行木孝夫

J-GLOBALへ         更新日: 17/09/21 22:34
 
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研究者氏名
行木孝夫
URL
http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~nami/
所属
北海道大学
部署
大学院理学研究院数学部門 
職名
准教授
学位
博士(理学)(北海道大学), 修士(数理科学)(東京大学)
その他の所属
北海道大学/電子科学研究所附属社会創造数学研究センター北海道大学/附属図書館研究開発室
科研費研究者番号
40271712
ORCID ID
0000-0002-3087-0766

プロフィール

 力学系・エルゴード理論を応用する対象として、セルオートマトン、量子酔歩、関数写像系を中心とする複雑系を研究している。セルオートマトンは一次元保存系の臨界挙動と二次元置換型のエントロピー、雪崩の物理モデルの一つであるサンドパイルモデルに関して研究を進めている。量子酔歩についてはカオス的力学系が駆動するクラスに関する古典近似を扱っている。また、カオス時系列解析の対象として脳波データから力学系を抽出する研究を開始した。
 同時にデジタルリポジトリの連携に関連する研究を続けている。OAI-PMHを介したオーバーレイ型のDigital Mathematics Libraryの構築、データリポジトリへの応用を視野に入れている。

研究分野

 
 

論文

 
Fractal structure of a class of two-dimensional two-state cellular automata
Akane Kawaharada and Takao Namiki
Proceedings of the 5th International Workshop on Applications and Fundamentals of Cellular Automata      2017年11月   [査読有り]
Mathematical structure of brain dynamics of epilepsy
Takao Namiki and Ichiro Tsuda
Problems of consciousness and Neuropsychiatric Disorders as Network Diseases   31   2017年6月   [査読有り][招待有り]
決定論的拡散と量子酔歩
行木孝夫
京都大学数理解析研究所講究録   2028 62-68   2017年6月   [招待有り]
Finding mathematical structures in the brain dynamics: theory and application
Ichiro Tsuda and Takao Namiki
The Journal of Physiological Sciences, Proceedings of the 94th Annual Meeting, March 28-30, 2017, Hamamatsu, Japan   1PS02A2-4   2017年3月   [招待有り]
Zeta function of a class of subshifts of Dyck shift
Takao Namiki and Ken Saito
Proceedings of the 4th International Workshop on Applications and Fundamentals of Cellular Automata (Eds. Katsunobu Imai et al, Nov. 2016 Hiroshima, Japan)   262-265   2016年11月   [査読有り]
力学系のゼータ関数は周期点の数の母関数として定義され、力学系の性質をよく反映する。有限型サブシフトのゼータ関数は構造行列を用いた行列式表示をもつ。一方、Dyck型サブシフトは有限型サブシフトの拡張に相当するゼータ関数の表示式をもち、特にcircular codeとして書ける場合には単純になる。本論文では、保存量をもつセルオートマトンのアトラクターとして現れるDyck型サブシフトについてゼータ関数を構成した。
Efficient computation method for identity element of Abelian Sandpile Model
Takumi Shibazaki and Takao Namiki
Proceedings of the 3rd International Workshop on Applications and Fundamentals of Cellular Automata (Eds Katsunobu Imai, et al, Dec. 2015 Sapporo, Japan)   430-435   2015年12月   [査読有り]
On limit set of two-dimensional two-state linear cellular automaton rules
Koichi Takada and Takao Namiki
Proceedings of the 2nd International Workshop on Applications and Fundamentals of Cellular Automata   470-475   2014年12月   [査読有り]
2次元2状態線形セルオートマトンのリミットセットについて
高田公一、行木孝夫
計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会2014論文集   1202-1207   2014年11月
Cumulative distribution of rule 90 and Lebesgue's singular function
Akane Kawaharada and Takao Namiki
Proceedings of AUTOMATA 2014   165-169   2014年7月   [査読有り]
ECA90を一点のみ記号1を置く初期配置から走らせた場合、2^t でのスケーリング極限でシェルピンスキーのギャスケットを生成することは知られている。その過程で空間方向の1の数を数え上げるとパラメータ1/4のルベーグ特異関数を得ることを示した。
Discovering Unpredictably Related Words from Logs of Scholarly Repositories for Grouping Similar Queries
Takehiro Shiraishi, Toshihiro Aoyama, Kazutsuna Yamaji, Takao Namiki, and Daisuke Ikeda
Applied Computing and Information Technology, Studies Computational Intelligence   553 48-60   2014年5月   [査読有り]

