今泉敏

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アバター
研究者氏名
今泉敏
 
イマイズミ サトシ
所属
特定国立研究開発法人理化学研究所
部署
BSI言語発達研究チーム
職名
客員研究員
学位
工学博士(東北大学)
その他の所属
県立広島大学

研究分野

 

経歴

 
2005年
 - 
2013年
県立広島大学 保健福祉学部 教授
 

論文

 
青井聡美, 原田俊英, 池田ひろみ, 石崎文子, 高瀬智章, 田村典子, 近村千穂, 飯田忠行, 塩川満久, 堂本時夫, 今泉敏
診療と新薬   49(6) 849-852   2012年6月
原田俊英, 青井聡美, 壬生実佳子, 池田ひろみ, 石崎文子, 阪井晃, 田村典子, 近村千穂, 飯田忠行, 塩川満久, 堂本時夫, 今泉敏
診療と新薬   49(6) 853-856   2012年6月
住居広士, 森ダグラス, 今泉敏
Jpn J Rehabil Med   49 S406   2012年5月
中村文, 今泉敏
日本摂食・えん下リハビリテーション学会雑誌   15(3) 264-273   2011年12月
大西英雄, 細羽竜也, 岡光京子, 金井秀作, 近藤敏, 今泉敏
人間と科学   11(1) 137-149   2011年3月

Misc

 
櫻庭 京子, 丸山 和孝, 峯松 信明, 広瀬 啓吉, 田山 二朗, 今泉 敏, 山内 俊雄
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声   106(613) 1-5   2007年3月
著者らは男性から女性へ性別の移行を希望する性同一性障害者(Male-to-Female transgenderd/transsexual=MtF)に対して、声を女性化させるためのtranssexual voice therapy(TVT)を行っている。今回の発表では、MtFの発話音声の分類を試みたので、その分類結果について報告する。今回の分類では、その一試案として発話者MtFの性的指向、男性から女性へ性別を移行したいと考える理由、現在の生活の実態など、音声の音響的な側面のみでなく、発話者の...
古屋泉, 今泉敏
人間と科学   7(1) 226   2007年3月
古屋 泉, 今泉 敏, FURUYA Izumi, IMAIZUMI Satoshi, フルヤ イズミ, イマイズミ サトシ
人間と科学 : 県立広島大学保健福祉学部誌   7(1)    2007年3月
他者の左右の認知は,従来10歳以降に完成するとされていた。本研究では低学年群(6.4-8.9歳),高学年児童群(10.5-12.4歳),成人群において,人物の3次元コンピュータグラフィックの左右をボタン押しで判断させた。反応の正誤を試行の直後にフィードバックすることで,課題の正しい遂行を促進させた。左右判断の正答率は各年齢群とも平均で80%以上であり,これまで他者の左右弁別が困難であるとされた低学年児童においても,他者左右の弁別が可能であることが示された。また,各年齢群で被験者と刺激人物の...
本間 緑, 今泉 敏, 小澤 由嗣, 丸石 正治, 村中 博幸
音声言語医学 = The Japan Journal of Logopedics and Phoniatrics   48(1) 9-18   2007年1月
Using linguistically positive and negative phrases that were either pleasantly or unpleasantly uttered by a woman, we examined the role and gender differences of the dorsal medial prefrontal cortex (dMPFC) in speech communication through fMRI anal...
船津誠也, 今泉敏, 橋詰顕, 栗栖薫
日本音響学会研究発表会講演論文集(CD-ROM)   2006 3-P-12   2006年9月

書籍等出版物

 
今泉敏
医学書院   2009年3月   ISBN:4260006320
今泉 敏
医歯薬出版   2007年2月   ISBN:4263212673
Ingo R. Titze (担当:共訳)
医歯薬出版   2003年4月   ISBN:4263211421

講演・口頭発表等

 
櫻庭京子, 峯松信明, 作田亮一, 今泉敏, 堤剛
日本発達心理学会大会論文集   2013年2月1日   
本間孝信, 山田純, 今泉敏, 青木晶子, 青木晶子
日本コミュニケーション障害学会学術講演会予稿集   2012年4月3日   
三宅佑果, 今泉敏, 佐藤裕, 山根直人, 菊池英明, 熊野宏昭, 馬塚れい子, 馬塚れい子
日本発達心理学会大会論文集   2012年2月1日   
中村文, 今泉敏
音声言語医学   2012年1月20日   
櫻庭京子, 堤剛, 峯松信明, 田山二朗, 工藤翔永, 今泉敏
音声言語医学   2012年1月20日   

