山岸久雄

J-GLOBALへ         更新日: 14/04/09 03:00
 
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研究者氏名
山岸久雄
 
ヤマギシ ヒサオ
所属
国立極地研究所
部署
国立極地研究所 研究教育系宙空圏研究グループ
職名
教授
学位
工学博士、1988年(京都大学)

プロフィール

研究課題と活動状況: (1)イメージングリオメータによるオーロラのイメージング:南極昭和基地とアイスランド、チョルネス、フサフェルに電離層電波吸収でオーロラのイメージングを行う観測装置を設置し、南北極の地磁気共役点でのオーロラの共役性について観測・研究を行なっている。また、多周波で観測できるイメージングリオメータを開発し、数MeV~数10MeVの高エネルギー降下粒子現象を検出することを目指している。

(2)低温(-40℃)で動作し、低消費電力(1W以下)、高感度(0.2nT)、衛星電話によるデータ伝送機能を持つ無人観測装置を開発し、昭和基地周辺の南極大陸上に展開している。観測・研究対象は、地磁気脈動や電離層電流の数10~数100kmスケールの空間構造などである。無人観測点で必要とされる自然エネルギー電源(風力発電と太陽電池のハイブリッドシステム)の開発も行っている。

(3)オンラインデータ収集・解析機能を備えたELF/VLF自然電波地上観測システムの開発に取り組んでいる。極域観測歴: (1)南極域:第19次南極地域観測隊(越冬隊)(1977-1979)、第26次南極地域観測隊(越冬隊)(1984-1986)、第36次南極地域観測隊(夏隊)(1994-1995)、第38次南極地域観測隊(夏隊、夏隊長)(1996-1997)、第45次南極地域観測隊(越冬隊、越冬隊長)(2003-2005) (2)北極域:ノルウエーにおける気球観測(1982)、グリーンランドにおける極冠域オーロラ観測(1987-1993)、アイスランドにおけるイメージングリオメータ観測(1989-2008)

(3)その他の地域:ドイツ・マックスプランク大気物理研究所(客員研究員) (1990.5-1990.12)産学共同研究: 石川県産業創出支援機構「地域産業の発展に寄与する電磁波技術に関する研究」(1999-2001年度)

研究分野

 
 

経歴

 
1979年
 - 
1988年
国立極地研究所資料系 助手
 
1988年
 - 
1989年
国立極地研究所研究系 助手
 
1989年
 - 
2000年
国立極地研究所研究系 助教授
 

学歴

 
 
 - 
1979年
京都大学 工学研究科 電気工学
 

委員歴

 
2009年6月
 - 
2011年9月
日本学術会議/電気電子工学委員会/URSI分科会プラズマ波動小委員会委員(2009.6.17-2011.9.30)
 
 
   
 
所外:名古屋大学太陽地球環境研究所ジオスペース研究センター運営委員(2010-2011年度)
 
 
   
 
総合観測委員会委員(2010-2011年度)
 
 
   
 
共同利用委員会委員(2008-2009年度)
 
 
   
 
所内:総研大極域科学専攻・専攻長
 

受賞

 
1998年
米国宇宙センター(NASA)・グループ研究賞(1998)
 

論文

 
Cusp-latitude conjugate ionospheric absorption associated with increase of solar wind dynamic pressure during strong northward IMF - a case study -
Nishino, M., Yamagishi, H.*, Sato, N., Liu, R
Adv. Polar Upper Atmosphere Research   18, 35-52   2004年   [査読有り]
南極周回気球に搭載した磁力計システムによる磁場観測実験
西尾泰穂、遠山文雄、山岸久雄*、門倉 昭*、佐藤夏雄*、山上隆正、斉藤芳隆、並木道義、松坂幸彦
宇宙航空研究開発機構研究開発報告   JAXA-RR-04-015,89-98   2005年
第43、44次南極地域観測隊における流星バースト通信設備を用いたデータ伝送実験
椋本介士、福田明、吉廣安昭、中野啓、大市聡、長澤正氏、山岸久雄、佐藤夏雄、門倉昭、H. Yang, M. Yao, S. Zhang, G. He, L. Jin
電子情報通信学会論文誌   VOL.J88-B, No.9   2007年   [査読有り]
南極周回気球によるELF/VLF放射の観測
山岸久雄、三宅壮聡、岡田敏美、知野明裕、門倉 昭、海老原祐輔、佐藤夏雄、高野 博
南極資料   50巻、2号、115-131   2006年   [査読有り]
Balloon observations of temporal and spatial fluctuations in stratospheric conductivity
Edgar A. Bering III, Robert H. Holzworth, Brandon D. Reddell, Michael F. Kokorowski, Akira Kadokura, Hisao Yamagishi, Natsuo Sato, Masaki Ejiri, Haruto Hirosawa, Takamasa Yamagami, Shoji Torii, Fumio Tohyama, Michio, Nakagawa and Toshimi Okada
Advances in Space Research   Volume 35, Issue 8, 1434-1449   2005年   [査読有り]

