基本情報

所属
東北大学 電気通信研究所 人間情報システム研究部門 先端音情報システム研究室 先端音情報システム研究分野 教授
学位
工学博士(東北大学)

J-GLOBAL ID
200901061535850027
researchmap会員ID
1000005559

外部リンク

研究キーワード

  1

委員歴

  42

受賞

  19

論文

  522

書籍等出版物

  18

共同研究・競争的資金等の研究課題

  24

産業財産権

  26

社会貢献活動

  42

メディア報道

  2

その他

  22
  • 2011年8月 - 2011年8月
    次世代ネットワークでは,これまでには伝送できなかったより多くのデー タが高速でかつ安全に通信の実現により,単にこれまでのような意味や内 容といった情報だけではなく,あたかも本物がそこにあるかのような感覚 や相互作用も通信できることが期待されている。これまでのネットワーク を用いた音響通信では,通信帯域が狭く,通信データ量が少なかったため, 単に音声や楽曲など内容を伝達するものであった。しかし,多数のマイク ロホンで音空間を高精細に収録し,その音空間を再生する多数のスピーカ の配置に合わせて最適に再構成することにより,人は音の情報だけではな く,音の広がり感,距離感,音源の向きなども時間,空間を超えて伝える ことができる。さらに,お互いの高精細な音空間情報がリアルタイムに伝 送することができれば,臨場感相互通信が可能となる。そこで我々はこの 次世代ネットワーク通信技術に着目し,これまではリアルタイムで伝送で きなかった100 チャネル以上の音情報を収録,コーディングし,受信した 再生場所にてデコード,再生するシステムを提案する。具体的にはすべて を50 ms 以内の遅延で行うことを目的とする。この技術が実現すれば,遠 く離れた国の人々がリアルタイムに相互演奏するなど,臨場感溢れる音空 間コミュニケーションを実現できる。しかし,リアルタイムで多チャネル の音信号を安全に通信するためには,(a) エンコーディングやデコーディ ングの計算を短時間で行う技術,そして(b) ネットワーク通信間における パケットロスやジッタの影響を軽減する音空間符号化技術が必要となる。 よって,システムを実現するためには(1)100 チャネル以上で収録した音空 間情報のパケットロスやジッタ態勢のある新エンコード方式の開発,(2) エンコードされたデータを安全に伝送する技術の開発,(3) 受信したデー タをリアルタイムにかつ再生方式に合わせたデコード技術の開発,が課題 となる。さらに,(4) ストリーミング型音アプリケーションと我々の提案 する相互通信音空間の評価,また,再現された音空間を評価するための規 範を提案する。
  • 2011年4月 - 2011年4月
    東日本大震災では,防災行政無線を含む地域の防災関係システムについても,地震,津波による浸水や流出等により,設備等の機能停止や倒壊等の被害が生じ,発災時に稼動できないケースがあった。また防災行政無線により災害情報の伝達がなされた場合でも,防災行政無線の音声が聞き取れないといった問題が指摘された。 地域住民等に災害に関する避難情報や警報等を速やかに伝えることは極めて重要であり,今回のような大規模・広域災害の発生時に明らかになった,災害情報システムの伝達における課題に対応することが求められる。そこで,迅速かつ確実な災害情報等の伝達を可能とする技術の確立を目的として,多様な通信・放送手段を連携させた多層的な災害情報伝達システムの技術開発・実証を行った。 本研究開発では,多様な通信・放送手段を連携させた多層的な災害情報伝達システムの実現に向けて以下3つの技術課題に取り組んだ。 【課題ア 配信コンテンツの自動生成技術】 【課題イ 多様な通信・放送手段への配信制御技術】 【課題ウ 信頼性の高い災害情報伝達システムの開発・検証】 同人は,課題イの中で,多くの住民が屋外拡声器からの災害情報を明瞭に聞きとれるようにするため,音声了解度を向上させる技術の開発を行った。
