佐川徹 (Sagawa Toru) - マイポータル

基本情報

所属: 慶應義塾文学部人文社会学科（人間関係系）准教授

学位: 博士（地域研究）(京都大学)

研究者番号: 70613579
J-GLOBAL ID: 200901013789268536
researchmap会員ID: 5000031490

研究キーワード

研究分野

経歴

2018年4月 - 現在

慶應義塾大学文学部, 准教授
2014年4月 - 2018年3月

慶應義塾大学文学部, 助教
2011年4月 - 2014年3月

京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教
2010年4月 - 2011年3月

日本学術振興会, 特別研究員PD
2009年11月 - 2010年3月

京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 研究員
2009年4月 - 2009年10月

京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, 研究員

学歴

2000年4月 - 2009年3月

京都大学, 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科, アフリカ地域研究専攻

論文

「なぜ「敵」を助けたのか─倫理的な生と不自由さの感覚」

佐川徹

文化人類学 86(2) 269-286 2021年
Dynamics of cultural value on non-pastoral activities among the Daasanach in East Africa

Sagawa Toru

Nomadic Peoples 25(2) 206-225 2021年
「漁労を始めた牧畜民―ダサネッチにおける生業をめぐる文化的評価とその変化」

佐川徹

『社会人類学年報』 45 41-62 2019年11月30日査読有り
Naturalography of co-existence among East African pastoral societies: An Introductory overview of Japanese scholarship

Toru Sagawa, Itsuhiro Hazama

African Study Monographs 40(2-3) 45-75 2019年
「エチオピアにおける食料安全保障政策と激変する農牧民の生活―大規模開発事業との関係に注目して」

佐川徹

『アフリカ研究』 95 13-25 2019年査読有り
Waiting on a friend: Hospitality and gift to the ‘enemy’ in the Daasanach

Toru Sagawa

Nilo-Ethiopian Studies 23 1-16 2019年査読有り
Arms availability and violence in the Ethiopia-Kenya-South Sudan borderland

Toru Sagawa

History of Global Arms Transfer 6 39-44 2018年
「現代アフリカにおける土地をめぐる紛争と伝統的権威―特集にあたって」

H佐川徹, HR

『アジア・アフリカ地域研究』 14(2) 169-181 2015年
「紛争多発地域における草の根の平和実践と介入者の役割―東アフリカ牧畜社会を事例に」

H佐川徹, HR

『平和研究』 44(44) 1-19 2015年査読有り
Automatic rifles and social order amongst the daasanach of conflictridden East Africa

Toru Sagawa

Nomadic Peoples 14(1) 87-109 2010年6月
War experiences and self-determination of the Daasanach in the conflict-ridden area of northeastern Africa

H佐川徹, HR

Nilo-Ethiopian Studies 14 19-37 2010年
「大規模開発プロジェクトと周縁社会―エチオピア西南部のダム／農場建設と地域住民の初期対応」

H佐川徹, HR

Kyoto Working Papers on Area Studies No. 101 1-34 2010年
「東アフリカ牧畜社会における横断的紐帯の持続」

H佐川徹, HR

『アジア・アフリカ言語文化研究』 78(78) 131-163 2009年
「臆病者になる経験―ダサネッチの戦争と自己決定」

H佐川徹, HR

『アジア・アフリカ地域研究』 9(1) 30-64 2009年
「自動小銃は社会を無秩序化するのか―東アフリカ牧畜民の民族間関係を事例に」

H佐川徹, HR

『アフリカレポート』 48 35-39 2009年
東アフリカ牧畜社会の地域紛争と近年の変化

H佐川徹, HR

海外事情 57(5) 37-53 2009年
Local practices for peace among ‘violent’ pastoralists in East Africa

H佐川徹, HR

Mila (A Journal of Institute of African Studies, University of Nairobi) 9 74-80 2008年
「北東アフリカ紛争多発地域の平和構築に向けて―外部介入による牧畜民間の平和会合」

H佐川徹, HR

『アフリカ研究』 71 41-50 2007年
「定住民中心的な世界システムへの挑戦―『アフリカの角地域における牧畜民会議』について」

H佐川徹, HR

『アフリカレポート』 45 49-53 2007年
Wives’ domestic and political activities at home: The space of coffee drinking among the Daasanetch of southwestern Ethiopia