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A), 基盤研究(A))
研究期間: 2011年 - 2015年    代表者: 酒井 弘
言語を処理する人間の能力は,生物としてのヒトに共通する脳の神経基盤に支えられているにもかかわらず,世界の言語には驚くほどの多様性が認められる.これを可能にしているのは,言語処理の認知神経システムに言語間の相違に柔軟に対応する可変性が備わっているからであろう.本研究の目的は,東アジア言語の認知神経科学的研究の分野で各国を代表する研究者が国際的に連携することにより,この多様性と可変性の謎を明らかにすることである.今年度は,文の統語構造の処理に韻律が及ぼす影響を探る実験を東京及びソウルにおいて実...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B), 基盤研究(B))
研究期間: 2012年 - 2014年    代表者: 今泉 敏
文部科学省: 科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
研究期間: 2012年 - 2014年    代表者: 今泉 敏
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 今泉 敏
発話意図理解の発達が重複しつつも異なると考えられる4種類の神経機能の発達に依存していると仮定し、定型発達児や、自閉症、学習障害、注意欠陥/多動性障害、聴覚障害を持つ小学生を対象に音声から発話意図を理解する能力を調べた。4種類の神経機能系は、1)情動音声処理系、2)ミラーニューロン系、3)心の理論系、4)言語推論系であり、1~4の順に発達・成熟が起こると仮定した。言語的意味と一致する発話意図を持つ音声表現や矛盾する音声表現に対する発話意図理解機能を単文課題で、文脈と矛盾する音声表現や比喩表現...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2008年 - 2010年    代表者: 船津 誠也
脳磁図を用いた脳機能計測により、日本語母語話者は子音クラスタ中の母音の有無によりミスマッチ反応が生じることが明らかになった。したがって日本語母語話者は子音クラスタ中の母音の有無を潜時200msあたりまで検出していることが推察された。この結果から、日本語母語話者の異音(挿入母音の有無)に対する感受性は少なくとも音響レベルあるいは音声レベルにおいては保持されるが、単語認知レベルにおいては日本語の音韻的制約から抑制され、異音統合が生じている可能性が示唆された。
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2007年 - 2008年    代表者: 佐々木 具文
構音と摂食・嚥下に関わる各種構音・嚥下器官の関連性についてMRI同期撮像法を用いて, 6各子音の生成メカニズムに着目して調査した結果, 軟口蓋部の動きを含む中咽頭部の形態に特徴的な2通りのパタンが観察された. 舌切除者を想定し, 左右側の厚みの異なる口蓋床装着による調査では, 6子音の生成への影響は異なる様相を示し, 今後更なる検討が必要ではあるが, 特に/き/および/ひゃ/への影響が認められた. これらの研究より, 子音生成時の構音機能活用の有効性にとって有用な知見が得られるものと思われる.
文部科学省: 科学研究費補助金(萌芽研究)
研究期間: 2007年 - 2008年    代表者: 今泉 敏
健常右利き成人が談話を要約筆記しつつ内容を理解する作業を行うときの脳活動を近赤外分光法(光トポグラフィ)で観測・解析し,談話筆記と内容理解に関わる脳機構を検討した。その結果,全ての研究協力者で筆記負荷の上昇に伴い左前頭部の活動が上昇したものの,右前頭・側頭部の活動の高い研究協力者の方が内容理解に関する試験成績は高かった。談話音声の全てを筆記する作業より要点を筆記する作業の方が内容理解に関する試験成績は高かった。聴取した談話をほぼ完全に忘れたと考えられる3ヶ月後の試験成績は,自分の筆記記録を...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2006年 - 2008年    代表者: 細井 裕司
人工内耳などの手術を要さず、音声言語情報を全く音が聞こえない最重度難聴者に伝える超音波補聴システムを実用化するための研究を行った。至適超音波周波数帯域、振動子の位置、新振動子の開発、ダイナミックレンジをはじめ超音波聴覚特性、周波数弁別能、最重度難聴者における効果、変調方式による超音波語音明瞭度の相違、本補聴システムのリハビリテーション法について、本研究によって大きな成果が見られた。
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2005年 - 2006年    代表者: 佐々木 具文