  • 2008年4月 - 2008年4月
    人間の3次元音空間知覚メカニズムの解明に関する研究を行う
  • 2008年4月 - 2008年4月
    次世代補聴器の基礎検討および開発に関する研究を行う
  • 2008年4月 - 2008年4月
    音を主体としたマルチモーダル情報の時空間統合過程をモデル化し,高臨場感マルチメディア情報システムの実現に向けて,聴覚ディスプレイを基盤とした高精度 3 次元音空間呈示装置の構築を行う
  • 2007年4月 - 2007年4月
    次世代の補聴処理技術の基礎及びその応用に関する研究を行う
  • 2007年4月 - 2007年4月
    音響通信技術の開発に関する研究を行う
  • 2006年4月 - 2006年4月
    電子透かし技術を応用し,校内放送や構内放送などの音にディジル 符合を重畳することによって,音経由の情報提示においてその音をユニバーサルメディア化し,聴覚障害者も健常者と同じ情報を受容することができる音響バリアフリーシステムの開発を行う
  • 2005年7月 - 2005年7月
    ネットワーク環境において高信頼性高品質音情報伝送を可能とするディジタル信号処理技術の開発を行うことで,コンテンツ産業のインターネット利用を促進させる。具体的には,以下の3つのサブテーマに取り組む。 1.ディジタル音信号コンテンツの著作権をアナログ化された後にも追跡するため,ディジタルおよびアナログの両方において耐性のある電子透かしを開発する。 2.高音質かつ高圧縮音楽信号のストリーミング配信技術を開発する。 3.インターネット音声通話において,高い秘話性を実現する技術を開発することで,オープンなネットワークを経由する環境においても重要な内容の会話を可能とする。
  • 2005年4月 - 2005年4月
    話速変換音声のテレビ応用を念頭に,話者映像と話速変換音声との統合過程を解明する.
  • 2004年4月 - 2004年4月
    骨伝導デバイスを中心に,聴覚障害者,健聴者だれもが,どんな環境でも使いやすいインテリジェントなユニバーサルコミュニケーションを開発する
  • 2003年4月 - 2003年4月
    音声聞取改善を目的とし,両耳分離聴による新しい両耳補聴方式の開発を行う
  • 2003年4月 - 2003年4月
    高精度聴覚ディスプレイ技術を用い,視覚障害者の音空間認識能改善のための訓練を行うためのエデュテインメント機器の開発を行う。
  • 2002年8月 - 2002年8月
    インテリジェントバリアフリー(聴覚障害者の支援機器・システム)に関する研究
  • 2001年4月 - 2001年4月
    聴覚系における基礎的な情報処理過程を解明し,また,聴覚と他の感覚系の情報が複合した場合のマルチモーダル情報処理過程の解明を行う
  • 2001年4月 - 2001年4月
    単語親密度を統制した単語了解度試験手法を開発し,難聴者個々の聴力に合わせた高精度の補聴器適合評価手法の実現を目指す
  • 2000年8月 - 2000年8月
    聴覚の最も基本的な特性の一つである等ラウドネスレベル曲線に関する国際規格を全面的に改定することを目的とした。本研究の成果に基づき,当該国際規格(ISO226)は,2003年8月に全面的に改定された。
  • 2000年4月 - 2000年4月
    電子透かしとは,ディジタルコンテンツに,使用者に知覚されないような形で付加的な情報を埋め込む技術である。音信号の場合,再生音を録音しても透かしが残るため,その違法利用を抑止することができる。本プロジェクトでは,聴覚の両耳相互作用や位相変化に対する鈍感な特性,残響音に対する知覚など,聴覚特性を最大限に利用することで,現状より聞き取り検知限が10dB程度低い,新しいディジタル音信号用の電子透かし埋め込み技術の開発を行った。
  • 1999年4月 - 1999年4月
    映像と音が視覚と聴覚系に入力されたマルチモーダル情報環境において視聴覚相互作用が音声知覚過程に与える影響・効果を明かにする