H佐川徹, HR

African Study Monographs 27(2) 63-86 2006年

MISC

「牧畜社会の経験―EPRDF 政権下におけるダサネッチの窮状」宮脇幸生編『科学研究費基盤研究B「経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究―エチオピアの事例から」報告書』

佐川徹

243-264 2023年3月
「38．民族問題・民族紛争―深刻な対立や衝突は民族が違うから生じるのだろうか」横山智・湖中真哉ほか（編）『フィールドから地球を学ぶ─地理授業のための60のエピソード』

佐川徹

82-83 2023年3月
「アフリカの「食料危機」を捉える視点」

佐川徹

『三田評論』2022年10月号 72-73 2022年10月
「雨と紛争と開発」藤井真一・川口博子・村橋勲（編）『サバンナの彼方―栗本英世教授退職記念文集』

佐川徹

204-211 2022年3月
Book Review: Creating Their Own Future by Face-to-Face Negotiation: Lifeworld of East African Pastoralists. Ohta Itaru, 2021 (In Japanese)

Sagawa Toru

Nilo-Ethiopian Studies 26 2021年12月31日
「書評：松原正毅2021『遊牧の人類史―構造とその起源』」

佐川徹

『福井新聞』（2021年11月7日）ほか（共同通信配信記事） 2021年11月7日
「敵との共生」

佐川徹

世界思想 (48) 75-79 2021年4月10日
「胃にあるものをすべて（松村圭一郎、若林恵との対談）」松村圭一郎・コクヨ野外学習センター（編）『働くことの人類学【活字版】』黒鳥社

佐川徹

2021年
「書評：ピエール・クラストル2020年『政治人類学研究』（原毅彦訳）水声社」

佐川徹

『図書新聞』 (3467(2020年10月17日)) 2020年10月17日
「適切な距離」

佐川徹

『三田評論』 (1245) 9 2020年6月
Book Review: E Kuoth: An Ethnography of Prophecy and Suffering among the Nuer of South Sudan. (E Kuoth: Minamisudan Nueru Shakai ni okeru Yogen to Jyunan no Minzokushi). Hashimoto Eri, Fukuoka: Kyusyu Daigaku Shuppankai, 2018, pp. 377 (in Japanese)

Toru Sagawa

Nilo-Ethiopian Studies 25 24-26 2020年3月31日
「教員紹介」

佐川徹

『三色旗』 (829) 33-34 2020年
「研究手帖境界をつくらない平和」

佐川徹

現代思想 47(9) 230 2019年招待有り
「書評：橋本栄莉『エ・クウォス―南スーダン・ヌエル社会における予言と受難の民族誌』」

佐川徹

『アフリカ研究』 95 35-38 2019年
「日常的暴力と日常的平和」松村圭一郎・中川理・石井美保（編）『文化人類学の思考法』

佐川徹

137 2019年
「現代世界におけるフロンティア空間の動態」

佐川徹

『民博通信』 (164) 10-11 2019年
「友を待つ―東アフリカ牧畜社会における「敵」への歓待と贈与」

佐川徹

『哲學』 140(140) 147-183 2018年3月
Book Review: The Aged in Africa: Ethnography on the Institutions and Powers of Ageing. (Africa no Rojin: Oi no Seido to Chikara o meguru Minzokushi). Tagawa Gen, Keida Katsuhiko and Hanabuchi Keiya (eds.).

H佐川徹, HR

Nilo-Ethiopian Studies 22 67-68 2017年
「岡野英之2015『アフリカの内戦と武装勢力―シエラレオネにみる人脈ネットワークの生成と変容』」

H佐川徹, HR

『コンタクト・ゾーン』 9 419-422 2017年
「エチオピアの牧畜地域におけるNGOによる平和構築活動」宮脇幸生（編）『NGOとアフリカの市民社会』

H佐川徹, HR

113-122 2017年

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書籍等出版物

「暴力の貸しを取り返しに行く―東アフリカ牧畜社会における復讐／感染／代替の論理」佐久間寛（編）『負債と信用の人類学―人間経済の現在』

佐川徹 (担当:分担執筆)

以文社 2023年6月1日
「人々と生活―多様性、連続性、創造性」遠藤貢・阪本拓人（編）『シリーズ地域研究のすすめようこそアフリカ世界へ』

佐川徹

昭和堂 2022年7月25日
「「国家に抗する戦争」と「新しい戦争」―文化人類学からのアプローチ」蘭信三・石原俊・一ノ瀬俊也・佐藤文香・西村明・野上元・福間良明（編）『シリーズ戦争と社会1 「戦争と社会」という問い』岩波書店

