金子 弥生

J-GLOBALへ         更新日: 17/08/25 02:52
 
アバター
研究者氏名
金子 弥生
所属
昭和女子大学
部署
国際学部英語コミュニケーション学科
職名
教授

研究分野

 
 

経歴

 
2017年4月
 - 
現在
昭和女子大学 人間文化学部 英語コミュニケーション学科 教授
 
2017年4月
 - 
現在
昭和女子大学 国際学部 英語コミュニケーション学科 教授
 
2017年4月
 - 
現在
昭和女子大学大学院 文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程 教授
 
2017年4月
 - 
現在
昭和女子大学大学院 文学研究科 英米文学専攻 博士前期課程 教授
 

Misc

 
『ノーサンガー・アビー』とジェイン・オースティン
学苑   (986) 70-80   2016年4月   [査読有り]
『ノーサンガー・アビー』のヒロイン、キャサリン・モーランドは女性としてのたしなみや振る舞いを持ち合わせぬヒロインらしからぬヒロインとして登場する。オースティンは、本作品において、ゴシック・ロマンスしか読まない人物とそうではない人物を描き分けている。つまり作者は、イザベラのようにスリルとサスペンスという娯楽に主眼を置いたゴシック・ロマンスしか読まない女性とは異なり、キャサリンを人間性を追究する小説を読み、ティルニー兄妹との交際を通して、自らの無知を知ることで人間的に成長させている。オースティ...
シャーロット・ブロンテの初期作品研究
『学苑』   (894) 43-52   2015年4月   [査読有り]
シャーロット・ブロンテは十代から二十代初めまで、きょうだいと共に詩や物語を書いた。ブロンテの創作期は3つに分けられ、一期では実在の男性人物をモデルに描き、二期目は想像上の男性像と男性につれなくされても耐え忍び、彼を愛し続ける女性像を、三機目は自立を志す女性像を想像し、後にベストセラーとなった『ジェイン・エア』のヒロインを思わせる人物をすでに登場させていることを考察した。
ファニーと魔法の鏡
『学苑』   (882) 44-53   2014年4月   [査読有り]
『マンスフィールドパーク』の主人公ファニー・プライスは、オースティン作品で異色のヒロインである。その性格は物静かで無垢、しかも偽善的なところがある。彼女の人物判断の基準は、個人の記憶であり、どのような記憶を持つかによりその性格を判断する。彼女にとって記憶は、白雪姫の魔法の鏡のように真実を映し出す機能があり、作品中のファニーの果たす役割を分析した。
『説得』におけるアンとウェントワースの意義
『学苑』   (870) 61-71   2013年4月   [査読有り]
ジェイン・オースティンの最後の作品『説得』のヒロイン、アン・エリオットは、一見、自己犠牲的精神にあふれた「理想の女性」に見える。しかし、作品を丁寧に考察すると、彼女の自己主張、判断力、行動力から時代に先駆けた新しい女性の要素を十分備えた女性であることが明らかになる。また、彼女を結婚相手に選んだウェントワース大佐にも新しい女性を受け入れる新しい男性像がうかがえることを考察した。
『エマ』における新しい男性像
学苑   (858) 78-85   2012年4月   [査読有り]
ジェイン・オースティンは『エマ』において、時代が求める理想の女性像とは異なる所謂新しい女性像としてヒロインのエマ・ウッドハウスを創造したが、彼女と最終的に結婚するジョージ・ナイトリーもまた、新しい女性としての要素を持つエマを受け入れることで、オースティンが新しい男性像を提示していると考えられることを証明した。

書籍等出版物

 
時代を超えたナイトリー氏
大阪教育図書株式会社   2014年8月   
ジェイン・オースティンの小説『エマ』のヒロイン、エマ・ウッドハウスは、お金持ちで才気あふれた美人だが、当時の理想の女性像とはかけ離れたヒロインである。独りよがりな欠点を持った彼女は失言や軽はずみな行動で周囲の人々を傷つけるが、自分の罪を認めて成長する。エマはいかなる点で理想の女性と異なっているかを検証し、そのエマを愛し受け入れる度量を持つナイトリー氏が時代を先取りした人物であることを証明した。
ガヴァネスとブロンテ姉妹
森ます美、坂東眞理子 他
お茶の水書房   2010年2月   ISBN:978-4-275-00865-7
働くことが「はしたないこと」と考えられていた19世紀イギリスで、中流階級の女性に許された職業はガヴァネスであった。ガヴァネスを経験して小説家となったアンおよびシャーロット・ブロンテの生涯をたどり、彼女たちの小説に込められたメッセージを読み解くことで、住み込み家庭教師であるガヴァネスの置かれた状況と女性にとって働くことの意義を明らかにした。
『ヴィレット』― ヒロインの名前の意味
白井義明他
大阪教育図書   2009年3月   
シャーロット・ブロンテの最後の作品『ヴィレット』のヒロイン、ルーシー・スノウの名前に込められた意味を、彼女の人生の選択、生き方と照らし合わせ、分析する。
シャーロット・ブロンテとコンプレックス
2008年3月   
シャーロット・ブロンテは容姿に対するコンプレックスのため人前で話すことができなかった。しかし、作家としての功績を考えると、書くことには優越感を持ち、これが容姿に対する劣等感を吸収したと考えられる。この結果が文学作品として結集したことを考察する。
『ヴィレット』の語りーールーシー・スノウの場合
2003年3月   
『ヴィレット』のヒロイン、ルーシー・スノウは主人公でありながら語り手的な立場を意図的にとり、客観的に語るが、これにより、情熱的な内面性を隠蔽し、冷静なヒロインのイメージを確立する。ヒロインの傍観者的立場を利用することで、著者ブロンテの内面を吐露することに成功する過程を考察する。

Works

 
「『嵐ヶ丘』におけるヒースクリフの役割」と「ソーンフィールドの囚われ人『ジェイン・エア』一考 の書評
その他   1994年10月
上村哲彦、加藤文彦編、『ことば・意味・かたち・英米文学ーー批評と読解』(愛育社、1993年)に収められた2つの論文の書評を行った。
『ブロンテ姉妹』の年譜、参考文献表作成
青山誠子   その他   1994年12月
青山誠子氏の著書『ブロンテ姉妹』の執筆を手伝い、ブロンテ一家の年譜と姉妹の作品に関する参考文献表を作成した。
手紙と小説
その他   1996年4月
一般大衆を対象とした小説と特定の相手を対照とした手紙という一般的真理が時として逆転することもありうる。
「未来への贈り物」
共訳者:沢崎順之助   その他   1996年7月
『ヘイデン・カルースーー雪と岩から、混沌から』の中の「未来への贈り物」の翻訳をした。
◎「ヘイデン・カルース―未来への贈り物」pp. 406-413. 共訳者:沢崎順之助
仮面の真実ーージェインとルーシー
その他   2003年
シャーロット・ブロンテの作品『ジェイン・エア』と『ヴィレット』を取り上げ、語りの構造、美しくないヒロイン採用の利点と特徴、“play”を通しての全人化、作者自身の容姿と言葉に対するコンプレックスの克服を、執筆を通じて、いかに克服していったかを考察する。