本研究は,MRI-movieおよび電気的パラトグラフ,VF,VEなど用いて,基準資料のための成人有歯顎者および舌癌などによる構音・摂食・嚥下障害を持つ中途障害者を対象に,それぞれの構音機能と摂食・嚥下機能の調査を通して,それらの関係性を検討し,構音機能を活用した新たな治療法のシステム化とスピーチ・リハビリテーションプログラム確立の基礎資料を得ることである.1.成人有歯顎者の場合:1)5母音に関する,それぞれの正中矢状断面における声道形状が明確に異なっていた.2)6子音に関しては.正中矢状断...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2005年    代表者: 石崎 文子
脳血管障害(CVD)慢性期の脳機能の回復機序を検証するために,CVD慢性期症例のリハビリテーションによる臨床経過と脳波,脳循環動態の関連を縦断的に検討した.脳波は脳波計SYNAFIT 2514(NEC)で症例30例(初診時平均年齢61.2歳,初回検査時平均年齢は62.8歳)で初診かち平均52.6ヵ月の経過中に平均3.9回測定した.脳循環動態は近赤外分光法near-infrared spectroscopy(NIRS)法で光トポグラフィ(Hitachi, ETG-100)を用いて19例(初診...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2003年 - 2005年    代表者: 細井 裕司
1.骨導超音波の知覚メカニズムに関する研究これまでの研究で、骨導超音波知覚は末梢において特異なメカニズムを有することが示唆されている。骨導超音波のうなり、耳音響放射、蝸電図、マスキング、ラウドネスバランスについて詳細に検討し、末梢知覚メカニズムに関する知見を得た。また、骨導超音波と気導音、骨導可聴音の中枢活動を比較することで、末梢メカニズムの違いについて考察を行った。2.骨導超音波の補聴器のきこえに関する研究骨導超音波補聴器の開発における最大の課題として、明瞭度の向上が挙げられる。明瞭度の...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2003年 - 2004年    代表者: 佐々木 具文
本研究は,近年高齢化に伴って増加の一途をたどっている機能獲得後に陥る脳卒中などの神経・筋系疾患や舌癌などの口腔癌による高齢者・中途障害患者に対するパラトグラムを用いた治療方法のシステム化とスピーチ・リハビリテーションを主とした社会復帰のためのプログラムの確立をめざし計画した.研究内容は,1)発語だけでなく摂食・嚥下に関しても障害をもつ舌を半側以上切除した患者を対象に,(1)考案した標準的な/アタ/・/アキ/・/アカ/の3つのパラトグラムを用いて形態形成した舌接触口蓋床義歯を作製し,その義歯...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2000年 - 2003年    代表者: 今泉 敏
話し相手の心を理解するコミュニケーション機能を支える脳機構とその発達を研究した。まず、話し言葉から話し相手の心を理解するテスト(音声課題)を作成し、小、中学生、成人合計339名を対象にその能力の発達を調査した。文章による比喩・皮肉文理解課題(文章課題)も行った。その結果、言語的意味と話者の感情とが一致しない皮肉音声やからかい音声に対して、他者の心を理解する能力が小学生から中学生に掛けて有意に上昇し発達するものの、中学生になってもなお成人の成績には達しないことが分かった。特に、からかい音声か...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2001年 - 2002年    代表者: 伊藤 秀美
母語,即ち日本語に対する非母語,即ち外国語(英・米国語)の干渉のあり様を様々な角度から解明するため,視・聴覚刺激を用いて英語/r/・/l/音の識別訓練を行った日本語話者を対象に,日常臨床上に用いられている英語/r/・/l/・/s/・/t/などや日本語/ら/・/さ/・/た/などの構音動態を音の生成に直接関与し,舌の動きを表現している電気的パラトグラムを用いて検出し,多次元尺度構成法などを用いて解析した.その結果,構音と音,音韻知覚の関係が,言語のよってかつ個々人の音韻概念によって異なること,...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2000年 - 2002年    代表者: 細井 裕司
超音波聴覚の中枢、末梢のメカニズムの研究を行い以下の成果を得た。1.中枢メカニズムの研究(1)ポジトロン断層法(PET)による検討健聴成人男性9名と最重度難聴者5名を対象に、骨導超音波刺激・可聴音刺激による脳内局所血流量の増加をPET(PETscanner ADVANCE)により測定した。その結果、骨導超音波刺激によって有意に賦活された部位は左一次聴覚野内側部であった。超音波刺激によって聴覚野が賦活されたことから、超音波による音響情報の伝達が可能であることが示された。(2)脳磁図(MEG)...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究, 特定領域研究(A))
研究期間: 1997年 - 2000年    代表者: 大津 由紀雄