佐川徹

2021年12月
Large-Scale Development Projects, Food Security Policy and Livelihood of Agro-Pastoralists in Southwestern Ethiopia

Motoki Takahashi, Oyama, Shuichi, Herinjatovo Aimé, Ramiarison, Developmen, Subsistence in Globalising, Africa: Beyo, he Dichotomy (担当:分担執筆)

Langaa RPCIG 2021年
「関係性の記憶とその投影―大規模開発に直面したエチオピア農牧民の生活選択」五十嵐誠一・酒井啓子（編）『グローバル関係学7 ローカルと世界を結ぶ』

佐川徹 (担当:分担執筆)

岩波書店 2020年10月23日
「砂漠化の経済的影響牧畜」日本沙漠学会（編）『沙漠学事典』

佐川徹

丸善出版 2020年7月
「序章―民族誌を読む、アフリカで学ぶ」松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉（編）『アフリカで学ぶ文化人類学―民族誌がひらく世界』

石田慎一郎, 橋本栄莉, 佐川徹, 大石高典, 松本尚之

昭和堂 2019年11月
「民族と国民―柔軟な関係性と付加型のアイデンティティ」松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉（編）『アフリカで学ぶ文化人類学―民族誌がひらく世界』昭和堂

佐川徹

昭和堂 2019年11月
「難民と日常性―異郷の地で生きるための想像／創造力」松本尚之・佐川徹・石田慎一郎・大石高典・橋本栄莉（編）『アフリカで学ぶ文化人類学―民族誌がひらく世界』

内藤直樹, 佐川徹 (担当:共著)

昭和堂 2019年11月
「戦争と平和―人はなぜ戦うのか」松村圭一郎・中川理・石井美保（編）『文化人類学の思考法』

佐川徹

世界思想社 2019年
「『男らしさ』を相対化する―ダサネッチの戦場体験」太田至・曽我亨（編）『遊牧の思想―人類学がみる激動のアフリカ』

佐川徹

昭和堂 2019年
「フィールドワーク論」桑山敬己・綾部真雄（編）『詳論文化人類学』

H佐川徹, HR

ミネルヴァ書房 2018年4月
「ローカルNGOによる平和構築活動の成果と限界」宮脇幸生（編）『国家支配と民衆の力―エチオピアにおける国家・NGO・草の根社会』

H佐川徹, HR

大阪公立大学共同出版会 2018年3月
「個人を起点に捉える戦いと平和―東アフリカ牧畜社会の事例から」島田周平・上田元（編）『世界地誌シリーズ⑧アフリカ』

H佐川徹, HR

朝倉書店 2017年
「フロンティアの潜在力―エチオピアにおける土地収奪へのローカルレンジの対応」遠藤貢（編）『武力紛争を越える―せめぎ合う制度と戦略のなかで』（アフリカ潜在力シリーズ第2巻）

H佐川徹, HR

京都大学学術出版会 2016年3月
「エチオピア牧畜民に大規模開発はなにをもたらすのか」内藤直樹・山北輝裕（編）『社会的包摂／排除の人類学』

H佐川徹, HR

昭和堂 2014年
「家畜キャンプにたどりつくまで―東アフリカ牧畜民の移動と紛争」佐藤靖明・村尾るみこ（編）『衣食住からの発見』

H佐川徹, HR

古今書院 2014年
「地域研究―東アフリカ：牧畜と社会変容」日本アフリカ学会（編）『アフリカ学事典』

H佐川徹, HR

昭和堂 2014年
「和解と共存」国立民族学博物館（編）『世界民族百科事典』

H佐川徹, HR

丸善出版 2014年
「『敵』と結ぶ友人関係―東アフリカの紛争多発地域で生存を確保する」速水洋子・西真如・木村周平（編）『講座生存基盤論3 人間圏の再構築』

H佐川徹, HR

京都大学学術出版会 2012年

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担当経験のある科目(授業)

