伊藤 憲二

J-GLOBALへ         更新日: 17/03/24 13:55
 
アバター
研究者氏名
伊藤 憲二
ハンドル
kenjiito
URL
http://www.kenjiito.org/xoops_jp
所属
総合研究大学院大学
部署
先導科学研究科
職名
准教授
学位
Ph. D.(Harvard University)

プロフィール

基本的には科学史家です。しかしいわゆる科学技術社会論にも足を突っ込んでいたり、ゲーム研究にもちょっと手を出していたりします。
現在、総合研究大学院大学という国立大学に所属しています。神奈川県葉山町の湘南国際村にあるこの大学の本部キャンパスに勤務し、葉山高等研究センターおよび生命共生体進化学専攻というところで、准教授をしています。こちらのほうでは、「科学と社会」という分野を担当して教えています。


略歴

学部から修士までは、東大の駒場にある科学史科学哲学というところで学びました。そこでは主として、量子力学の解釈問題をめぐる論争の科学史的な研究を行いました。学部生のときには、量子力学の解釈をめぐるボーアとアインシュタインの論争について卒業論文を書き、修士課程では、コペンハーゲン解釈について、それを歴史的・社会的に分析して、修士論文を書きました。

修士を終えてから、運よくフルブライト奨学金を貰えたので、ハーバード大学の科学史学科に留学しました。ピーター・ギャリソンに師事し、そこで日本の物理学の歴史、日本への量子力学の移入についての学位論文を書きました。

2002年初めにギャリソンについてドイツのマックスプランク研究所に数か月滞在した後、2002年の6月より日本に帰国し、東京大学の先端科学技術研究センターに特任助手として着任しました。ここでは、主に技術史の研究をしていました。とくにテーマとしたのが、日本におけるロボットとコンピュータ・ゲームでした。コンピュータ・ゲームについて調べる過程で、メディア論や、カルチュラル・スタディーズに関心を抱くようになりました。

2006年4月に、東大情報学環へ特任講師として移り、コンテンツ関係の研究を続けました。しかし、同じ年の12月に総合研究大学院大学に助教授として着任し、そこで「科学と社会」の教育を担当しつつ、科学技術史、科学技術社会論の研究を続けて、現在に至っています。


研究活動の概要

現在、メインとしている研究分野は日本の現代物理学史であり、戦前から戦後まで、20世紀全体を対象としていますが、ここしばらくは、戦前に重点を置く予定です。平成21年度から23年度までの三年間は、このテーマをメインにする予定です。

それと並行して、いくつかのプロジェクトを行っています。一つは、日本における研究所についての研究プロジェクトであり、これは今後もずっと続けるつもりですが、幾つか論文としてまとめるべきものがあって、それを仕上げようとしています。もう。一つは、ロボットに関する歴史的研究で、これに関して、いくつかのサブ・プロジェクトがあり、現時点では、これを仕上げることを急いでいます。

また、前の職場からゲーム研究に関わっていたのですが、現在の職場に移ってからはなかなかできなくなりました。これに関して、もう少し深めたいテーマがあるのですが、現在のポジションの関係上、これらについては、もっと時間の余裕ができるまで後回しです。


教育活動の概要

現在、総合研究大学院大学を本務校とし、先導科学研究科生命共生体進化学専攻というところで教えています。総研大というのは、日本で最初にできた大学院大学で、授業はすべて大学院生向けです。また、うちの専攻では修士課程というものはなく、3年制または5年制の博士課程のみです。

担当しているのは、科学技術社会論であり、一方で科学技術論・科学技術史を専攻する大学院生向けの授業・指導をおこなうと同時に、本専攻の生命科学専攻の大学院生向けに科学技術社会論の授業(科学・技術と倫理)を担当し、「科学と社会」分野の副論文の指導を行っています。科学技術論・科学技術史を専攻とする大学院生向けの授業として、科学史特論と科学技術社会論特論を交互に一年置きに開講しています。こちらのほうは、セミナー形式で、それぞれ科学技術史とSTSの基礎文献を、出席者の関心にあわせて多少アレンジして読みます。

研究分野

 
 

経歴

 
2010年4月
 - 
現在
総合研究大学院大学 先導科学研究科 准教授
 
2007年4月
 - 
2010年3月
総合研究大学院大学 葉山高等研究センター 准教授
 
2006年12月
 - 
2007年3月
総合研究大学院大学 葉山高等研究センター 助教授
 
2006年4月
 - 
2006年11月
東京大学情報学環 特任講師
 
2002年4月
 - 
2006年3月
東京大学 先端科学技術研究センター 科学技術振興特任教員(特任助手)
 