言語発達班では、言語発達理論の構築を目標とし、音韻、語彙、統語、意味など、言語のさまざま側面の発達について、実証的・理論的研究を行った。とくに、言語発達の生得的(遺伝的に決定された)基盤と生後外界から取り込む経験の役割、および、その両者の相互作用の明確化に重点を置いた。調査にあたっては、日本語および英語を中心にしながらも、多様な言語をその対象とした。また、調査方法は主として乳幼児を被験者とする実験と幼児の発話資料の分析である。調査の結果、言語の多くの側面の発達に固有の生得的基盤が関与してい...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 1996年 - 1998年    代表者: 細井 裕司
研究計画に従って以下のように研究を遂行し、計画を達成できた。1)平成8年度:高齢者の語音弁別能力低下の原因の一つである時間分解能の劣化を検査するシステムを作成した。まず、語音弁別における発話速度の影響を調べるのに適した語表を作成した。この語表に基づいて4種類の話速の音声資料を作成した。本音声資料を用いて聴力正常者に対して聴取実験を行い話速変換語音聴力検査の特性を明らかにした。2)平成9年度:作成した検査システムを用いて、聴覚障害者を対象にデジタル信号処理音声が語音弁別にとって有用かどうかを...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1997年 - 1997年    代表者: 今泉 敏
視聴覚情報を自在に提供できる人工現実技術を学習・訓練に活用する方法を研究した。視聴覚情報を活用して第2言語の音韻概念形成訓練を行い、訓練前後の脳機能の変化を脳磁図を用いて解析した。13名の英語話者に英語のr、lを含む90単語(right vs.lightなど)とs、T(thin vs.sinなど)を含む単語を発話してもらい、音声と顔面画像をVTRに記録した。この視聴覚信号をコンピュータ制御のレーザーディスクに格納し、訓練システムを作成した。訓練には6名の話者の発話を用い、特定の話者に対して...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1996年 - 1996年    代表者: 今泉 敏
人工現実技術の活用は、学習障害の解決のみならず、学習に伴う脳機能の解析にも強力な手法となり得ると期待される。本研究では音声知覚における聴覚情報と視覚情報の融合に関わる脳内過程を脳磁図と脳波を用いて解析し、その結果から期待される言語学習の脳内過程の解析と人工現実感活用の可能性を考察した。まず、視聴覚音声刺激を聴覚、四角、視聴覚呈示した場合の事象関連電位と脳磁図を測定・解析した結果、視覚提示と聴覚呈示のそれぞれに固有の神経活動が観測された。前者は聴覚由来の神経活動より約150msも速く、脳磁図...
文部科学省: 科学研究費補助金(試験研究(B), 基盤研究(B))
研究期間: 1995年 - 1996年    代表者: 桐谷 滋
日常的な物品の名詞約300単語を選定し、これ等単語の文字(かなおよび漢字表記)、絵、音声をディジタルデータとして作成した。文字又は絵をディスプレイ上に必要な3音声を同時に呈示し、誘発脳波を記録するシステムを作成した。又、動画と音声の統合刺激に対する反応実験用にビデオ画像の編集・呈示システムも作成した。また、これ等の実験の脳磁図計測も可能とするため脳磁図実験室内に液晶プロジェクタにより画像呈示可能とした。画像と文字による意味判断の比較実験として、動物カテゴリの刺激語に小数の植物カテゴリの刺激...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C), 基盤研究(C))
研究期間: 1995年 - 1996年    代表者: 今泉 敏
理想的な発声機能は、必要なときに希望の高さと強さで望むところの声質を特定の時間構造で生成できる機能である。課題を楽な高さ、強さで母音を持続発声することに限っても音声障害患者には難しいことが多い。本研究では、声の基本周波数と振幅を意図通りに制御する能力、声の可制御性を音響解析的に評価するシステムを試作し、実験を通してその可能性を確認した。まず、各種音声疾患による声の可制御性の変化を比較検討するため、音声振戦、痙攣性発声障害、ラインケ浮腫、反回神経麻痺、声帯ポリ-プ患者などの定常発声音声を対象...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1995年 - 1995年    代表者: 新美 成二
対話音声は書き言葉と違って多くの状況要因に応じて変化する。しかし、従来の研究ではある特定の被験者に対する実験室的発話が主な対象であったためか、発話の状況依存特性は必ずしも明かにされていない。本研究では、東京方言と大阪方言における無声化を解析し、対話における音声の言語的・音響的多様性と規則性を検討した。無声化を音韻規則とみなす立場からは、東京方言では無声子音に挟まれた高舌母音は無声化し、大阪方言ではしないと報告されている。この「規則」は対話においても規則的に適応されるのか、それとも状況依存的...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1995年 - 1995年    代表者: 今泉 敏