講演・口頭発表等

 
量子ウォークの古典近似と長時間挙動 [招待有り]
行木孝夫
The 5th Yokohama Workshop on Quantum Walks   2017年9月2日   
Introduction to dynamical systems [招待有り]
Takao Namiki
Hokkaido University Summer Institute 2017   2017年7月31日   
Mathematical structure of brain dynamics of epilepsy [招待有り]
行木孝夫
Problems of consciousness and Neuropsychiatric Disorders as Network Diseases   2017年6月18日   
Finding Mathematical Structures in the Brain Dynamics: Theory and its Application [招待有り]
行木孝夫、津田一郎
第94回日本生理学会大会   2017年3月28日   
複雑系と量子酔歩 [招待有り]
行木孝夫
津田一郎教授退職記念研究集会「複雑系数理の新展開」   2017年2月15日   
決定論的拡散と量子酔歩 [招待有り]
行木孝夫
ランダム力学系理論とその応用   2015年9月28日   
機関リポジトリコンテンツの多面的な学内利用フレームワークの提案と実装 [招待有り]
行木孝夫
情報知識学会 第22回(2014年度)年次大会   2014年5月25日   
The baker's transformation and quantum walk
行木孝夫
Joint Mathematics Meetings 2014   2014年1月   
大学初年度の数学基礎科目とCHiLO Book [招待有り]
行木孝夫
TIES夏のシンポジウム 2013 in Kansai   2013年9月21日   
The Baker's Transformation and Quantum Walk [招待有り]
行木孝夫
International Workshop on Noncommutative Analysis And Its Future Prospects   2013年8月5日   

受賞

 
2016年11月
The 4th international symposium on computing and networking Best Poster Paper Award
受賞者: 行木孝夫, 齋藤健
 
2014年5月
情報知識学会 第10回論文賞(2013)
受賞者: 青山 俊弘, 山地 一禎, 池田 大輔, 行木 孝夫
 

社会貢献活動

 
数列の収束をめぐって
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  教員免許状更新教習「数学の多様性」  2017年8月14日
WeBWorK:online homework system for math and sciences courses
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  FD講習会  2016年12月1日
高校の数学と大学の数学
【講師】  北海道算数数学教育会 高等学校部会 数学教育実践研究会  第97回数学教育実践研究会  2016年6月4日
数列の収束をめぐって
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  教員免許状更新教習「数学の多様性」  2015年8月14日
入門微分積分学とMaple T. A.
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  FD講習会  2014年11月20日
簡単な実験から観察するフラクタル
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  オープンキャンパス模擬講座  2011年7月31日
簡単な実験から観察する自己相似集合と自然界に潜む自己相似構造
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  帯広柏葉高校北大連携講座  2010年11月6日
ライフゲームを数学の問題にする
【講師】  北海道大学大学院理学研究院数学部門  オープンキャンパス公開講座  2005年8月3日
Mozilla と MathML,SVG の可能性
【講師】  もじら組  Mozilla Party JP 2.0  2001年4月22日

Misc

 
国立情報学研究所学術機関リポジトリ構築連携支援事業 第3期報告書
行木孝夫
12-18   2014年3月
大学初年度の数学基礎科目とCHiLO Book
行木孝夫
TIES夏のシンポジウム 2013 in Kansai   31-38   2013年11月   [依頼有り]
国立情報学研究所CSIプロジェクト 学術機関リポジトリ構築連携支援事業報告書 領域2 数学ポータル構築
行木孝夫
   2013年3月
国立情報学研究所学術機関リポジトリ構築連携支援事業 第2期報告書
行木孝夫
   2011年12月   [査読有り][依頼有り]
「数理解析研究所研究集会」を主催して
行木孝夫
国立情報学研究所 SPARC Japan NewsLetter   (3) 10   2009年12月   [依頼有り]
ワークショップ "Towards a Digital Mathematics Library 2009" への参加報告
行木孝夫
数学通信   14(3) 24-28   2009年12月   [依頼有り]
国立情報学研究所学術機関リポジトリ構築連携支援事業 第1期報告書
行木孝夫
   2006年12月   [査読有り][依頼有り]
ライフゲームから力学系へ
行木孝夫
数学セミナー   46-51   2006年9月   [査読有り][依頼有り]
学術機関リポジトリと「数学の海」
行木孝夫
北海道大学附属図書館報 揄蔭   (119) 13-14   2005年3月   [依頼有り]

Works

 
北海道大学博物館展示「ミラーボールで作る入れ子図形」
行木孝夫   教材   2016年7月

書籍等出版物

 
CHiLO Book Library 入門微分積分学
行木孝夫
NPO CCC-TIES   2013年9月   
数理解析研究所講究録1463 紀要の電子化と周辺の話題
行木孝夫 (担当:編者)
京都大学数理解析研究所   2006年1月   
数理解析研究所講究録1446 電子情報交換における最近の話題
行木孝夫 (担当:編者)
京都大学数理解析研究所   2005年8月   
数学ガイダンスhyper
行木孝夫 (担当:共著, 範囲:第二章 情報検索と図書館)
日本評論社   2005年   
GNU Emacs
前田, 有村, 桐生, 行木 訳 (担当:共訳)
ソフトバンク   1994年   