受賞

 
2005年
International Union of History and Philosophy of Science/ Division of History of Science DHS Prize for Young Scholars
 

論文

 
量子力学が導いた新しい風
伊藤 憲二
日本物理学会誌   71(8) 558-562   2016年8月   [査読有り][招待有り]
国際地球観測年における南極観測事業と朝日新聞社 -日本における巨大科学の民間起源-
永田健・伊藤憲二
年報 科学・技術・社会   25 25-47   2016年   [査読有り]
研究における物質的なものと非物質的なもの―日本の学問史からの視座
伊藤 憲二
思想   (1090) 34-52   2015年2月   [招待有り]
標葉隆馬、飯田香穂里、中尾央、菊池好行、見上公一、伊藤 憲二、平田光司、長谷川眞理子
研究 技術 計画   29(2/3) 90-105   2014年11月   [査読有り][招待有り]
Superposing Dynamos and Electrons: Electrical Engineering and Quantum Physics in the Case of Nishina Yoshio,
Kenji Ito
Shaul Katzir, Christoph Lehner and Jürgen Renn, eds., Traditions and Transformations in the History of Quantum Physics, Berlin: Edition Open Access (Max Planck Research Library for the History and Development of Knowledge Studies Series)   183-208   2013年   [査読有り][招待有り]
Vor Astro Boy
Kenji Ito
Technikgeschichte   77(4) 353-372   2010年12月   [査読有り]
Possibilities of Non-Commercial Games: The Case of Amateur Role-Playing Games Designers in Japan
Kenji Ito
Suzanne de Castell and Jeniffer Jenson eds., Worlds in Play: International Perspectives on Digital Games Research, New York: Peter Lang   129-142   2007年   [査読有り]
デジタルゲーム学研究の彼方に —デジタルゲームがゲームを超えたとき、我々はどこへゆくのか?
伊藤憲二
デジタルゲーム学研究   1 34-45   2007年   [招待有り]
The Geist in the Institute: Production of Quantum Theorists in Prewar Japan
Kenji Ito
David Kaiser, ed., Pedagogy and the Practice of Science: Historical and Contemporary Perspectives (Cambridge: MIT Press, 2005)   151-184   2005年   [査読有り][招待有り]
Gender and Physics in Early 20th Century Japan: Yuasa Toshiko's Case
Kenji Ito
Historia Scientiarum   14 118-138   2004年   [査読有り]
Spreading the Tools of Theory: Feynman Diagrams in the United States, Japan, and the Soviet Union
David Kaiser, Kenji Ito, and Karl Hall
Social Studies of Science   34 879-922   2004年   [査読有り]
『エフ氏』と『アトム』―ロボットの表象から見た科学技術観の戦前と戦後
伊藤 憲二
年報 科学・技術・社会   12 39-64   2003年   [査読有り]
Values of 'Pure Science': Nishina Yoshio's Wartime Discourse between Nationalism and Physics, 1940-1945
Kenji Ito
Historical Studies in the Physical and Biological Sciences   33 61-86   2002年   [査読有り]
Rudolf Clausius' Copy of Sadi Carnot's Reflexions: A New Look at Clausius' Access to Carnot's Work
Kenji Ito
Historia Scientiarum   6 31-36   1996年   [査読有り]

Misc

 
日本における科学史の社会的基盤と社会的インパクト
伊藤 憲二
科学史研究   (269) 7-14   2014年4月   [依頼有り]
Isis特集:「科学史の未来」」第41巻(2014): 94-96
森脇江介、住田朋久、橋本雄太、伊藤憲二、坂本邦暢,藤本大士
化学史研究   41(2) 94-96   2014年
特集「科学、歴史、そして近代インド」Isis 104 (2013): 330-380
坂本邦暢、伊藤 憲二、吉田善哉、藤本大士
化学史研究   40(4) 220-222   2013年
「国策の失敗軌道をどう転換するか」に関して科学史家に何ができるか
伊藤 憲二
年報 科学・技術・社会   22 21-29   2013年   [依頼有り]
Thomas Kuhn's The Structure of Scientific Revolutions and Early Social Studies of Science in Japan
伊藤 憲二
East Asian Science, Technology and Society   6(4) 549-554   2012年12月   [依頼有り]

