基本情報

所属
愛知教育大学 教育学部 (名誉教授)
(兼任)
学位
教育学修士(広島大学)

J-GLOBAL ID
200901068941617435
researchmap会員ID
1000025275

外部リンク

1994年、愛知県西尾市の中学生「いじめ自殺」事件調査を契機に「いじめ問題」と子どもの関係性について生活指導論の立場からアプローチを重ねてきた。
他方、教育学部卒論並びに教育学研究科修士論文で扱った主題を基に、自立と他者、相互承認の関係と市民的自立を考察し、これらの基本的関係の育成をベースとする子ども集団の形成、その教育学的な指導方法論を追究してきている。
最近のキーワードは「アザーリング othering」。これは、ヘーゲルの他者論をめぐってイギリス・オクスフォードのヘーゲル研究者が造語として使ったものがヒントになった。その意味は、他者との関係性で自己の確証が可能となるし、その自己もまた誰かに対する他者性を表現する存在であることを能動的に表す概念である。この見地から、他者認識・集団認識・自己認識の発達と社会的相互関係をふくむ自治・自立の展開を探っている。

研究分野

  1

委員歴

  3

論文

  1

MISC

  37

書籍等出版物

  37

共同研究・競争的資金等の研究課題

  11