人工現実感技術や脳機能観測・解析技術の適切な活用は、視聴覚モダリティによるコミュニケーション機能の解析や概念形成・学習に関する脳機能の解析にも強力な手法となる得る。そこで本研究では、競合雑音下での音声言語信号の聴覚的検出・統合過程と、McGurk効果に代表される視聴覚情報の統合過程を脳磁図を用いて解析し、その結果から視聴覚コミュニケーションの脳内過程の解析と障害者訓練システムの開発の可能性を考察した。単語音声とそれに重畳するクリック音が聴覚系でどのように処理されるかを調べた実験では、左右半...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(B))
研究期間: 1994年 - 1995年    代表者: 新美 成二
人の音声言語行動は言語情報の伝達のみならず感情や情緒、美的情報の伝達を行っていることは経験的に知られている。従来内省的に記述されているため表現法が発声者により異なり普遍的な議論が困難であった。近年情報科学の進歩と社会的な要求によって、感性情報の伝達についての研究はいくつか行われている。しかしその生理的な研究はほとんど行われていない。初年度においては発声法の観察の基礎となる声帯振動の観測のため超高速声帯振動観測装置の整備を行い、それを用いて病的な声帯振動を記録した。さらに声の質の評価として従...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1994年 - 1994年    代表者: 新美 成二
対話における発話は自己や相手のイメージ、状況把握など種々の要因に応じて変化する動的過程である。本研究では、調音制御レベルでの時間構造調節が分節的特徴のみならず感性的特徴(聞き手が感じる話者に対する親近感、安心感など)にも及ぼす影響とその意味を検討した。具体的には、難聴学級教師と難聴児、健聴児との会話音声と朗読音声を、無声化が起こる環境での母音を焦点に解析し、以下の結果を得た。1)教師は会話音声の中でも特に難聴児に対してモ-ラを延長させる傾向があること、モ-ラの延長はモ-ラの種類(語頭語中、...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1994年 - 1994年    代表者: 今泉 敏
ヒト及び霊長類を対象に声による感性情報の表出と認知機構を研究し以下の結果を得た。1)教師が難聴児・健聴児に対して使用する対話音声における感性情報と言語情報の関連を調べた。教師は難聴児の会話理解を助けるために、会話の時間構造を調節し、構音様式を変えること、その様な状況依存的な調節が会話音声の分節的特徴のみならず感性的特性(好ましさ、分かり易さ、包容度など)にも影響を及ぼすことが示された。音声における感性情報は対話進行の上で重要な役割を果たしていると考えられた。2)2カ月齢の乳児を対象に感性的...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1994年 - 1994年    代表者: 今泉 敏
従来の声の音響分析的評価においては発声の可制御性を評価しそれが低下する原因を追求するという視点がなかった。一方、カオス理論に基づく「声のゆらぎ」の研究では、低次の非線形特性から生み出される構造のある変動として把握し、それがどの部位のどのような現象に起因するのかを明らかに出来る可能性がある。そこで本研究では、声のフラクタル性や変動特性、可制御性を評価する分析システムを開発し、それを用いて中枢疾患や喉頭障害に起因する音声障害、声楽のヴィブラートなどの特性を検討し、以下結果を得た。1)疾患群すべ...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1993年 - 1994年    代表者: 志村 洋子
本研究は、乳児と母親のコミュニケーション場面における乳児音声を解析することによって、1)母親は乳児の音声からどのような非言語的情報をどの程度認知するか、2)それは乳児の月齢と共にどのように変化・発達するかを明らかにし、さらに、採録した音声を音声信号処理によって加工し種々のコンテキスト下で聴取実験を行うことによって、3)乳児音声のどのような特徴がどのような非言語的情報を伝達するのか、また、乳児に対する聴覚的嗜好実験により、4)乳児がどのような非言語情報をどの程度知覚できるか、5)それは月齢と...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(B))
研究期間: 1993年 - 1994年    代表者: 桐谷 滋
本研究は、主に東南アジア母語話者を対象に、日本語学習時の音声指導、学習のために発音動作のビデオ資料を有効に観察利用するシステムを開発するものである。ビデオ資料としては日本語、中国語、韓国語につき以下の3種を用いた。1)発音時の顔正面像 2)超音波断層装置による舌運動像 3)ファイバースコープによる喉頭像 上記の資料を教材として、通常の光ビデオディスク装置又は、計算機内のデジタルビデオ画像として記憶しておき、パーソナルコンピュータ(WINDOWSシステム)上で簡便に観察、利用可能とした。同時...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1993年 - 1993年    代表者: 森 浩一