書籍等出版物

 
村上陽一郎, 朝永惇, 亀淵迪, 前川喜久雄, 伊藤憲二, 井元信之, 細川光洋, 尾関章, 川島禎子, 胡瓜庵散人 (担当:分担執筆, 範囲:愛知敬一と『電子の自叙伝』(二)―チャールズ・ギブソンのこと、33-42頁)
窮理舎   2017年3月   
須藤 靖, 荒木 不二洋, 岡崎 誠, 渡辺 慎介, 伊藤 憲二, 井元 信之, 細川 光洋, 尾関 章, 川島 禎子, 胡瓜庵 散人 (担当:分担執筆, 範囲:愛知敬一と『電子の自叙伝』(一):吾輩は電子である、31-44頁)
窮理舎   2016年12月   ISBN:4990840984
David G. Wittner and Philip C. Brown (eds.) (担当:分担執筆, 範囲:"The question of research in prewar Japanese physics" 193-210)
Routledge   2016年   ISBN:113890533X
米沢富美子, 小沼通二, 吉田直紀, 佐々木閑, 井元信之, 伊藤憲二, 細川光洋, 永橋禎子, 胡瓜庵散人 (担当:分担執筆, 範囲:「論文」の無い科学者・桑木彧雄(三):物理学・哲学・科学史」44-51)
窮理舎   2016年2月   
Collectif (担当:分担執筆, 範囲:Ch. 16: "La science <<occidentale>> sous la restauration Meiji. Mimétisme ou appropriation intelligente?", pp. 346-365)
Seuil   2015年10月   ISBN:2021076776
佐藤文隆, 佐藤正知, 河東泰之, 橋本幸士, 井元信之, 伊藤憲二, 細川光洋, 永橋禎子, 胡瓜庵散人 (担当:分担執筆, 範囲:『論文』の無い科学者・桑木彧雄(二):ヨーロッパ留学と相対論」39-47)
窮理舎   2015年10月   
江沢洋, 亀淵迪, 細谷暁夫, 米谷民明, 井元信之, 伊藤憲二, 胡瓜庵散人 (担当:分担執筆, 範囲:「『論文』の無い科学者・桑木彧雄(一):初期の業績と物理学史的背景」 40-47)
窮理舎   2015年7月   
Robert Jacobs (ed.) (担当:分担執筆, 範囲:"Robots, A-Bombs, and War: Cultural Meanings of Science and Technology in Japan around World War II" 63-97)
Lanham: Lexington Books   2010年3月   
次の論文を大幅に増補し英語にしたもの:伊藤憲二「『エフ氏』と『アトム』―ロボットの表象から見た科学技術観の戦前と戦後」『年報 科学・技術・社会』 12 39-64 2003年。
遠藤 雅伸, 久保 雅一, 新 清士, 川端 裕人, 井上 明人, 伊藤 憲二, 土居 純, 三淵 啓自, 鈴木 健, 森田 沙保里, 山根 信二, 松山 遥, 公文 俊平
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター   2006年12月   ISBN:4904305035
デヴィッド・C. キャシディ (担当:共訳)
白揚社   1998年5月   ISBN:482690083X
佐々木他 (担当:分担執筆, 範囲:「量子力学の思想」 185-210)
岩波書店   1995年   ISBN:4000105418

講演・口頭発表等

 
The US export of radioisotopes to the occupied Japan
Kenji Ito
Hong Kong University   2017年2月21日   
"Electron theory" in Japan, or how electrical engineering prepared atomic physics there [招待有り]
Kenji Ito
Interactions of Interwar Physics: Technology, Instruments, and Other Sciences   2016年12月10日   
The Rise of Theoretical Physics in Japan: Transmission of Scientific Cultures and Practices of Quantum Mechanics [招待有り]
Kenji Ito
Uppsala University   2016年9月27日   
Self-Orientalism and Politics of Cultural Identities in the History of Japanese Science
Kenji Ito
European Society for the History of Science meeting   2016年9月24日   
(コメント) [招待有り]
伊藤 憲二
学際教育の原理:メタ科学の学際化へ向けて   2016年3月5日   
伊藤 憲二
History of Science Society Annual Meeting   2015年11月22日   History of Science Society
Electron Theory and Electrical Engineering in Japan [招待有り]
Kenji Ito
Interactions of Interwar Physics: Technology, Instruments and Other Sciences   2015年10月11日   
Science and Cultural Diversity: The Problem of Orientalism
Kenji Ito
15th Congress on Logic, Methodology, and Philosophy of Science (CLMPS)   2015年8月4日   
Kenji Ito
Fourth Conference on History of Quantum Physics   2015年7月18日   
Kenji Ito
Questioning the Concepts of Culture, Diversity and Comparison in the History and Philosophy of Science   2015年7月11日   

