基本情報

所属
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中日本農業研究センター 転換畑研究領域 上級研究員
学位
博士(農学)(岩手大学)

研究者番号
20631485
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-3239-0907
J-GLOBAL ID
201001090560585720
Researcher ID
AAD-7621-2020
researchmap会員ID
6000021663

外部リンク

これまでは主に水田生態系における「作物」×「環境」との交互作用についての研究を行ってきました。具体的には、水田の物理的環境についてのモニタリング、センシング技術開発、水稲の生育・収量の将来予測に関する研究、水稲の高温障害に関する研究、水稲生産性の環境応答の定量化や品質応答のメカニズム解明に関する研究です。北海道では、これまで経験した水田や水稲を対象とした研究手法等を北海道の畑作物研究にも適用し、新たな畑栽培技術、病害虫防除技術開発および品種開発などにも役立てる研究に取り組みました。オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)における長期在外研究では、フェノタイピング技術開発とそれらのモデル化に関する研究に従事しました。国際的なフェノタイピング研究ネットワークを構築するとともに、我が国のフィールドにおける作物フェノタイピング研究が、国際的にも中心的役割を果たせるようにしたいと思っています。これまで行ってきた研究を融合・発展させた「水田作」×「畑作」×「フェノタイピング」に関する総合的研究に対し、ビッグデータを活用し、新知見の発見とその応用研究に従事するとともに、新たな研究課題の創出にもチャレンジしています。最近は、農業研究に関心を持ち、広く知っていただくため、小学校・中学校等での講演・授業や公設農業試験場等の観測の経験が少ない研究者・技術者向けの研修会開催・技術指導を通したアウトリーチ活動も行っています。現在、公設農業試験場を対象に、気温・湿度観測ネットワークの構築しており、九州全県の公設果樹試験場へ普及しました。現在、関東の公設農業試験場へも普及が進み、全国各地から研修会開催・技術指導依頼が多く寄せられています。今後は、さらに普及拡大を進めたいと思っています。


経歴

  12

論文

  51

MISC

  19

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  174

担当経験のある科目(授業)

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  23

社会貢献活動

  9

メディア報道

  4

その他

  22