中山 剛史

J-GLOBALへ         更新日: 17/06/07 03:14
 
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研究者氏名
中山 剛史
 
ナカヤマ ツヨシ
所属
玉川大学
部署
リベラルアーツ学部 リベラルアーツ学科
職名
教授
学位
文学修士, 博士(文学)

プロフィール

ヤスパースの哲学を中心として、実存と倫理、哲学と宗教、哲学と科学、交わりと理性などの問題を研究している。『理想』のヤスパース特集号『ヤスパース・今』(2003)では、人類の未来に向けたパースペクティブからヤスパースの現代論の意義について論じた。1998年、2003年、2008年、2013年、2014年、2016年には国際ヤスパース会議で研究発表を行った。
 主要な研究方向は、とくにヤスパース哲学と倫理の問題を包括的に論じるプロジェクトであり、その成果の一環として日本ヤスパース協会誌や紀要などに研究論文を掲載した。2013年夏にアテネで開催された第7回国際ヤスパース会議でも学会発表を行い、また2014年10月には、フランスのクリンゲンタールで開催された国際ヤスパース・シンポジウムに日本代表として参加し、「ヤスパースにおける倫理的モチーフの転換」というテーマで講演を行った。2014年には、この講演をもとにした論文がオーストリア・ヤスパース協会の年報(第28号)に掲載された。この方向で博士論文を執筆しており、2016年9月には、博士論文の1部分をもとにクリンゲンタールの国際ヤスパース・シンポジウムで講演を行った。
 他方、ヤスパース哲学の啓蒙活動の一環として、中央公論新社の『哲学の歴史』全集の第十巻(2008年)の「ヤスパース」の章を執筆し、同出版社の中公クラシック・シリーズの『ヤスパース 哲学』において「解説」を担当し、2011年に刊行された。2012年には、ドイツの哲学者リヒャルト・ヴィッサーの著作『責任——人間存在の証』(邦題)の翻訳書(共訳)を刊行した。また、2015年には共著『始まりのハイデガー』を敢行した。
 また、本学の21世紀COEプログラム(全人的人間科学プログラム)のメンバーの一員として、年2回の学際的な研究会を開催し、脳科学と哲学との対話の促進に努め、2008年には『脳科学と哲学の出会い——脳・生命・心』(共著)を刊行した。それに続くグローバルCOEプログラムでは、新たに「精神医学と哲学」というテーマで研究会を行い、2013年に『精神医学と哲学の出会い』という共著を刊行した。
 一方教育面では、ブラックボードを有効に活用して、授業課題の提示、授業内容の補足、参考文献やレポートなどの情報を提供し、授業のより一層の円滑化に努めている。

研究キーワード

 
 

経歴

 
2015年4月
 - 
現在
玉川大学 文学部人間学科 教授
 
2007年4月
 - 
2015年3月
玉川大学 文学部人間学科 准教授
 
2004年4月
 - 
2007年3月
玉川大学 文学部人間学科 助教授
 
1997年4月
 - 
2004年3月
玉川大学 文学部教育学科 専任講師
 
1996年4月
 - 
1997年3月
国立療養所東埼玉病院付属看護学校 非常勤講師
 

学歴

 
1989年4月
 - 
1995年3月
早稲田大学大学院 文学研究科 哲学
 
1986年4月
 - 
1989年3月
早稲田大学大学院 文学研究科 哲学
 
1982年4月
 - 
1986年3月
早稲田大学 政治経済学部 経済
 

委員歴

 
2017年5月
   
 
比較思想学会  比較思想学会理事
 
2016年6月
 - 
現在
比較思想学会 研究奨励賞選考委員
 
2015年7月
 - 
現在
日本ヤスパース協会理事長
 
2008年4月
 - 
現在
比較思想学会 評議員
 
1999年4月
 - 
現在
日本ヤスパース協会理事
 

論文

 
ヤスパースとハイデガーとの対決――「『世界観の心理学』論評」と『黒ノート』を手がかりとして――
中山 剛史
東北哲学会年報別冊   (33) 107-126   2017年   [査読有り][招待有り]
ヤスパースにおける「唯一無比の実践」としての哲学的思索―「内的行為」と「生の実践」―
中山剛史
論叢 玉川大学文学部紀要   (第56号) 37-69頁   2016年3月
ヤスパースの「倫理学」理解についての一考察―「哲学的倫理学の可能性」との関連において―
中山剛史
論叢 玉川大学文学部紀要   (55)    2015年3月
カール・ヤスパースにおける倫理的モチーフの転換―「実存倫理」から「理性の倫理」へ―
中山剛史
オーストリア・カール・ヤスパース協会年報第28巻   28 63-77   2015年   [査読有り]
後期ヤスパース哲学における「包括者論」の倫理的・実践的意義――「存在意識の変革」との連関において」
中山剛史
『論叢』玉川大学文学部紀要   第54巻    2014年3月

