TAKAHIRO AKEDO

Profile Information

Affiliation: 准教授, 経済学研究科, 大阪公立大学大学院

Degree: 修士（社会学）(東京大学)

Researcher number: 90817230
J-GLOBAL ID: 201201061178010053
researchmap Member ID: B000224271

1976年名古屋生まれ。大阪公立大学大学院経済学研究科准教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。近年の関心はヘイトスピーチやレイシズム、とりわけネットやAIとの関連。著書に『テクノロジーと差別』（共著、解放出版、2022年）、『レイシャル・プロファイリング』（共著、大月書店、2023年）など。訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』（共訳、明石書店、2014年）、ダニエル・キーツ・シトロン『サイバーハラスメント』（監訳、明石書店、2020年）など。

Research Interests

Research Areas

Humanities & social sciences / Sociology / 多文化社会論

Major Research History

Apr, 2022 - Present

准教授, 経済学研究科, 大阪公立大学大学院
Apr, 2022 - Present

兼任研究員, 人権問題研究センター, 大阪公立大学
Apr, 2021 - Present

Jissen Women's University
Apr, 2020 - Present

Tokyo University of Foreign Studies

Education

Apr, 2003 - Mar, 2010

博士課程（社会学）, 人文社会系研究科, 東京大学大学院
Apr, 2000 - Mar, 2002

修士課程（社会学）, 人文社会系研究科, 東京大学大学院
Apr, 1996 - Mar, 2000

Faculty of Letters, The University of Tokyo

Books and Other Publications

テクノロジーと差別: ネットヘイトから「AIによる差別」まで

宮下萌, 明戸隆浩, 石川優実, 川口泰司, 上瀧浩子, 曺慶鎬, 唐澤貴洋, 佐藤佳弘, 金尚均, 成原慧, 佐藤暁子

解放出版社, Feb 10, 2022 (ISBN: 4759268014)
アンダーコロナの移民たち――日本社会の脆弱性があらわれた場所

鈴木江理子, 山野上麻衣, 巣内尚子, 高向有理, 田中雅子, 呉泰成, 明戸隆浩, 佐藤美央, 鄭安君, 宋恵媛, 金昌浩, 南川文里, 旗手明, 田中宝紀, 大川昭博, 土井佳彦, 原めぐみ, 坂本啓太, 石川えり, 山岸素子, 崔洙連, 加藤真, 近藤敦, 是川夕 (Role: Joint author)

明石書店, Jun 2, 2021 (ISBN: 4750352152)
レイシズムを考える

清原, 悠, 明戸, 隆浩, 金, 友子, 兼子, 歩, 松本, 卓也, 高, 史明, 堀田, 義太郎, 隅田, 聡一郎, 山崎, 望, 間庭, 大祐, 遠藤, 正敬, 梁, 英聖, 百木, 漠, 伊藤, 昌亮, 竹田, 恵子, 山本, 興正, 澤, 佳成, 小林ハッサル, 柔子, 安部, 彰, 山本, 浩貴, 五味渕, 典嗣 (Role: Joint author)

共和国, May 31, 2021 (ISBN: 4907986386)
アンチレイシスト・ベビー

Kendi, Ibram X., Lukashevsky, Ashley, 渡辺, 由佳里

合同出版, Jan, 2021 (ISBN: 9784772614481)
AIと差別

反差別国際運動 (Role: Joint author)

解放出版社, Jul, 2020 (ISBN: 9784759267952)
サイバーハラスメント : 現実へと溢れ出すヘイトクライム

Citron, Danielle Keats, 明戸, 隆浩, 唐澤, 貴洋, 原田, 學植, 大川, 紀男

明石書店, Jun, 2020 (ISBN: 9784750350226)
ヘイトスピーチに立ち向かう : 差別のない社会へ

法学セミナー編集部, 明戸, 隆浩

日本評論社, Oct, 2019 (ISBN: 9784535403536)
ヘイトスピーチとは何か : 民族差別被害の救済

法学セミナー編集部, 明戸, 隆浩, 瀧, 大知, 朴, 貞任, 冨田, 真由美, 板垣, 竜太

日本評論社, Sep, 2019 (ISBN: 9784535403529)
排外主義の国際比較 : 先進諸国における外国人移民の実態

樽本, 英樹, 森, 千香子, 佐藤, 成基, 秦泉寺, 友紀, 永吉, 希久子, 南川, 文里, 明戸, 隆浩, 高, 鮮徽, 田辺, 俊介 (Role: Joint author, 現代日本の排外主義と「対抗言論」――「ナショナリズム」から「ヘイトスピーチ」へ)

