近視進行予防プロジェクト
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近視進行予防プロジェクト

近視進行予防プロジェクト

NEW 近視進行予防プロジェクト

近視は、遠くを見る時にピントが網膜より前に結んでしまい、像がぼやける状態です。子供の近視は、眼球の奥行の長さが伸びること(眼軸長の伸展)が主な原因となって進行します(図1
近視は発症年齢が低い程進行しやすく、強度近視になると網膜が引き伸ばされ萎縮することにより、近視性黄斑変性、網膜剥離、緑内障の発症リスクが高まります。また強度近視そのものが我が国の失明原因の第5を占めるという怖い病気です(2
近年、携帯ゲームやスマートフォンの普及などにより、小学生の裸眼視力低下者は増加傾向を辿っています(図3。近視発症の低年齢化により、今後、強度近視の割合が増加すると予想されます。したがって、子供の近視進行を早期の段階で予防することは、将来、強度近視になるのを食い止めるためにとても重要です。しかしながら、強度近視への進行を予防する治療方法は未だ確立していません
そこで自治医科大学附属さいたま医療センター眼科こんの眼科大宮はまだ眼科および株式会社ユニバーサルビューが共同で、近視進行予防プロジェクトを立ち上げました。

近視の進行を抑制する方法の一つが、オルソケラトロジーですこれは、寝ている間に特殊な形状をしたレンズを装用することで、角膜の形状を矯正し、朝レンズをはずしても日中は裸眼で過ごすことができるという新しい矯正方法です。サッカーや水泳などのスポーツを裸眼で安全に楽しめるメリットのほかに、近年、子供の近視進行を抑制することが世界各国より報告されています。

もう一つの有力な方法は、アトロピンの点眼です検査に使用される1%アトロピン点眼薬は、現在、最も強い近視進行抑制効果があると認められていますが、瞳孔が広がってまぶしいなどの副作用が強く、日常的な点眼は実際には不可能でした。しかし最近、副作用がほとんどなく日常的に点眼が可能な0.01%アトロピン点眼薬でも近視進行を抑制することが海外で報告されています。

この近視進行予防プロジェクトでは、まず、オルソケラトロジーと0.01%アトロピン点眼薬の併用が、オルソケラトロジー単独よりも強い近視進行抑制効果があるかを確認します。最終的な目標としては、強度近視への進行を予防する治療方法の確立を目指しています

この近視抑制研究の
意義と目的は、こちら
プロトコルは、こちら
実用可能かつ最強の近視進行抑制法は、こちら
UMIN 臨床試験登録情報は、
こちら

をご覧ください。
近視研究ブログの記事は

強度近視眼の眼底写真は、こちら
近視進行抑制率ランキングは、こちら
オルソケラトロジーが近視進行を抑制する理由は、こちら
近視の進行抑制に併用治療が必要な理由は、こちら
をご覧ください。


近視進行予防プロジェクトについてご質問のある方は、下記の研究責任者までご連絡ください。

自治医科大学附属さいたま医療センター眼科
講師 木下 望
E-mail nozomik@omiya.jichi.ac.jp

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NEW 近視進行予防プロジェクト開始のお知らせ

2014年6月30日から、近視進行予防プロジェクト
オルソケラトロジーと0.01%アトロピン点眼液の併用による近視進行抑制効果の検討
参加者を一般募集しております。
*参加者の募集は定員に達したため、平成281231日をもって終了致しました。

近視進行予防プロジェクトは、
自治医科大学附属さいたま医療センター眼科
こんの眼科大宮はまだ眼科および株式会社ユニバーサルビュー
共同研究であり、日本学術振興会(文部科学省)より科学研究費助成を受けています。
また、自治医科大学附属さいたま医療センター
倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。


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E-mail nozomik@omiya.jichi.ac.jp

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