1 カメラモニターを置いた防音室内に、オペラント条件付け心理実験装置を作成し、セキセイインコに音が同じであるかどうかを判別させ、反応時間から知覚空間内での各音の相対位置を推定した。いろいろな周波数の音で調べると、周波数情報は知覚空間に螺旋状に表現されていた。しかし、倍音が必ずしも螺旋を一回転した位置に現われず、セキセイインコの鳴き声が比較的倍音に乏しいことと対応している可能性がある。2 前脳第一次聴覚領のfield Lから微小電極による細胞外単一ユニットを記録し、周波数の同調特性を調べると...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1993年 - 1993年    代表者: 新美 成二
対話における音声言語の特性は多くの要因によって変化する。例えば、話し相手によって談話の進行形態、使用される文型、活用される単語プロソデイの特性、文節的、音響的特性などが大きく変化する。この変化は、相手の特性(社会的、年齢的相互関係、相手の言語的知的背景、身体的障害の有無など対話の成立する状況に依存して時々刻々制御されると考えられる。この制御様式を知る目的で本年度は難聴者を対象とした発話について検討した。難聴学級担任の教師が難聴児を対象として行った対話音声と、同様の内容を健聴児を対象とした場...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1993年 - 1993年    代表者: 今泉 敏
ヒト及び霊長類の声による感性情報の表出と認知機構を以下の4点に絞って研究した。1)声による感性情報の表現・認知において重要な、音声のイントネーション構造、時間構造、声質の制御構造を解析・モデル化する。2)幼児の感性表現と認知の形態、およびそれらの発達過程を観測・モデル化し、感性表現における生得性と習得性、個体発達過程を明らかにする。3)霊長類の感性表現と認知能力を観測・解析し、ヒト・霊長類の感性情報処理機能の基盤を比較行動学的に明らかにする。4)顔表情とジェスチャー等の疑似言語情報と音声言...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1992年 - 1992年    代表者: 桐谷 滋
音声による感性情報の表出と認知機構を以下の4点に絞って研究した。1)演劇、歌声を含めた音声における感性情報の表現・認知。2)幼児の感性表現と認知の形態、およびそれらの発達過程。3)霊長類の感性表現と認知能力を観測・解析。4)顔表情とジェスチャー等の疑似言語情報と音声言語情報のかかわり合い。本年度以下の結果を得た。1)歌声における感性情報の表出において重要なヴィブラートの生成機構やその音響特性には多様性があるものと示唆された。また、ヴィブラートの有無は歌声の感性情報認知に大きな影響を持つこと...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1992年 - 1992年    代表者: 藤崎 博也
本研究は日本語音声の韻律的特徴の定量的分析、その単位と構造の解明、韻律と言語的・パラ言語的情報との関係の解明、日本各地の話者の音声の韻律的特徴の分析と地域差の定量的把握、を目的として、平成元年度以来行って来た研究の成果をとりまとめた。1.基本周波数パターンのモデルと、それにもとづく分析手法の確立 基本周波数パターンを生成過程に立脚して定量的に表現するモデルと所与のパターンからその特徴を的確に抽出する手法を確立した。2.日本語の韻律の単位の解明 基本周波数パターンの構成要素としてのアクセント...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1992年 - 1992年    代表者: 桐谷 滋
パーソナルコンピュータによる失語症者用語彙訓練装置を開発した。現在までに名詞344単語、動詞82単語を用いた346単文の絵カードと音声データを計算機に用意した。 名詞訓練プログラム…(1)呼称・書字訓練基本プログラム 一枚の絵カードを計算機の画面に表示、学習者は画面のアイコンを指示、音声を聴いたり文字を画面に表示させることができる。(2)視聴覚認知訓練プログラム(1)ポインティング:数枚の絵カードを表示、単語音声を呈示して絵カードを指示させる。(2)正誤判断:一枚の絵カードを画面に表示、単...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(B))
研究期間: 1991年 - 1992年    代表者: 広瀬 啓吉
本研究は、計算機で取り扱うことのできる知識表現(深層意味表現)を対象とし、文章全体を考慮した自然な韻律的特徴をもつ高品質の応答音声を規則合成する技術と確立することを目的とする。具体的には音声対話システムを対象とし、対話処理部と音声合成部からなる音声応答システムを作成するもので、当初の目標を達成する修下の成果をあげた。(1)対象分野としてスキー場案内を選定し、市販のデータベースを基にして音声応答システムに必要な単語辞書、知識ベースを作成した。(2)対話処理に関する規則を、対話の流れに関する一...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1991年 - 1992年    代表者: 今泉 敏