ミネルヴァ書房, Sep, 2018 (ISBN: 9784623083633)
社会の芸術/芸術という社会—社会とアートの関係、その再創造に向けて

北田暁大, 神野真吾, 竹田恵子, 北田暁大, 神野真吾, 神野真吾, 竹田恵子, 社会の芸術フォーラム運営委員会, 高嶺格, チェ・キョンファ, 藤井光, 吉澤弥生, 蔵屋美香 (Role: Joint author, 表現の自由／表現が侵害する自由 ――アートはヘイトスピーチとどう向き合うべきか)

フィルムアート社, Dec, 2016 (ISBN: 4845916096)
Q&Aヘイトスピーチ解消法

外国人人権法連絡会, 外国人人権法連絡会, 師岡康子 (Role: Contributor, Q16, Q21, Q22, Q30, Q35)

現代人文社, Oct, 2016 (ISBN: 4877986464)
アンチヘイト・ダイアローグ

中沢けい (Role: Joint author, ヘイトの源流を辿って)

人文書院, Sep, 2015 (ISBN: 4409241060)
奇妙なナショナリズムの時代――排外主義に抗して

山崎望, 山崎望 (Role: Joint author, ナショナリズム批判と立場性（ポジショナリティ）――「マジョリティとして」と「日本人として」の狭間で)

岩波書店, Sep, 2015 (ISBN: 4000610686)
NOヘイト! 出版の製造者責任を考える

加藤直樹, 明戸隆浩, 神原元, ヘイトスピーチと排外主義に加担しない出版関係者の会 (Role: Joint author, 人種差別禁止法とヘイトスピーチ規制の関係を考える――「ゼロからの出発」のために)

ころから, Oct, 2014 (ISBN: 4907239106)
ヘイトスピーチ表現の自由はどこまで認められるか

明戸隆浩, 池田和弘, 河村賢, 小宮友根, 鶴見太郎, 山本武秀 (Role: Joint translator, 第1章, 第2章) (Original Author(s): エリック・ブライシュ)

明石書店, Feb, 2014 (ISBN: 4750339504)
グローバリゼーション事典 : 地球社会を読み解く手引き

Jones, Andrew, 佐々木, てる, 穐山, 新, 明戸, 隆浩, 大井, 由紀, 新倉, 貴仁

明石書店, Nov, 2012 (ISBN: 9784750336992)
ナショナリズムとトランスナショナリズム―変容する公共圏

佐藤成基 (Role: Joint author, チャールズ・テイラーにおける「共同体」の限界、そして可能性――多文化主義・ナショナリズム・公共圏)

法政大学出版局, Mar, 2009 (ISBN: 4588602527)

Papers

分極化時代におけるイデオロギー研究の射程 : 政治意識の社会学のために

明戸隆浩, アケドタカヒロ

応用社会学研究 = The journal of applied sociology, 63 57-75, Mar 24, 2021
Foreign-Policy Attitudes and Nationalism in the Post-Cold War Japan

Takahiro Akedo, Kyongho Cho

(62) 69-85, 2020
Between Nationalism and Xenophobia : The Shift of "Conservative" Discourse in Japan since the 1990s

明戸隆浩

社会学年誌 = The annuals of sociology, (57) 45-62, Mar, 2016 Invited
The Background and Process of the Deliberation of the Anti-Discrimination Bill in 2015 : The Situation of "the Absence of Legal Approach for Racial Discrimination" in Japan and its Change

明戸隆浩

移民政策研究, 8 182-192, 2016 Invited
The Historical Context of Hate Speech Regulation in America : The "Heritage" of Civil Rights Movements on the Hate Speech Debate in the 1990s

(11) 25-37, Sep, 2014 Peer-reviewed
The reconstruction of Taylor's "The Politics of Recognition": recognition in the intimate sphere and the "fusion of horizon" in the public sphere

The journal of studies in contemporary sociological theory, (4) 3-15, Mar, 2010 Invited
542

