基本情報

所属
東海大学 資格教育センター 講師
学位
博士(教育学)(2015年3月 東北大学)

研究者番号
80756031
J-GLOBAL ID
201501009240813834
researchmap会員ID
B000246168

外部リンク

私は、主に四つのアプローチで研究を進めています。(詳細は研究業績等をご覧ください)

1. 米国教育史、日米の社会科教育史の研究
これまでアメリカの教育の歴史や、日米の社会科教育や歴史研究をしてきました。
特に注目してきたのは、以下の三点です。

  • 19世紀末~20世紀初頭のアメリカにおいて教科「社会科」が誕生した過程。とりわけ、その際に強調された「良き市民」という概念や教育方法がどのような特性を持ち、どのように形成されていったのか、という点。
  • 1930~40年代の米国に広まった「コア・カリキュラム」というカリキュラム理論の実施過程。とりわけ、ヴァージニア州において、そのカリキュラムの導入がどのように行われ、どの程度実施され、どのような工夫や挫折があったのか、という点。
  • 近年では戦後初期の社会科教育史に関わる研究も始めています。

2. 社会科教育の教師教育研究
社会科教師を育てる教員養成段階や、現職教員の成長過程などに注目して研究をしています。
特に注目してきたのは以下に二点です。

  • 社会科教師が授業づくりの「理論」をどのように受容していくのか。その過程における試行錯誤の具体的なプロセスや、個性的な咀嚼の仕方や受容の失敗も含めたプロセスについて。
  • 社会科教員養成課程における「模擬授業指導」はどのようになされているのか、どうあるべきか。社会科教育の模擬授業指導者は、社会科教育研究の理論と、模擬授業の実践の場をどのようにつなげようとしているのか。


3. 授業開発・実践に関する研究
社会科授業開発を定期的に行い、実践しています。
特に注目してきたのは、以下の二点です。

  • 「社会保障」の授業をどのように教えることが効果的か。また社会保障教育の持つ実践上の葛藤にはどのようなものがあるか。
  • その他、現職教員と協働した授業開発研究。その時々で、異なったテーマを事例に授業開発や実践に取り組んでいます。

4. アメリカの社会科教育に関する研究
現代のアメリカ社会科に関する実践・研究にも関心をもって研究をしています。
まだ特定のテーマを掘り下げるという段階ではなく、色々と機会があれば発表したり書いたりしています。


論文

  24

MISC

  17

書籍等出版物

  7

講演・口頭発表等

  44

共同研究・競争的資金等の研究課題

  8

その他

  1