話し言葉の聞き易さを最適に補聴する高機能の補聴器、ディジタル信号処理型補聴器の開発を目指して、聴覚系の時間に関連する基本的特性を調べた。1)長さや刺激間隔を変化させた母音の聴取実験を行ったところ、単及び二連母音の知覚には長さ、刺激間隔などの時間要因が重要であることが示された。さらに、2)破裂子音の有声・無声判断に及ぼす音響的特性(基本周波数、無音区間長、音圧、VOTなど)と聴覚特性(周波数選択性、時間分解能など)との関係を調べた結果、両者は複雑に絡み合うことが明かとなった。特に、難聴者が無...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1991年 - 1991年    代表者: 藤崎 博也
本研究は日本語音声の韻律的特徴の定量的分析、その構造と構成規則の解明、韻律構造と言語的・パラ言語的情報との関係の解明,日本各地の話者の韻律的特徴の分析、それらの差異の韻律規則体系の差としての把握、を目的として、以下の成果をあげた。1.段落とイントネ-ションの関係 複数の文からなる発話においては意味的に密接な関係をもつ複数の文がひとまとまりとして発話される。これを『韻律段落』と名づけ、基本周波数パタ-ンと文間休止長を分析した結果、文頭のフレ-ズ成分の大きさとその直前の休止がともに大きい場合に...
文部科学省: 科学研究費補助金(試験研究(B))
研究期間: 1990年 - 1991年    代表者: 桐谷 滋
本研究は、従来の我々の開発してきた声帯振動観測用の超高速ディジタル撮影装置に改良を加え、新たに大容量・高速のディジタルビデオ装置を開発して一般の連続発話時の声帯振動を自由に観察できるようにすること、及び、それを用いて各種病的声帯振動のデ-タを収集して系統的資料を作成することを目的とするものである。1.超高速デジタルビデオ記録・再生装置の製作ファイバスコ-プに接続する特殊超高速カメラ部を開発した。市販のCCDイメ-ジセンサの表示方式に工夫を加え、画素数128×32で毎秒2000コマの撮影を可...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1990年 - 1991年    代表者: 志村 洋子
本研究は,音声獲得過程における音声使用の変化を調べるために,プロソディの変化に視点を当てて,乳児の音声の音響分析(発声の長さ・潜時・基本周波数の測定,サウンドスペクトラムによる解析)により,定量的解析,検討を行ってきた。平成2・3年度にわたり当初の目的である作業仮説1,「発達の早期段階で乳児は多様な高さ・強さで,多様な声質の音声を生成することが可能になる」,2,「乳児期の8ヵ月齢から10ヵ月齢の発達段階において,児のプロソディは普偏的パタンから母国語に個有なパタンに展開する」,3,「乳児期...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(A))
研究期間: 1989年 - 1991年    代表者: 新美 成二
1)正常の構音運動の非侵襲的観測の為のシステムを整えた。口蓋帆は舌と共に声道の構成要素の内で可動性に富む器官であり、鼻音生成のみらず母親や音声の音色に関係した動きをする事が予想される。本研究においては舌を超音波断層法、口蓋帆の動態を研究分担者の堀口が開発したVelotraceを用いて同時観測を行いうる観測システムを完成させた。声道の動態を観測するためには口蓋の形態を知ることが必須である。口蓋形態を非侵襲的に計測するために機械的な計測装置(Palatotracer)を開発した。上述した観測手...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1990年 - 1990年    代表者: 藤崎 博也
本年度は、前年度に整備した基本周波数(F_0)パタ-ンの高精度分析・特徴抽出手法を用いて共通語・方言音声の韻律的特徴の分析を行うとともに、起伏型アクセントの語が連続する場合のF_0パタ-ンの特徴および無型アクセント方言に見られる上がりイントネ-ションの定式化、統語構造と韻律構造の対応関係、モ-ラの言語学的役割、強調と韻律的特徴の関係、に関する研究を進め、以下に示す実績をあげた。(1)全国21地域の話者の連続音声についてF_0パタ-ンの特徴抽出を行い、それらの特徴の異同を把握するとともに、統...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1989年 - 1990年    代表者: 今泉 敏
1.目的 各種聴力障害者の音声知覚障害を最適に補綴し得る高機能のディジタル信号処理型補聴器を開発するための基礎的研究を行った。本年度は最適な信号処理方式を設計するために必要な、聴覚系の時間分解能と音声の知覚能力との関係を実験的に調べた。2.方法・結果(1)作業仮説「一部の感音性聴覚障害者では聴覚系の時間分解能が低下する」を検討するため、帯域雑音に対する継時マスキング実験によって聴覚系の時間分析能を測定した。その結果、健聴者の時間分解能は測定音圧に応じて変化し、80dBSPLで8〜15ms、...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(C))