The rise of the "liberal majority" in 1960s America: the claims of minority and the responses of majority concerning the civil rights movement

Akedo Takahiro

The Annual review of sociology, 2009(22) 68-79, Jul, 2009 Peer-reviewed
9.11と「多元社会」アメリカ--セキュリティの問題とエスニシティによる「解決」

明戸隆浩

ソシオロゴス, (30) 1-16, Sep, 2006 Peer-reviewed
「アメリカ」という逆説――小熊英二『市民と武装』を読む

明戸隆浩

書評ソシオロゴス, (1) 34-42, 2005

Presentations

ナショナリズムと排外主義の関係をイデオロギー認知の観点から再考する――『国際化と市民の政治参加に関する世論調査2021』の分析（4）

第95回日本社会学会大会, Nov 12, 2022
現代日本のヘイトスピーチ――「戦後75年」とコロナ禍の交錯

明戸隆浩

日本社会学理論学会2020年度研究例会（排除と分断をめぐる社会学）, Mar 27, 2021 Invited
「（ポスト）コロナ時代」におけるリベラル・ナショナリズムの政策的含意――経済的再分配におけるマイノリティの包摂／排除をめぐって

明戸隆浩

第93回日本社会学会大会, Nov 1, 2020
「差別否定」という言説—―差別の正当化がもたらすもの

第6回議論学国際学術会議, Aug 10, 2020
ポリティカル・コレクトネス概念のイデオロギー的利用――PC論争からトランプへ

明戸隆浩

日本社会学会第90回大会, Nov 4, 2017
ヘイトスピーチ法の正当性を考える――「不平等な自由の侵害」という視点

明戸隆浩

応用哲学会第９回年次研究大会（シンポジウム：ヘイトスピーチと信頼）, Apr 23, 2017 Invited
現代日本の排外主義的バックラッシュと「対抗言論」――「つくる会」から「在特会」へ

明戸隆浩

第67回早稲田社会学会大会, Jul, 2015 Invited
現代日本の反レイシズム運動に関する実証研究（1）――社会運動における「当事者／支援者」の区分をめぐって

明戸隆浩

第87回日本社会学会大会, Nov, 2014
現代日本における反レイシズム運動の文化的背景――「反（アンチ）在特会」というフレームがもたらす非イデオロギー的参加を中心に

明戸隆浩

第62回関東社会学会大会, Jun, 2014
なぜ「リベラル」はヘイトスピーチ規制を嫌うのか？――90年代アメリカのヘイトスピーチ規制論争と「公民権運動」の経験

明戸隆浩

第85回日本社会学会大会, Nov, 2013
1970年代アメリカのエスニック関係における「リベラル」な知識人――アファーマティブ・アクション擁護論の「普遍主義的」側面をめぐって

明戸隆浩

第83回日本社会学会大会, Nov, 2010
テイラー「承認の政治」論の再構成――言語共同体の限界、そして可能性

明戸隆浩

第4回日本社会学理論学会大会（シンポジウム：社会学的理論構築における承認論の可能性――テイラーとホネットの対話から）, Sep, 2009 Invited
The Rise of “Liberal Majority” in 1960s America: Claims of Ethnic Minority and the Responses of Majority Concerning the Civil Rights Movement

TAKAHIRO AKEDO

Nagoya American Studies Summer Seminars 2009, International Graduate Student Seminar, Jul, 2009
ナショナリズムと市民社会論――国家をめぐるアイデンティティの相克

明戸隆浩

第76回日本社会学会大会, Oct, 2003

Misc.

現代日本における「リベラル」イメージの変容 : 「リベラル嫌い」に関する研究ノート (特集保守とリベラル : ねじれる対立軸)

明戸隆浩

現代思想, 46(2) 164-174, Feb, 2018
ヘイトスピーチと「不寛容」 : この二つの概念の適切な関係をめぐって (特集言葉と社会 : グローバル・情報社会のなかで)

明戸隆浩

神奈川大学評論, (87) 55-64, 2017 Invited
「これはヘイトクライムである」の先へ : 「自己決定」が可能な社会のために (緊急特集相模原障害者殺傷事件)

明戸隆浩

現代思想, 44(19) 213-221, Oct, 2016 Invited
ヘイトスピーチに「言論」で対抗するカラクリを暴き不当な言説は無効化 (特集時代を知るための120冊)