Misc

 
第45次南極地域観測隊越冬報告2004-2005  -昭和基地及び沿岸地域の活動-
山岸久雄
南極資料   50巻、1号、1-67   2006年

書籍等出版物

 
ELF emission in high latitudes -ray path calculation and ground-satellite observations- Memoir of National Institute of Polar Research, Serires A, No.19.
H. Yamagishi
National Institute of Polar Research   1989年   

講演・口頭発表等

 
南北両極から見る電離圏・磁気圏現象とその共役性 [招待有り]
山岸久雄
IPYシンポジウム   2010年   
昭和基地超高層モニタリング観測の過去と将来に関する一考察
山岸久雄
第29回極域宙空圏シンポジウム   2005年   
昭和基地2周波イメージングリオメータ観測による電波吸収スペクトル指数の算出
山岸久雄、菊池雅行、松澤清、大市聡
第118回地球電磁気・地球惑星圏学会講演会   2005年   
Observatin of Auroral Phenomena by formation flight of Polar Patrol Balloons -Instrumentation and observational results from circum-Antarctica balloon experiment in 2002/2003-
H. Yamagishi, A.Kadokura, and PPB Experiment Team
第25回宇宙技術及び科学の国際シンポジウム   2006年   
Locating the ionospheric exit point of ELF/VLF emissions by tri-static amplitude and phase measurement on the ground near L=6
H. Yamagishi, M. Ozaki, I. Nagano, Y. Hata, S. Yagitani, A. Kadokura and N. Sato
SCAR Open Science Conference   2006年   

Works

 
昭和基地大型短波レーダーの建設
1995年
昭和基地におけるオーロラ観測ロケット実験
1985年
アイスランドにおけるイメージングリオメータの建設
1998年
地域産業の発展に寄与する電磁波技術に関する研究-無人地帯におけるEMC環境評価-
1999年

競争的資金等の研究課題

 
電波による極域超高層大気の観測に関する研究
研究期間: 1990年   
オーロラ現象の南北半球共役性の研究
研究期間: 1984年   
無人磁力計によるネットワーク観測
研究期間: 2002年   
極限環境下で動作する自動観測装置の研究
(1)一般研究C「イメージングリオメータを用いたオーロラの南北半球共役性の研究」(1993-1995年度)、

社会貢献活動

 
社会活動・貢献など
【その他】
講義:板橋区高齢者大学校、極地研講堂(2005.6.27)
社会活動・貢献など
【その他】
講義:北区区民大学、北とぴあ(2005.7.6)
社会活動・貢献など
【その他】
講義:「オーロラとは何か?その観測法」、JST SPP(浦和西高校)協力講義、国立極地研究所(2009.8.17)
社会活動・貢献など
【その他】
講演:「南極から見た宇宙・地球環境」
社会活動・貢献など
【その他】
講演:宇宙天気研究に関する者連携協定キックオフミーティング

その他

 
(1)<南極周回気球実験>南極を周回する風系を利用し、気球で南極を周回する観測を行なう試みが昭和62年度から始まり、何回かの試行的観測を経て、本格的な南極周回気球実験を平成14年12月~15年1月に行った。昭和基地から連続して放球した2基の気球は編隊飛行しながら南極大陸を半周し、サブオーロラ帯~オーロラ帯における磁気圏現象の時間空間変動を観測した。観測データはイリジウム衛星電話により直接、日本に伝送するという先進的な試みがなされ、良好なデータ通信結果が得られた。データ解析によりポーラーコーラス、オーロラヒスの空間的拡がりと降下電子領域の関係、オーストラリアのVLF局電波の南極大陸周辺での伝搬状態、地上の雷活動と気球で観測された電場垂直成分の関係などに関する知見が得られた。
(2)<無人磁力計の開発>南極大陸における無人多点観測に必要な基盤技術である(イ)小電力(1ワット級)、(ロ)耐低温(-40℃以下)(ハ)遠隔データ収集可能(衛星データ通信)という特徴を備えた無人磁力計を完成させ、2007年1月より南極大陸上に設置し、観測を開始した。現在、5つの観測地点から、10月~4月の毎日、良好な観測データが極地研へ送られてくる。今後、この観測装置を南極大陸内陸部へ展開し、電離層電流や地磁気脈動の小規模(