大澤 香奈子

19世紀を代表するモード誌JOURNAL DES DAMES ET DES MODES パリ版(1797-1839)から、装いを通して表れる社会の変化、殊に家族に係わる価値観に焦点を当て、ファッション・プレートを中心に人物の描写や装いのアイテムから、社会の変化あるいはファッションの大衆化について考察し報告した。第22回アメリカ服飾社会史研究会発表

1800年から約30年間のパリモードの特に夜会服に表れた、服飾表現の変化と社会的要因との関連性について論じた。

京都西川が提案した産学連携プロジェクトに本学の学生と教職員が参画し、正課外活動として京都西川と協働した。プロジェクトのミッションは、2013年春夏に向けた女子大生が好むふとんカバーのデザインの商品企画案と、2012年秋冬に販売予定の「マイクロフリース」のふとんカバーの販売促進法の提案であった。

ファッション･プレートは、服飾研究において過去の装いのモードを視覚的に示す貴重な資料と周知されている。ここではこれまでに得たモードの服飾表現特徴とキャプションの情報分析を通じ、Costumes Parisiensの資料価値について検討し、感性的なキーワードを得たと同時に、データの検証とフィールドワークの重要性という課題が明らかになった。

Costumes Parisiensのキャプションの情報分析を行い、これまでに行ったCostumes Parisiensに見る服飾表現についての調査結果と併せてファッショントレンドを特に、形態、色、素材、デザイン性の点から明らかにした。