明戸隆浩

Journalism, (316) 18-23, Sep, 2016 Invited
ヘイトスピーチにかかわる「議論」の洗練のために : ジェレミー・ウォルドロン『ヘイトスピーチという危害』を読む (書評特集前田朗『ヘイトスピーチ研究序説』(三一書房))

明戸隆浩

情況. 第四期 : 変革のための総合誌, 4(4) 129-134, Jun, 2015 Invited
欧米のヘイトスピーチ規制から日本の進むべき先を考える (特集ヘイトスピーチを考える)

明戸隆浩

Journalism, (282) 28-36, Nov, 2013 Invited
第84回日本社会学会大会(学会報告)

明戸隆浩

日本世論調査協会報「よろん」, 109 62-64, 2012
地球社会化の実態：組織化

明戸隆浩

庄司興吉研究代表『地球社会化にともなう市民意識と市民活動の社会学的研究』平成14年度～平成17年度科学研究費補助金・基盤研究A「地球社会化にともなう市民意識と市民活動の社会学的研究――日本・アジア・アメリカ・ヨーロッパの実態比較を通して」研究成果報告書, 237-258, Jun, 2006
市民運動：日本における対抗グローバル化運動の可能性

明戸隆浩, 池田和弘, 伊藤奈緒, 舩戸修一

庄司興吉研究代表『地球社会化にともなう市民意識と市民活動の社会学的研究』平成14年度～平成17年度科学研究費補助金・基盤研究A「地球社会化にともなう市民意識と市民活動の社会学的研究―― 日本・アジア・アメリカ・ヨーロッパの実態比較を通して」研究成果報告書, 467-484, Jun, 2006
財政の基本理念としての生活最低保障――「新自由主義とその批判」を超えて

明戸隆浩

盛山和夫研究代表『高齢化社会の公共性に関する社会学的研究』平成14年度～平成17年度科学研究費補助金・基盤研究A「高齢化社会の公共性と共同性の基盤的構想に関する社会学的総合研究」研究成果報告書, 231-242, Mar, 2006
外国人支援の実践と思想―― 〈ナショナルなもの〉がもつ両義性、その葛藤と共存

明戸隆浩, 曹慶鎬, 姫野宏輔, 石原あやか, 小林由賀里, 野邑智子, 大町卓也, ザイモグル・オズレム, 田代千夏

東京大学大学院人文社会系研究科社会学研究室『ナショナル・アイデンティティの社会的文脈 ――2003年度社会調査実習報告書』, 215-267, Mar, 2004
「事業者間ネットワーク」の実態――よりよい「連携」に向けて

明戸隆浩

上野千鶴子・肥口征子研究代表『地域福祉の構築――福祉ワーカーズ・コレクティブ研究会2000年利用者調査報告書』, 180-183, Mar, 2002

Teaching Experience

Professional Memberships

Research Projects

「社会的危機」におけるナショナルな選別／管理――日本と韓国の社会学的比較研究

科学研究費助成事業, 基盤研究(C), 日本学術振興会, Apr, 2022 - Mar, 2025

韓東賢, 曹慶鎬, 明戸隆浩
原発事故被災者の移住・帰還・避難継続における新たな居住福祉に関する人間科学的研究

科学研究費助成事業, 基盤研究(B), 日本学術振興会, Apr, 2020 - Mar, 2024

辻内琢也, 扇原淳, 桂川泰典, 金智慧, 多賀努, 増田和高, 岩垣穂大, 平田修三, 日高友郎, 小島隆矢, 明戸隆浩, 根ケ山光一
Constructing New Citizenship Studies from the Perspective of the "Transnational Movement Rights" of Zainichi Koreans

Grants-in-Aid for Scientific Research, Grant-in-Aid for Scientific Research (C), Japan Society for the Promotion of Science, Apr, 2019 - Mar, 2022

HAN Tong-hyon

Academic Activities

ナショナリズム・エスニシティ研究ネットワークNATIO

Planning, management, etc.

Jan, 2007 - Present
第84回日本社会学会大会テーマセッション「現代日本における「排外主義」の問題」コーディネイター

Planning, management, etc.

Sep, 2011
『ソシオロゴス』編集代表

Planning, management, etc.

Apr 1, 2003 - Mar 31, 2004