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所属学協会

共同研究・競争的資金等の研究課題

アフリカ国家論の再構築―農村からの視点

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2021年4月 - 2026年3月

武内進一, 網中昭世, 佐藤千鶴子, 阪本拓人, 遠藤貢, 佐川徹, 友松夕香, 楠和樹
東アフリカの再エネ開発をめぐる社会的合意形成と土地利用再編の解明

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2020年4月 - 2024年3月

西崎伸子, 樺澤麻美, 佐川徹, 黒崎龍悟
歴史研究の観点から見た現代アフリカの紛争

文部科学省・日本学術振興会科学研究費助成事業、基盤研究B 2020年4月 - 2023年3月

佐川徹
アフリカ遊動社会における接合型レジリアンス探求による人道支援・開発ギャップの克服

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2018年4月 - 2023年3月

湖中真哉, 村尾るみこ, 孫暁剛, 波佐間逸博, 阪本拓人, 小川さやか, 榎本珠良, 太田至, 佐川徹, 島田剛
経済開発と資源の重層的ガバナンスに関する人類学的研究－エチオピアの事例から

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2018年4月 - 2022年3月

宮脇幸生, 西真如, 児玉由佳, 利根川佳子, 藤本武, 眞城百華, 田川玄, 佐川徹
規範とアイデンティティ：社会的紐帯とナショナリズムの間

日本学術振興会科学研究費助成事業新学術領域研究(研究領域提案型) 2016年6月 - 2021年3月

酒井啓子, 山本薫, 後藤絵美, 帯谷知可, 小林正弥, 福田宏, 佐川徹, 宮地隆廣
援助と投資の経済人類学：エチオピアの食料資源の市場化／脱市場化に関する実証分析

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2014年4月 - 2019年3月

松村圭一郎, 曽我亨, 藤本武, 田川玄, 佐川徹
アフリカにおけるミクロな紛争のマクロ化：現地調査に基づいたシミュレーション解析

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(C) 2015年7月 - 2018年3月

阪本拓人, 武内進一, 佐川徹, 佐川徹
ＮＧＯ活動の作りだす流動的社会空間についての人類学的研究－エチオピアを事例として

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2013年4月 - 2018年3月

宮脇幸生, 児玉由佳, 増田研, 藤本武, 吉田早悠里, 眞城百華, 松村圭一郎, 佐藤美穂, 田川玄, 佐川徹
現代アフリカの周縁社会における土地強奪と地域開発

文部科学省・日本学術振興会科学研究費助成事業若手研究(B) 2014年4月 - 2017年3月

佐川徹
西アフリカにおける都市の衛生改善と農村の荒廃地修復システムSLDACSの構築

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2013年4月 - 2017年3月

大山修一, 近藤史, 堀信行, 佐川徹, 堀光順, セーラジョルジナ
アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(S) 2011年4月 - 2016年3月

太田至, 島田周平, 池野旬, 松田素二, 重田眞義, 栗本英世, 高橋基樹, 峯陽一, 遠藤貢, 荒木美奈子, 平野美佐, 山越言, 西崎伸子, 大山修一, 阿部利洋, 佐川徹, 武内進一, 海野るみ, 伊藤義将, 海野るみ, 武内進一
東アフリカ牧畜社会における劣悪な国家ガヴァナンスへの民族誌的接近法の開拓

日本学術振興会科学研究費助成事業挑戦的萌芽研究 2012年4月 - 2015年3月

湖中真哉, 佐川徹
民族連邦制国家エチオピアにおける宗教の共同体のもつ公共性に関する人類学的研究

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2011年4月 - 2014年3月

石原美奈子, 宮脇幸生, 田川玄, 藤本武, 増田研, 松村圭一郎, 佐川徹, 吉田早悠里, 松波康男
東アフリカ国境地域における地域紛争への介入と多民族共生社会の形成

文部科学省・日本学術振興会科学研究費助成事業、研究活動スタート支援 2011年4月 - 2013年3月

佐川徹
開発と国家支配-連邦制国家エチオピアにおける開発エージェントと国家権力の相克

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(B) 2008年 - 2011年

宮脇幸生, 石原美奈子, 佐川徹, 田川玄, 藤本武, 眞城百華, 増田研, 松田凡, 松村圭一郎
アフリカ牧畜社会におけるローカル・プラクティスの復権/活用による開発研究の新地平

日本学術振興会科学研究費助成事業基盤研究(A) 2007年 - 2010年

太田至, 内海成治, 佐藤俊, 北村光二, 作道信介, 河合香吏, 曽我亨, 湖中真哉, 内藤直樹, 孫暁剛, 中村香子, 波佐間逸博, 佐川徹, 白石壮一郎, 内海成治, 佐藤俊, 北村光二, 作道信介, 河合香吏