基本情報

所属
公益財団法人未来工学研究所 社会課題調査分析センター シニア研究員 (工学博士、九州大学名誉教授)
学位
工学博士(1984年3月 北海道大学)
工学修士(1981年3月 北海道大学)
工学士(1979年3月 北海道大学)

連絡先
krsasakime.com
J-GLOBAL ID
200901056323916652
researchmap会員ID
1000006719

外部リンク

鉱物資源およびエネルギー資源は,グローバルな国際商品として流通している一方、賦存地域の偏在や地政学的条件,エネルギー需要増加、経済性評価や地球温暖化・気候変動問題などの不確定要素が含まれる。例えば、CO2貯留などの推進において地下との接点を有する資源開発技術と関連する経済性評価は今後の脱炭素化の推進において重要である。このような地下に関わる工学に関連する「資源開発・生産工学」,「エンジニアリングエコノミー」および「労働衛生・安全・環境(HSE)」関する教育と研究の経験を有している。例えば,「資源開発生産工学」においては、鉱物品位・貯留分布から資源賦存量(鉱量あるいは貯留量)の推定手法、掘削・運搬システムなどについて資源開発とその生産技術を取り上げ、生産速度や鉱物・石油などの資源・エネルギー生産設備容量などを具体的な演習課題などで理解度を高め、とくに数値的解析力の修得やデザイン力に配慮した内容である。「労働衛生・安全・環境」においては、資源開発技術者としての倫理性を考慮した安全工学および換気・空調衛生システムについての教育および研究を実施した教育経験を有する。現在は、公益財団法人 未来工学研究所において,2050年カーボンニュートラル達成を見据えた、化石燃料資源の削減やCCSの導入・推進プロセスなどに関する研究に従事している。

研究課題は以下のとおりである。

・化石燃料資源およびエネルギーの消費量と在庫量の変動および相関分析に基づく将来予測

・二酸化炭素地中貯留(炭層固定化やCO2地中貯留、CCSなど)技術

・陸域CCSのと漏洩モニタリングに関連する土壌CO2放散挙動のモデル化

・メタンハイドレート層からのメタン生産技術

・原油のCO2-EORや原位置採収技術の開発

・石炭や泥炭層の自然発火のメカニズムと防止によるCO2排出抑制に関する研究

・トレーサガス法による地下通気網の計測と流体解析手法の開発

・地質推計のオープンピット鉱山の最適化への応用

 などがある。


受賞

  15

論文

  215

MISC

  102

書籍等出版物

  13

講演・口頭発表等

  153

主要な担当経験のある科目(授業)

  18

所属学協会

  5

Works(作品等)

  23

共同研究・競争的資金等の研究課題

  17

社会貢献活動

  2

メディア報道

  2