基本情報

所属
東北大学 災害科学国際研究所 災害評価・低減研究部門 教授
(兼任)
学位
博士(理学)(東京大学)

J-GLOBAL ID
200901007437556426
researchmap会員ID
6000003859

外部リンク

研究キーワード

  1

学歴

  1

委員歴

  2

論文

  78

MISC

  9

講演・口頭発表等

  16

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8

その他

  1
  • 2013年4月 - 2013年4月
    今後予想される海溝型巨大地震の想定震源域は海域にあり、その周辺における地殻変動観測により、プレート境界の固着状態の空間分布を把握し、その時間変動をモニターすることが今後の重要な課題である。そのためには、想定震源域とその周辺において広域かつ高密度で精密な地殻変動連続観測が必要である。しかし現状のGPS音響結合方式の海底地殻変動観測は、条件により測位精度1~5cm程度の孤立した点における観測であり、観測頻度は多くても年に2~3回の繰り返し観測である。しかも観測の結果が得られるのは1か月程度経過したのちである等の問題点が存在する。本研究は、その海底地殻変動の高度化を実現するために必要な観測システム及び解析手法を開発することを目的とするものである。当初平成26年度までの5年計画の予定であったが、平成23年度補正予算による研究の強化により、本研究は、平成25年度までに1回の測位精度を1cm程度まで向上させ、海溝型巨大地震の想定震源域内及びその周辺や東北地方太平洋沖地震の余効変動域における広域・高密度観測を進め、速報値を観測終了後半日程度で求め、セミリアルタイム化を実現することを目標とする。重要な観測点においては係留ブイによる連続観測を実現し、日座標値の時系列データを得られるようにする。今後の観測形態としては、船を用いた移動観測と自航式ブイを用いた同時観測、さらに係留ブイを用いた連続観測が必要となることを踏まえ、①移動観測における高精度かつ高効率な海底地殻変動観測・解析技術の開発、②セミリアルタイム海底地殻変動連続観測に向けたシステム開発、及び集中観測による東北地方太平洋沖地震の余効変動の検出を目標として本業務を実施する。