基本情報

所属
近畿大学 産業理工学部 生物環境化学科 教授
学位
博士(理学)(1990年2月 京都大学)

J-GLOBAL ID
200901035587481649
researchmap会員ID
1000171762

学歴

  3

論文

  137

MISC

  144

書籍等出版物

  14

講演・口頭発表等

  424

担当経験のある科目(授業)

  5

共同研究・競争的資金等の研究課題

  43

その他

  4
  • 2020年4月 - 2023年3月
    近畿大学学内助成金 21世紀研究開発奨励金 【共同研究助成金】 課題番号:KD2002 研究内容:本研究ではクリックケミストリーと酵素反応を組み合わせたケモエンザイマティックアプローチにより、核酸と様々な生体機能性化合物を結合させた核酸マルチコンジュゲートのユニバーサル合成法を確立し、その生理活性をヒト細胞等を用いて評価する。核酸マルチコンジュゲートの合成には、未だに世界のどのグループも成功しておらず、世界初の合成法となる。また、この合成法により合成可能となる生理活性化合物は従来にはない多機能性化合物として、医薬開発等に新しい可能性を開くことが期待できる。とりわけ、近年大きな注目を集める核酸医薬に応用されれば、既存の核酸医薬の課題である生体内でのデリバリー機能を大きく改善することが期待でき、次世代型の革新的核酸医薬として、近畿大学発、日本初の核酸医薬創製に貢献することを目指す。藤井は従来から核酸の化学修飾、核酸‐ペプチドコンジュゲートを用いた核酸医薬の開発を手掛けており、ヒト癌細胞等での遺伝子発現制御評価系を確立している。共同研究者の北山はクリックケミストリーを用いた生理活性化合物の合成とその機能評価において顕著な業績を上げており、本研究ではそのクリックケミストリーを核酸マルチコンジュゲート合成法の中に応用して、独創的な世界初の合成法の確立を目指す。
  • 48
    2017年4月 - 2020年3月
    21 世紀研究開発奨励金【共同研究助成金】 課題番号:KD1704 核酸医薬を用いて変異K-RAS遺伝子の発現を選択的に抑制することにより、あるいは、抗変異K-RAS核酸医薬とセツキシマブ等のモノクロナール抗体医薬やエルロチニブ等の分子標的薬との併用により革新的な変異K-RAS依存性がんの治療薬を開発する。
  • 2015年4月 - 2018年3月
    近畿大学学内助成金 21世紀研究開発奨励金(共同研究助成金) 課題番号:KD14 研究内容: miRNA、siRNA、lncRNAを含む新規ガン関連ncRNA(Cancer Associated ncRNA: CA-ncRNA)を探索し、その作動原理と生理機能を解明する。さらに得られた成果を基に、ncRNAを標的とした、従来とは異なる作用機序を持つガン治療薬開発へと展開するための研究基盤を確立する。
  • 2014年4月 - 2017年3月
    近畿大学学内助成金 21世紀研究開発奨励金【共同研究助成金】 課題番号:KD11 研究内容:核酸化学、天然物有機化学、遺伝子工学、細胞生物学、細胞工学の手法を駆使して、その技術融合のもとに分子標的創薬および細胞医療基盤技術を確立することを目的とする。具体的には、疾病の原因遺伝子を標的とする遺伝子医薬、ガン関連タンパク質およびlncRNAを標的とする分子標的薬、ペプチドライブラリーを利用した体性幹細胞の選択的分離とその神経細胞への分化誘導を行う。