場合として、まず二つの文の間の談話関係(例えば、順接)が文の表現によって明示されている場合を扱った。具体的には、「から」「ので」などの接続助詞に対応する文頭や文末で使われる「だから」、「…だもので」などがあり、これらによって前の文と後の文の関係が分かる場合を扱う。この際、ふたつの文の述語の意味ないしは語用論的性質によって、ふたつの文の主語の同一指示関係にいかなる制約が課せら...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1995年 - 1995年    代表者: 森辰則
種々の高機能な製品が開発されるにつれ,その製品に関するマニュアルの重要さに増加する一方である.しかし,マニュアルに書かれている知識は読みやすさ,内容の構造化の度合などでまだまだ問題が多い.さらに製品の複雑さが大きくなるにつれて,特に製品に関する高品質大規模な知識の形成が重要になる.このような状況を鑑み本研究では,日本語のマニュアル文からの高品質な知識形成のための基本技術に関する研究を行なった.マニュアル文からの知識獲得において重要な役割を担うマニュアル文の理解に重点を置き,特に,日本語のマ...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1995年 - 1995年    代表者: 中川 裕志
本年度は、昨年度までの行なってきた因果関係を表す複文の意味理解の研究の発展的展開として、1)述語の意味を利用する複文の意味理解、2)話し言葉談話において因果関係を表す部分を認識する方法、について検討し下記の成果を挙げた。1)については、引続き従属節と主節の主語などの間の指示対象の一致、不一致を推定する方法を検討し、実際の小説から収集した「ので」接続の複文約200文に適用して評価した。昨年までの視点表現など語用論は全体の約20%の複文に適用可能であり、そのうち95%で正しい結果を推定した。本...
文部科学省: 科学研究費補助金(国際学術研究)
研究期間: 1994年 - 1995年    代表者: 郡司隆男
平成6年度8月に代表者および、分担者から外池、原田、橋田がスタンフォ-ド大学を1週間程度訪問し、すでに滞在中の今仁、白井英俊、中川と合流して、Sag、Sellsらと討議を重ねた。日本側は、制約に基づくこれまでの日本語の分析を中心に研究成果を発表し、アメリカ側からは、同大学の大学院生なども交えた最新の研究成果の発表があった。この際、特に有意義であったのは、次のような事項が確認できたことである。1.白井英俊による日本語の関係節の分析とSagによる英語のそれとが互いに共通点を多くもちながらも、異...
文部科学省: 科学研究費補助金(国際学術研究)
研究期間: 1994年 - 1995年    代表者: 中川 裕志
本研究を行なった2年間を通じて、日本側代表者・分担者が個別に渡米して、資料収集およびアメリカ側分担者との集中的議論を行なった。また、日米双方の分担者全員が1994年10月26,27日に早稲田大学で研究集会を開き、従来の個別の研究成果を本研究課題である状況依存性の観点から議論し、個別テーマの議論とともに、検討課題を明らかにした。1995年10月25日(横浜国立大学)、26日(早稲田大学)で日米双方の分担者が集まり、共同研究の進捗状況について議論した。以上の共同研究により、下記のような研究成果...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1994年 - 1994年    代表者: 森辰則
家電製品から専門的な計測機器まで,製品として市場に現れる全ての機器にはマニュアルが付属している.操作手順が複雑な機器が多い昨今,記述された操作手順と実際の機会の動作の一貫性を保つことや,国外向けのマニュアル作成のための翻訳作業などが非常に難しくなってきている.本研究では,上記の問題を解決する基礎技術として,日本語マニュアル文から操作手順などの知識を抽出する手法について検討した.特に,本研究では記述対象の領域知識には深く依存せず,逆に,言語表現自身の持つ語用論的制約を十分考慮する方式を研究し...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1994年 - 1994年    代表者: 中川 裕志
本研究では、昨年に引続き、因果関係を表す日本語の複文の意味を分析した。本年度特に中心に検討したのは、視点と動機の観点からの分析である。昨年度は、接続助詞「ので」および「のに」で接続される複文のうち、従属節の述語が「悲しい」などの主観を表す述語の場合について分析した。そして、これらの場合は、従属節において記述される事態から強く影響を受けた経験者あるいはその状況を観察した観察者という意味役割が主節の主語になるという観察を行なった。これにより、従属節ないしは主節において省略された主語の指示対象を...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1993年 - 1993年    代表者: 中川 裕志