研究期間: 1988年 - 1990年    代表者: 細井 裕司
1.人間の聴力の大部分は、他人とのコミュニケ-ションに使われる。このコミュニケ-ション能力を評価するための語音弁別能検査の役割は大きいが、従来は何%の語音弁別能というように単に数値的な評価しかしていなかった。しかし、「デ」を「レ」と異聴するのと、「デ」を「カ」と異聴するのでは、同じ1コの異聴でも質的に大きく異なる。この点に着目し、日本語単音節の語音相互の遠近関係を普遍的に表現し、この結果を聴覚障害者に臨床応用することを目的として研究した。2.日本語単音節の聴覚心理的な類縁関係を表現した語音...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1989年 - 1989年    代表者: 藤崎 博也
基本周波数パターンの分析・特徴抽出手法の整備を行うとともに、日本語音声の韻律的特徴に関して基礎的研究を行い、以下の成果をあげた。1.自動化に適した高精度基本周波数抽出手法を開発し、基本周波数パターンのAーbーS分析法の高速・自動化と高精度化を進めた。2.日本語平叙文における言語的情報と韻律的特徴との関係について調べ、文中で追加されるフレーズ指令の大きさは一般的には文末に向かい減少する傾向にあるが、このようなdefaultイントネーションからの変化が談話情報の伝達に重要であること、複合語のみ...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1989年 - 1989年    代表者: 桐谷 滋
1.目的 十分に自然な文音声を規則合成する技術を確立するために、1)話者や話法などの発話要因による声質や分節的特徴の変化をより精密に合成する手法と、2)言語学的情報(統語・意味・読話情報等)が音声に及ぼす効果を精密に合成する手法を検討・開発した。2.方法・結果 1)入力文章から音声合成に必要な言語情報を決定するために、辞書照合による文章の区分化と形態素間の接続妥当性に応じた区分修正の2段階形態素解析によって文章を単語単位に区分し、統語・意味・談話解析によって統語境界・重要度等の言語情報を抽...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(B))
研究期間: 1988年 - 1989年    代表者: 広瀬 肇, 廣瀬 肇
本研究では、これまで研究代表者らが開発してきた超高速度声帯振動解析システムを、病的声帯振動パタンの経時的記録に応用する方式を確立し、さらに同時記録によって病的音声信号と画像との対応関係を調べるシステムを樹立することをめざした。本システムの構成としては、前年度より使用可能となった特殊型喉頭側視鏡にカメラを介して固体撮像素子を接続し、この素子(センサ)からの高フレ-ムのビデオ信号を画像処理装置のイメ-ジメモリに取り込む方式が基本となっている。さらに、定常母音発生時の病的声帯振動およびその際の音...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究)
研究期間: 1988年 - 1988年    代表者: 桐谷 滋
音声言語によるマン・マシン・インターフェイスの高度化のために、規則合成音声の品質向上を目的として以下の項目に関して研究を行った。(1)文章の統語・意味・談話情報をもとに、自然な韻律パタンを合成する規則の確立。(2)与えられた文章から音声合成に必要な各種言語情報を決定するための解析手法の確立。(3)種々の声質の合成を可能とするための音源信号生成モデルの確立。(4)速い会話調の音声を考慮した自然なホルマント軌跡の合成規則の確立。合成システムの言語処理部に関しては前年度にひきつづき天気概況文章を...
文部科学省: 科学研究費補助金(一般研究(B))
研究期間: 1987年 - 1988年    代表者: 新美 成二
構音に関与する生体信号は異質なものが多く、それらを同時に記録、解析することは極めて困難である。また構音器官の運動は、実現される音響現象と、筋電図で代表される運動指令との中間に介在すると考えられ、この3つのレベルを同時に観測することが発話現象を解明するためには必須であると考えられる。然るにこれらの生体から得られる生理学的データは質的に異なり同一の媒体に記録することが困難であった。本研究においては初年度に質的な異なる多次元の生体信号を同時に記録処理が行えるシステムを完成させた。生体信号を非侵襲...
文部科学省: 科学研究費補助金(試験研究)
研究期間: 1986年 - 1988年    代表者: 比企 静雄, 比企 静雄
第1年度(昭和60年度)の、喉頭音源の言語的・生理目・音響的な特性についての基礎的検討に基づいて、第2年度(昭和62年度)に、人工喉頭の各構成部分(生体信号の検出部・制御信号の生成部・喉頭音源の発生部)を設計・試作し、第3年度(昭和63年度)に、これらを相互に組合せて、外科的な操作を必要としない形式で、その特性を評価するための予備的な実験を行った。本試験研究で提案している喉頭摘出患者が用いる代用音声としての人工喉頭では、声の発声/終始、無声子音のための振動の瞬時停止、韻律的情報のための基本...