委員歴

 
2016年7月
 - 
現在
日本数学会  情報システム運用委員会委員長
 
2016年12月
 - 
2017年8月
北海道大学  附属図書館図書館システム検討委員会 委員長
 
2013年8月
 - 
2017年3月
連携・協力推進会議  機関リポジトリ推進委員会
 
2011年4月
 - 
2017年3月
北海道大学  大学情報データベース管理運用委員会
 
2011年4月
 - 
2017年3月
北海道大学  情報基盤センター共同利用・共同研究委員会
 
2011年4月
 - 
2017年3月
北海道大学  情報基盤センター共同研究専門委員会
 
2004年9月
 - 
2017年3月
北海道大学  附属図書館学術成果発信小委員会
 
2007年7月
 - 
2015年6月
日本数学会  情報システム運用委員会運営委員
 
2013年4月
 - 
2014年3月
平成25年度SPARC Japanセミナー企画ワーキンググループ
 
2006年4月
 - 
2013年3月
国立情報学研究所  図書館連携作業部会
 
2011年4月
 - 
2012年3月
北海道大学  附属図書館図書館システム検討委員会
 
2005年
 - 
2006年
日本数学会  出版委員会
 

経歴

 
2009年11月
 - 
現在
北海道大学大学院理学研究院数学部門 准教授
 
2013年11月
 - 
2018年3月
北海道大学附属図書館研究開発室 兼務
 
2015年4月
 - 
2018年3月
北海道大学電子科学研究所社会創造数学研究センター 兼務
 
2012年9月
 - 
2018年3月
千歳科学技術大学 非常勤講師(各年9月より3月)
 
2008年4月
 - 
2015年3月
北海道大学数学連携研究センター 兼務
 
2007年4月
 - 
2013年3月
国立情報学研究所 客員准教授
 
2007年4月
 - 
2009年10月
北海道大学大学院理学研究院数学部門 助教
 
2006年4月
 - 
2007年3月
国立情報学研究所 客員助教授
 
1995年4月
 - 
2007年3月
北海道大学大学院理学研究科数学専攻 助手
 

学歴

 
1994年4月
 - 
1995年3月
東京大学 数理科学研究科 博士課程
 
1992年4月
 - 
1994年3月
東京大学 数理科学研究科 修士課程
 
1990年4月
 - 
1992年3月
東京大学 教養学部 基礎科学科第一
 
1987年4月
 - 
1990年3月
東京大学 教養学部 理科二類
 
1983年4月
 - 
1986年3月
千葉県立佐倉高等学校  
 

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2011年 - 2011年    代表者: 行木孝夫
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2006年 - 2006年    代表者: 行木孝夫
数学における仮想的な研究環境を構築するために、以下の研究を行った。数学の研究においては、大規模大学の数学教室を核としつつも中小規模大学の数学教室における研究活動を維持し、向上させる必要がある。もっとも必要なものは研究資源である発表論文へのアクセスである。中小規模大学においては高額化した電子ジャーナルへのアクセスに困難をきたす数学教室も少なくない。これの解決策の一つは所謂arxiv.orgに代表されるサブジェクトリポジトリおよび機関リポジトリを中心とするオープンアクセスによるアクセス環境の改...
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2006年 - 2007年    代表者: 津田一郎
昨年度と同様に、生理学的なモデルとしてPinsky&Rinze1の海馬錐体細胞の2-コンパートメントモデルを採用し、CA1の神経回路モデルを構築した。このモデルに時系列入力を与え出力を解析した。実験は、パッチクランプによる単一細胞電極を用いた。以下のような結果が得られた。
(1)入力時系列パターンの間隔について調べた。NMDAチャンネルAMPAチャンネルがともに働いているときは間隔が50msecから200msecまでの間でカントルコーディングは成立するが、AMPAチャンネルのみのときは10...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2006年 - 2009年    代表者: 津田一郎
カオス的遍歴が出現する機構に関して可能なシナリオを研究する。典型的なカオス的遍歴現象を生成する具体的なモデルとして、結合写像、結合微分方程式などを扱う。カオス的遍歴の生成機構を数学的に分類する。可能なら、カオス的遍歴の雛形モデルを構築する。
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2005年 - 2007年    代表者: 行木孝夫
保存量を持つ一次元セルオートマトンの漸近挙動に関連し、最終年度として次の課題設定を考え次の研究を実施した。無限可積分系からのアプローチと確率論的アプローチが進展する中、サーベイを実施し、力学系としてのアプローチとの有効な共通点を探索した。無限可積分系としては箱玉系が主として研究されており、確率論的なアプローチはexclusion processに関連する研究が進展している。周期的な箱玉系は可算状態のシフトの一周期点からなる状態空間上の力学系とみなすことができる。この時、箱玉系のダイナミクス...