渡辺 成良

J-GLOBALへ         更新日: 16/09/30 02:52
 
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研究者氏名
渡辺 成良
 
ワタナベ シゲヨシ
所属
電気通信大学
職名
名誉教授
学位
工学博士(東京工業大学)
科研費研究者番号
90008532

プロフィール

1.分散人工知能の研究として、マルチエージェントシステムがある。マルチエージェントシステムは、人工知能研究における論理に基づく機械学習と異なり、人間のように相互作用によって行動規範を環境に適合させるエージェントで構成されている。生態系や人間社会における様々な現象は、環境問題や経済予測、社会設計などで従来の物理・数学モデルが適用しにくい対象であったが、複雑化した社会現象のコンピュータシミュレーションが特に設計と予測問題の解決で強く望まれている。このため、人工生命や災害避難、疑似市場取引のシミュレーションにマルチエージェントモデルを適用する研究が進んでいる。研究室では、このような環境との相互作用によって学習するエージェントモデルとマルチエージェントシステムの基礎理論、および道路交通、自由取引市場などの現象予測への応用研究を始めてすでに10数年の蓄積を持ち、研究成果をあげてきている。

2.人工知能の研究として、知識ベース推論に基づく学習支援がある。学習支援の研究は、人は如何にして知識を獲得するか、どのように知識を定着させるのか、複数の学習者による協調学習は学習を促進させるか、という課題に対する認知科学の研究にも通じ、学習活動のコンピュータモデル構築が解決の鍵となる。研究室では、教材知識から学習者モデルを構築し、Web 学習の行き詰りを解決する研究を進めている。この方法は、教室での同期的学習や遠隔による非同期学習への支援に有効であり、これまでに問題解決の個別支援、Web 学習の個別・協調学習支援などで、特に実用化を目指した研究を15年以上にわたって行ってきた。成果の一部は学部情報基礎教育科目で生かされ、また最近のe-Learningにおける学習者支援の研究やマルチエージェントモデルによる協調学習シミュレーションへと発展させている。

3.ソフトウェア工学の織田健助手とは仕様書作成における誤り検出やソフトウェア部品の再利用に関して、また、鈴木雅久助教授・竹田ゆう子助教授とは留学生への遠隔教育に関して、共同研究を進めている。

研究分野

 
 

学歴

 
 
 - 
1968年3月
東京工業大学 工学部 電気工学科
 
 
 - 
1970年3月
東京工業大学 理工学研究科 電気工学専攻
 
 
 - 
1973年3月
東京工業大学 理工学研究科 電気工学専攻
 

委員歴

 
1987年
 - 
1987年
電気学会  論文委員会第8グループ委員
 
1992年
 - 
1996年
人工知能学会  知的教育システム研究会幹事
 
1992年
 - 
1998年
電子情報通信学会  教育工学研究専門委員会専門委員
 
1993年
 - 
1998年
教育システム情報学会  評議員
 
1997年
 - 
1998年
人工知能学会  知的教育システム研究会主査
 

論文

 
Quantitative Method for comparing Multi-Agent-Based Simulation in Feature Space
Ryota Arai, Shigeyoshi Watanabe
Multi-Agent-Based Simulation 2008 (MABS2008), LNCS, LNAI5269, Springer, Heidelberg   LNAI5269 pp.155-166   2009年4月   [査読有り]
Hierarchical Control in a Multiagent System
Damba Ariuna, Shigeyoshi Watanabe
International Journal of Innovative Computing   4(12) 3091-3100   2008年12月   [査読有り]
Experiment Based Learning in Policy Control of Multiagent System
Damba Ariuna, Shigeyoshi Watanabe
International Conference on Cybernetics and Intelligent System   CD   2008年9月   [査読有り]
新しい教育コミュニケーション環境としての携帯端末利用ワンセグ放送
清水克彦、藤森克彦、舟橋洋介、服部弘之、茅根由希子、田沼純、渡辺成良
教育システム情報学会誌   24(4) 277-287   2007年10月   [査読有り]
Comparison of discriminatory pricing and uniform pricing rules in electricity markets using a agent model with risk consideration
Guilan Zhi, Shigeyoshi Watanabe
Proceedings of Congress on Evolutionary Computation in CD-ROM   1118   2007年9月

書籍等出版物

 
教育システム情報ハンドブック
教育システム情報学会編/共著 (担当:共著)
実教出版   2001年   
UNIXコンピュータリテラシー
渡辺成良、若月光夫、織田健 (担当:共著)
共立出版、(1997.1初版、2001.4第2版(改訂))   2001年4月   
インターネット時代の教育情報工学2:ニューテクノロジー編
岡本敏雄編著、渡辺成良他共著 (担当:共著)
森北出版   2000年4月   
情報教育重要用語 300選
高西之園晴夫編渡辺成良共著 (担当:共著)
明治図書   1999年   
UNIXコンピュータリテラシー
渡辺成良、若月 光夫、織田 健 (担当:共著)
共立出版株式会社   1997年   

講演・口頭発表等

 
学習方略の自己診断と学習支援の可能性について
匂坂智子, 渡辺成良
電子情報通信学会,2007年総合大会講演論文集, 情報システム   2007年3月   
エージェントベースモデルによる排出枠取引における遵守制度のモデル化
仲田知弘, 渡辺成良
電気学会,平成19年電気学会全国大会講演論文集, 分冊3   2007年3月   
WWW学習環境における学習者の学習行動と個人特性に基づいた学習支援の可能性について
匂坂智子、渡辺成良
電子情報通信学会,2006年総合大会講演論文集、情報システム   2006年3月   
CSCLにおける学習者のメタ認知を考慮した役割配分
神田 奈美、渡辺 成良
教育情報システム学会,30周年記念全国大会講演論文集   2005年8月   
教育情報コラボレーションにおける教材開発事例~Perl編~
柏木 肇、渡辺 成良
教育情報システム学会,30周年記念全国大会講演論文集   2005年8月