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2012年 - 2012年    代表者: 伊藤憲二
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2009年 - 2011年    代表者: 伊藤憲二
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2008年 - 2010年    代表者: 高岩義信
前年度から継続して未整理資料の優先度付け作業とそれに伴う詳細データ作成入力作業を行った。とくに湯川史料室においては優先度付けの作業は資料の内容の意味を判断できる物理学の専門家によって精力的に行われた。また朝永史料室では現物資料との照合の間違いなく効率良くするため、データベースに照合のための情報を付加して整理の手順を整備した。坂田史料室では坂田氏以外の物理学教室関係者(有山、早川等)の資料とともに管理することになったのでそれもふくめ未整理の坂田史料室の資料の入力がすすめられた。これらの作業は...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2006年 - 2009年    代表者: 平田光司
平成19年度には、以下の成果があった。(1)国立天文台のすばるプロジェクトに関するオーラルヒストリーについて計画を一部実行(ハワイの研究者、日本に居る研究者、ハワイ人、日系人のインタビューおよび映像作成)、特に昨年度招聘し協力関係を築いたネバダ大学のパレフスキー氏との協力体制を確立した。(2)高エネルギー加速器研究機構について、研究者だけでなく、周辺の人材についてのインタビューを試行的に実施した。(3)オーラルヒストリアン養成プログラムの準備としてValery Yow"Recording ...
文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2005年 - 2006年    代表者: 伊藤憲二
日本の初期における産業用ロボットに関して次のことが明らかになった。
1.日本におけるロボット、機械、そして科学技術の文化的位置づけに関して
(1)産業用ロボットが導入された時期の目本は、文化的にロボットを受け入れやすい状況にあったことを確認した。その原因は、第一に、日本の文化・社会における科学技術の位置づけであり、第二に、日本の社会・文化におけるロボットというものに対する見方である。これは相互に関連しており、ロボットが未来の科学技術を象徴すると同時に、戦後日本の科学技術に対するきわめてポジ...

委員歴

 
2015年1月
 - 
現在
Engaging Science Technology, and Society  Editorial Board Member
 
2014年2月
 - 
現在
Society for Social Studies of Science  Building STS Award Committee (Chair)
 
2013年7月
 - 
現在
International Association for Science and Cultural Diversity  President
 
2013年7月
 - 
現在
Commission of Physics, International Union of History and Philosophy of Science/Division of History of Science and Technology  Vice President
 
2013年10月
 - 
2014年8月
Society for Social Studies of Science  Fleck Prize Committee
 

オーガナイズしたシンポジウムなど

 
2015年12月   第三回「科学と社会」ワークショップ「科学・技術と地域住民」
科学社会学会共催

<場所・日時>
総合研究大学院大学(総研大)葉山キャンパス
2015年12月19日(午後1時40分から午後6時)・20日(16時30分まで)

