東 昌市

J-GLOBALへ         更新日: 16/10/05 19:47
 
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研究者氏名
東 昌市
 
ヒガシ ショウイチ
所属
横浜市立大学
部署
国際総合科学部 生命環境コース 生命ナノシステム科学研究科生命環境システム科学専攻
職名
教授
学位
理学(九州大学)

プロフィール

大学院時代に血液凝固反応の開始機構の研究を行って以来、一貫してタンパク質の構造-機能相関解析をベースとした疾患関連プロテアーゼの活性発現・調節機構の研究を進めている。これまでに組織因子による血液凝固第VIIa因子の触媒活性増強機構の解明、アミロイド前駆体タンパク質(APP)分子内のMMP-2選択的インヒビター部位の同定とその選択性発現機構の解明、MMP-7と細胞表層コレステロール硫酸との相互作用を介したがん転移促進機構解明等の成果を得た。これら成果を発展させ、がんや血栓症をはじめとした様々な疾患に対する創薬研究に繋げたいと考えている。

研究分野

 

学歴

 
 
 - 
1994年
九州大学 医学系研究科 分子生命科学系
 

委員歴

 
2013年8月
 - 
現在
日本病態プロテアーゼ学会  評議員
 

受賞

 
1997年
平成8年度第13回井上研究奨励賞
 
1998年
平成10年度日本血栓止血学会学術奨励賞
 

論文

 
Kamoshida G, Tansho-Nagakawa S, Kikuchi-Ueda T, Nakano R, Hikosaka K, Nishida S, Ubagai T, Higashi S, Ono Y
Journal of leukocyte biology      2016年6月   [査読有り]
Kakei Y, Yamazaki C, Suzuki M, Nakamura A, Sato A, Ishida Y, Kikuchi R, Higashi S, Kokudo Y, Ishii T, Soeno K, Shimada Y
The Plant journal : for cell and molecular biology   84(4) 827-837   2015年9月   [査読有り]
Sato H, Higashi S, Miyazaki K
Clinical & experimental metastasis   32(5) 405-415   2015年6月   [査読有り]
Yamamoto K, Miyazaki K, Higashi S
The FEBS journal   281(15) 3346-3356   2014年8月   [査読有り]
Oyanagi J, Kojima N, Sato H, Higashi S, Kikuchi K, Sakai K, Matsumoto K, Miyazaki K
Experimental cell research   326(2) 267-279   2014年8月   [査読有り]

講演・口頭発表等

 
活性型マトリライシンと癌細胞表層コレステロール硫酸との相互作用:とくに癌細胞表層のタンパク質分解および癌転移能に及ぼす効果について
第39回日本結合組織学会・第54回マトリックス研究会合同学術集会   2007年   
癌の悪性形質を支えるMMP-2およびMMP-7の細胞表層での活性発現機序とそれを応用した高特異性阻害剤の開発
第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会   2008年   
APP由来インヒビターによる選択的活性阻害に重要なMMP-2分子内のアミノ酸残基の同定
第67回日本癌学会学術総会   2008年   
Matriptaseによる腫瘍増殖機構の解析-IGFBPsの切断の意義について-
第31回日本分子生物学会・第81回日本生化学会合同大会   2008年   
がんの病態における基底膜の意義
第30回日本分子生物学会・第80回日本生化学会合同学会   2007年   

競争的資金等の研究課題

 
MMP-7による大腸がんの肝転移促進機構解明とその肝再生医療への応用
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2016年4月 - 2018年3月    代表者: 東 昌市
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2013年 - 2015年    代表者: 東 昌市
悪性がんの組織内で高発現しているマトリックスメタロプロテアーゼ (MMPs) は、がん細胞の浸潤性増殖および転移を支えることから、がん治療の有望な標的分子である。しかし、従来型MMP阻害剤は特異性が低く、臨床試験の過程で様々な副作用を示したため、それらを抗がん剤として開発することに成功していない。そこで本研究課題では、個々のMMP活性を特異的に阻害するインヒビターを創出することにより、副作用の極めて少ないがん治療薬の開発へ繋げることを目指している。本年度はβ-アミロイド前駆体タンパク質(A...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2011年 - 2013年    代表者: 宮崎 香
がん細胞はその悪性進展に伴い、接着性を低下させる一方で、浸潤能を獲得する。本研究では、このような過程におけるがん細胞と細胞接着分子の相互作用を調べた。主要な成果として、以下の結果を得た。良性腫瘍ではがん細胞はラミニン332などの基底膜分子に接着し、限局する。しかし、浸潤部位ではこのラミニンのサブユニットの一つであるラミニンγ2(Lmγ2)を過剰に発現する。本研究ではLmγ2が上皮間葉変換(EMT)に伴って発現すること、Lmγ2は血管内皮細胞に作用して血管透過性を亢進させる一方で、がん細胞に...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 東 昌市
(1)結晶構造解析により、10残基ペプチドインヒビターAPP-IPのMMP-2選択的活性阻害様式を明らかにした。(2) MMPsに対する生理的インヒビターTIMP-2とAPP-IPとを組み合わせることで、MMP-2に対し、強力かつ高い特異性を持つインヒビターの設計に成功した。(3)コレステロール硫酸によるMMP-7基質特異性変換機構を解明し、このメカニズムを応用したMMP-7選択的阻害剤開発の手掛かりを得た。
文部科学省: 科学研究費補助金(特定領域研究)
研究期間: 2005年 - 2010年    代表者: 宮崎 香
がんの悪性進展においてがん周囲の微小環境因子が重要な役割を果たしている。本研究では基底膜の細胞接着分子ラミニン332(Lm332)がプロテアーゼの限定分解を受けて可溶型分子となり、がん細胞の移動を促進することが明らかになった。また、がん細胞が間質に浸潤するとLm332の構成鎖の一つであるγ2鎖が単独で過剰に発現し、この分子ががんの浸潤性増殖を促進することが示された。さらに本研究において、腫瘍血管では発現が抑制される、血管特異的新規ラミニン分子ラミニン3B11が発見された。一方、がんの悪性進...

特許

 
特許第5651474号 : β-アミロイド前駆体蛋白質由来マトリックスメタロプロテアーゼ-2インヒビターペプチドと組織メタロプロテアーゼ阻害物質との融合タンパク質
東 昌市
特許第4342027号 : TIMP修飾体
東 昌市