藤原 伸介

J-GLOBALへ         更新日: 15/04/14 03:08
 
アバター
研究者氏名
藤原 伸介
 
フジワラ シンスケ
URL
http://sci-tech.ksc.kwansei.ac.jp/~fujiwara/index.html
所属
関西学院大学
部署
理工学部 生命科学科
職名
教授
学位
学術博士(広島大学), 学術修士(広島大学)

プロフィール

地球上には、多様な環境に様々な微生物が生育している。90℃を超える温度を好んで生育する微生物を超好熱菌というが、その多くは温泉や、海底熱水鉱床など原始地球を思わせる環境に生育し、原始生命に最も近い現存生物として注目されている。超好熱菌の中でもArchaeaの分類ドメインに属するものは形態的には原核生物であるが、分子系統的に真核生物に近縁であり、真核細胞誕生の謎を探る上でも興味深い。しかも超好熱菌の生産する酵素は100℃を越える温度でも変性しない耐熱性酵素であり、産業上の用途が広い。私は超好熱菌の分子育種に取り組みつつ、耐熱性酵素の有効利用法を開発していきたいと思っている。遺伝子操作を駆使して酵素の機能改変を行いつつ、一方で有機溶媒などの疎水系で耐熱性酵素を機能させることで従来にない酵素反応場の実現を目指したい。また、新規有用微生物の探索や微生物を用いた環境浄化にも取り組み、微生物を利用したバイオテクノロジーを展開して行きたいと考えている。

研究分野

 
 

経歴

 
1990年4月
 - 
1992年3月
日本食品化工株式会社 研究員
 
1992年4月
 - 
1994年3月
イリノイ大学 医学部 博士研究員
 
1994年4月
 - 
2001年7月
大阪大学大学院 工学研究科 助手
 
2001年8月
 - 
2002年3月
大阪大学大学院 工学研究科 助教授
 
2002年4月
 - 
現在
関西学院大学 理工学部 生命科学科 教授
 

学歴

 
 
 - 
1990年
広島大学 生物圏科学研究科 生物機能科学
 
 
 - 
1985年
広島大学 生物生産学部 生物生産学科
 

委員歴

 
1997年
   
 
日本生物工学会  バイオミディア委員
 

受賞

 
2003年6月
アサヒビール学術振興財団  第3回アサヒビール生活科学賞 「超好熱菌由来キチナーゼの機能解析及びそれを用いたキトオリゴ糖生産システムの構築」
 

論文

 
Tk-PTP, protein tyrosine/serine phosphatese from hyperthermophilic archaeon Thermococcus kodakaraensis KOD1: Enzyme characteristics and identification of its substrate proteins.
Jeon, S-J., Fujiwara,S., Takagi,M., Tanaka,T., and Imanaka,T
Biochem. Biophys. Res. Commun. (Academic Press, San Diego, CA, USA)   295 508-514   2002年7月   [査読有り]
Biophysical effect of amino acids on the prevention of protein aggregation.
Shiraki,K., Kudou,M., Fujiwara,S., Imanaka,T., and Takagi,M
J.Biochem..     134(2) 591-595   2002年11月   [査読有り]
Synthesis of long poly(dA)-poly(dT) DNA without structural defects using enzymatic reaction; Tailored ligated poly (dA)-poly (dT).
Tanaka,S., Fujiwara,S., Tanaka,H., Taniguchi,M., Tabata,H., Fukui,K., and Kawai, T.
Chem. Comm   2330-2331   2002年12月   [査読有り]
Surface histidine residue of archaeal histone affects DNAcompaction and thermostability.
Higashibata,H., Siddiqui,M.A., Takagi,M. Imanaka,T., and Fujiwara,S
FEMS Microbiol Lett   224 17-22   2003年8月   [査読有り]
Genetic, Enzymatic, and Structural Analyses of Phenylalanyl-tRNA Synthetase from Thermococcus kodakaraensis KOD1.
Shiraki,K., Tsuji,M., Hashimoto,Y., Fujimoto,K., Fujiwara,S., Takagi,M. and Imanaka,T
J. Biochem   134(4) 567-574   2003年11月   [査読有り]

Misc

 
特殊環境場での酵素反応 疎水環境、超臨界流体環境中での耐熱性酵素による反応
藤原伸介、福崎英一郎. 
現代化学 9月号 14-20. (2002)      2002年9月
Extremophiles: developments of their special functions and potential resources.
Fujiwara,S.
J.Biosci. Bioeng. (Elsevier Science B.V., Amsterdam, The Netherlands), 94/6, 518-525 (2002)      2002年12月
耐熱性酵素を利用したイソプレノイド化合物の合成.
東端啓貴, 藤原伸介.
バイオサイエンスとインダストリー, 64/2 96-97 (2006)       2006年5月
生命体と大気.
福田青郎,藤原伸介.
Re.No.153 1月号 特集大気.10-14.(2007)       2007年1月
Heat Dependent Structural Maturation of Thermostable Proteins.
Fujiwara,S., Shiraki,K., Takagi,M., and Imanaka,T.
Biotechnology Advances (2007)      2007年11月

書籍等出版物

 
新規微生物・遺伝子資源の探索. 今中忠行監修 微生物利用の大展開 p262-267
藤原 伸介 (担当:共著)
エヌティーエス   2002年7月   
始原菌(archaea). 今中忠行監修 微生物利用の大展開 p35-45 
藤原 伸介 (担当:共著)
エヌティーエス   2002年7月   
好熱性微生物. 今中忠行監修 微生物利用の大展開 p122-129
藤原 伸介 (担当:共著)
エヌティーエス   2002年7月   
始原菌.  塩谷捨明監修 生物工学ハンドブック p71-73
藤原伸介, 福居俊明 (担当:共著)
コロナ社   2005年7月   
実験化学講座(第5版)第29巻 バイオテクノロジーの基本技術 DNAの電気泳動 p139-149
藤原 伸介
丸善   2006年7月   

担当経験のある科目

 

競争的資金等の研究課題

 
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2011年4月 - 2014年3月
日本学術振興会: 科学研究費助成事業
研究期間: 2014年4月 - 2017年3月    代表者: 藤原 伸介

特許

 
新規な耐熱性ヒストン
特開 2000-069992
超耐熱性サイクロデキストリン生成酵素遺伝子
特開 2000-014384
超耐熱性キチナーゼ
特開 平 11-313688
超耐熱性β-グリコシダーゼ
特開 平 11-225768
超好熱始原菌Pyro coccus sp.KODI株由来DNAポリメラーゼに特異的なモノクローナル抗体を利用した核酸増幅法
特開 平 11-075847