基本情報

所属
北海道大学 名誉教授
学位
農学博士(東北大学)

連絡先
yamadafsc.hokudai.ac.jp
研究者番号
70343952
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-7845-6556
J-GLOBAL ID
200901084093383831
researchmap会員ID
0000202756

岐阜県出身。農林水産省関係の試験場(盛岡市、山梨県長坂町、札幌市)を転々とし、牧草の品種改良などに関する研究を行ってきました。2005年から北海道大学北方生物圏フィールド科学センター生物生産研究農場に勤務。ススキ(Miscanthus)属植物を中心としたバイオマス資源作物の栽培・利用技術および品種改良に関する研究を実施しています。バイオマス生産に優れ、土壌炭素貯留機能が高い、ススキの一種ジャイアントミスカンサス(Miscanthus × giganteus; Mxg)の北海道各地への普及とその利活用に関する取り組みも展開中です。Mxgは省力栽培が可能で、地域で問題となっている耕作放棄地の問題解決にもなります。Mxg栽培を通して、バイオマスに基づくバイオエコノミー社会構築により、低炭素社会の実現や地方創生に貢献できればと願っています。
 一方、北海道の草地では雑草による植生悪化が深刻な問題で植生改善に向け、雑草防除技術の確立やペレニアルライグラス追播研究およびその実証展示試験も実施しています。
 さらに、世界の食資源を安定的に確保する目的で、サトウキビとススキの雑種であるミスケーンを用いた新規エネルギー作物および耕作限界地向けの多年生イネの開発にも高い関心を持っています。
 これまで、遺伝資源としてススキ属植物の種子を求めて、北海道から沖縄まで、全国各地を隈なく歩きましたが、水田、ススキヶ原の美しい日本の風景がいつまでも続くことを願っているところです。


委員歴

  6

論文

  156

MISC

  112

書籍等出版物

  20

講演・口頭発表等

  42

共同研究・競争的資金等の研究課題

  27

産業財産権

  15