本研究の目的は、これまでに扱えなかったような文ないし談話を理解できるシステムの構築である。そのために単一化文法を基礎とするシステムを念頭におくが、そこにおいて役立つような日本語における種々の制約を形式化することがまず必要になる。このような理解システムにおける重要な機能として、ゼロ代名詞の照応があげられるが、本年度は特に複文について検討した。複文の意味とは大雑把に言って、従属節と主節に現れるいくつかの意味役割の間の関係であり、これらの関係に対する制約は助動詞、助詞、述語などの関係論的意味に基...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1992年 - 1993年    代表者: 志村正道
高次学習機構について、経験的学習と説明に基づく学習の短所を改善する二つの方法を統合したハイブリッドな学習方法を開発し、学習システムLATEXを構築した。説明に基づく学習においては、領域理論と呼ばれる背景的な知識が用いられるが、実世界において与えられる領域理論は近似的であり、また学習のために与えられる訓練例も雑音を含んでいることが多い。LATEXは、このような環境の下で、命題論理より記述力の高い述語論理のような関係で表わされる理論を学習することが可能なシステムであり、最少記述長原理(MDL)...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1988年 - 1988年    代表者: 中川 裕志
本年度は、知識ベースの無矛盾性維持の基礎理講となる「否定」の扱いに関して、意味論的及び手続き論的観点から以下の研究を行った。1.否定に関する意味論的考察否定情報を含む論理プログラムは、一般論理プログラムと呼ばれるが、その意味論は、未だ不完全な部分が多い。しかし、最近の研究成果としてプログラムの各述語に呼び出し関係から導ける順位付けを行い、その順位付けが一定の条件を満たす層状プログラムという概念が提案されている。この条件とは、否定の述語の定義がその述語以外の述語によって定義されなければならな...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定研究)
研究期間: 1987年 - 1987年    代表者: 中川 裕志
自然言語理解システムにおいては, 構文情報のみならず, 意味情報や文脈情報, さらには常識を用いることが, 人間並みの能力を持つシステムを構築するには不可欠なある. にもかかわらず, 従来のアプローチでは, これらの諸要素をできるだけ独立に扱い, 相互間は階層的に接続するシステムを目指す方向で研究が進められてきた. しかし, このアプローチでは, 構文解析システム, 意味解析システム, 文脈解析システム, そして常識推論システムの相互間での柔軟な情報の流通が困難である. そこで本研究では,...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1986年 - 1987年    代表者: 中川 裕志
非単調論理における諸研究を有機的に組み合せることによって概念学習システムを構築することが本研究のテーマであった. まず, 非単調論理の諸研究のうち, 本研究において重要な位置を占めるのは, 真実保持システム(TMS)における関係依存型後戻り機構と, J.McCarthyの提案したサーカムスクリプションである. 以下に, これらの理論を用いて本研究において構築した学習システムの特長について述べる.1.矛盾原因の発見: 節形式で表現れた知識ベースにおいて, ある質問に対する推論で矛盾が存在する...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定研究)
研究期間: 1985年 - 1985年    代表者: 中川 裕志
プログラミング容易な宣言的記述と、効率のよい手続き的記述のいずれも可能な論理型言語Prologで書かれたプログラムを対象として、効率化を目指したプログラム変換について検討した。既に昨年度の研究で、会話型のプログラム変換システムを開発したが、本年度は以下に述べるような機能の拡張を行なった。1.一意展開:最も基本的な変換である展開(unfold)に関して展開結果が一意的である場合を探索して展開を自動的に進める一意展開を導入した。これは、実行時に条件分岐を生じない場合を予め抽出し、計算時間の短縮...