Misc

 
ヤスパースにおける「唯一無比の実践」としての哲学的思索――「内的行為」と「生の実践」――
中山剛史
論叢 玉川大学文学部紀要   (第56号) 37-69   2016年
若き日のデュフレンヌとリクールが新たな思想的可能性の地平を拓くーー(書評)ミケル・デュフレンヌ/ポール・リクール著、佐藤真理人・大沢啓徳・岡田聡訳『カール・ヤスパースと実存哲学』月曜社
中山 剛史
図書新聞 第3142号   (3142) 5   2014年1月   [依頼有り]
後期ヤスパース哲学における「包括者論」の倫理的・実践的意義――「存在意識の変革」との連関において」
中山剛史
『論叢』玉川大学文学部紀要   第54巻    2014年
ヤスパースの「哲学」観の倫理性(1)--前期ヤスパースにおける「哲学」形成に即して--
中山 剛史
論叢 玉川大学文学部紀要   (53) 59-88   2013年
精神病理学者ヤスパースから見たヘルダーリンとファン・ゴッホ――精神疾患における人間存在の「深淵性」
中山剛史
中山剛史・信原幸弘編『精神医学と哲学の出会い――脳と心の精神病理』(玉川大学出版部)   155-169   2013年

書籍等出版物

 
続・ハイデガー読本(秋富克哉・安部浩・古荘真敬・森一郎編)
法政大学出版局   2016年5月   ISBN:978-4-588-15077-7
異文化間の衝突とコミュニケーション―ヤスパース哲学を再考する―(トーマス・ロルフ/アンドレアス・チェザーナ編)
Koenigshausen & Neumann   2016年   ISBN:978-3826052149
始まりのハイデガー (細川亮一、斎藤元紀、池田喬編著)
晃洋書房   2015年8月   ISBN:978-4-7710-2343-7
精神医学と哲学の出会い―脳と心の精神病理
中山剛史・信原幸弘編著 (担当:共著)
玉川大学出版部   2013年4月   ISBN:978-4-472-40468-9
リヒャルト・ヴィッサー『責任―人間存在の証』(共訳)
平野明彦、中山剛史、町田輝雄、皆見浩史共訳 (担当:単訳)
理想社   2012年9月   ISBN:978-4-650-10545-2

講演・口頭発表等

 
ヤスパースとハイデガー ―「実存的」と「実存論的」―
東北哲学会 第66回大会   2016年10月22日   
ヤスパース倫理学の可能性と展望
国際カール・ヤスパース・シンポジウム   2016年9月28日   
ハイデガーとヤスパース―『世界観の心理学』の衝撃とその余波―
ハイデガーと現代哲学の始まり (ハイデガー研究会・日本ヤスパース協会共催)   2015年10月17日   
「生きているとはどのようなことか―生命概念の再検討―」(コメンテーター)
比較思想学会第42回大会 連続パネル企画「思想としての生命」その2   2015年6月13日   
カール・ヤスパースにおける倫理的モチーフの転回―「実存倫理」から「理性の倫理」へ―
国際ヤスパース・シンポジウム (2014 於・クリンゲンタール/フランス)   2014年10月29日   

競争的資金等の研究課題

 
脳科学者による「意志の自由」幻想論への哲学的批判
脳科学と哲学
ヤスパースにおける「哲学的倫理学」の可能性
ヤスパースの「包括者論」の倫理的・実践的意義
研究期間: 2013年 - 現在
脳と心の精神病理
研究期間: 2011年4月 - 2013年3月

その他

 
2008年   玉川大学グローバルCOEプログラム「社会における心の創成―知情意の科学の再構築―
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2002年   全人的人間科学プログラム(21世紀COEプログラム)
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