<開催趣旨>
 科学・技術をめぐる様々な社会的問題は、研究者の視点や、政策決定者の視点から語られることが多い。しかし、科学・技術の影響を受け、その研究営為のローカルなコンテクストを形づくり、ときには科学・技術のある種の実践を行う存在として、地域住民を無視することはできない。とくに科学・技術の民主的な発展のために、住民の意向が尊重されるような科学と社会の在り方が望ましいのはいうまでもない。
 本ワークショップは、このような地域住民と科学・技術との間の様々な相互作用に着目するものである。この話題を題材とした様々なアプローチの研究発表を行い、十分な質疑応答・討論の時間をとって相互に検討しあうことを目的とする。
 とくにこのワークショップでは奄美群島をひとつの重点話題として取り上げる。昨年12月に出版された『奄美群島住民運動資料』は、地域住民と科学技術の間の関係を考察する材料を多く含んだ資料集であり、その中の徳之島における核燃料再処理工場反対運動の事例は示唆に富む。それ以外に研究施設をめぐる地域住民と研究者の間の軋轢や、原発事故後の放射線測定における住民の活動などについての研究発表等が予定されている。
 なお、使用言語は日本語とする。
 本ワークショップは、総合研究大学院大学27年度教員研究費(研究費特別支援分)「科学・技術と地域住民についての研究」(伊藤憲二・松本三和夫・斎藤憲)により、総研大「科学と社会」教育プログラムの活動の一環として開催し、科学社会学会により共催されるものである。
2015年11月   Historiography of Cultural Diversity in the History of Science
Session organized at HSS:
Session abstract
As the realm of the history of science expands to include geographical areas hitherto little known, historians of science with interests in scientific cultures find themselves faced more often with cultures unfamiliar to them. This widening of the scope offers a great opportunity, but it also poses some challenges. Cultural histories of science have their own pitfalls, especially when cultures in question are foreign. This session discusses historiographical issues related to writing cultural diversity in the history of science. By examining some case studies, this session explores how “cultures” have been written in the history of science, how the notion of “culture” caused problems in such studies, and how ways of looking at scientific cultures in history can be relevant to contemporary controversies related to “culture.”
2015年6月   松本三和夫 著『構造災』合評会
開催日時: 2015年6月21日(日) 13:00~
開催場所: 成城大学 7号館2階723教室
評者: 
伊藤憲二(総合研究大学院大学 先導科学研究科)
酒井泰斗(会社員、ルーマン・フォーラム管理人)
寿楽浩太(東京電気大学 未来科学部)
標葉隆馬(成城大学・文芸学部 マスコミュニケーション学科)
田中幹人(政治経済学術院 ジャーナリズムコース)
2015年2月   セオドア・ポーター『数値と客観性』合評会
オーガナイズした合評会。
2014年12月   "Science and Society" Workshop No. 2: The Cold War and Science
The Cold War is one of the most important periods in history of science for the "Science and Society " education at Sokendai. This period is crucial for understanding the subsequent course of science policies, and the Cold War provides many important cases for considering ethical questions arising in the interface betweeen science and society. Research on this topic is still on-going and being reexamined especially from the transnational perspective.
This workshop will be held on the occasion of the visit to Japan of two important scholars in this field, Susan Lindee and Betty Smocovitis. It is intended for the informal discussion of ongoing researches (works-in-progress) to contribute to future research and education on this theme. Other confirmed presenters include Masakatsu Yamazaki, Takeshi Kurihara, Jin Hamamura, Kaori Iida and Kenji Ito. Yoshiyuki Kikuchi will be the discussant of the workshop. The presentation and discussion language is English.
Venue: Conference Room No. 3, Shonan Village Center (Day 1)/Seminar Room (2nd floor), The Center for the Promotion of Integrated Sciences (CPIS), Hayama Campus, SOKENDAI (The Graduate University for Advanced Studies) (Day 2)
The c
2014年11月   Nuclear Legacies: Radiation Risk in Historical and Anthropological Perspectives
Session organized at Japan Society for STS Annual Meeting, November, 2014, Osaka University
2014年5月   "Science and Society" Workshop No. 1: Observational and Experimental Objects: Science Studies of Materials and Instruments in the Laboratory and the Field
Workshop organized.
In the past decades, experimental and observational aspects of science have been a subject of intense investigations in the history, philosophy, sociology, and anthropology of science. One of the important trends in this area of investigations is the attention on the material aspects of experimental and observational practices. Hans-Jörg Rheinberger’s works on experimental devices in life sciences are its paradigmatic examples. Recently in Japan, more scholars in history, sociology, and anthropology have also started this kind of research. The purpose of this workshop is to provide an opportunity for these scholars and Hans-Jörg Rheinberger to discuss their works for further developments of this line of studies. Papers in this workshop discuss various aspects of experimental and observational devices, the material aspects of the laboratory, and the local environment of a research institute.
http://sas.soken.ac.jp/2014/04/23/%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%94%E5%B9%B4%EF%BC%95%E6%9C%88%EF%BC%93%E3%83%BB%EF%BC%94%E6%97%A5%EF%BC%88%E5%9C%9F%EF%BD%A5%E6%97%A5%EF%BC%89%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%A7%91%E5%AD%A6%E3%81%A8%E7%A4%BE/
2012年11月   Kenji Ito and Kapil Raj, “Cultural Identity and Trans-Nationality in the History of Science,”
Organized symposium at the 5th International Conference, European Society for the History of Science, 1-3, November 2012, Athens, Greece.
2012年11月   「御用学者」とはだれか?:科学技術をめぐる知識生産と利害関係の社会論序説
科学技術社会論学会第11回年次研究大会におけるワークショップ
オーガナイザー
 小島剛(京都大学)
 伊藤憲二(総合研究大学院大学)
 
開催趣旨
2011年の東日本大震災によって起った原発事故をきっかけに、研究者が特定の集団・組織から利益を得て、その集団・組織に利益になるように、意図的に不適切な知識生産を行う危険性が日本の幅広い層に意識されるようになった。他方で、その危険性が極度に警戒・強調され、「御用学者」という言葉が安易なレッテルとして攻撃的に使われるようにもなった。その結果、適切な知見をもつ研究者がいても、必要な発言や有益な助言をすることが、その研究者に不利益をもたらしかねない状況も発生してしまった。
科学・技術等の専門知やそれに関わる言説が社会的にどのように形成され、専門家や専門知が社会においてどのような役割を果たすか、あるいは果たすべきか、といったことは、科学技術社会論の主要なテーマであり、科学技術社会論はこれらの問題に関する専門知を形成すべき立場にある。そこで、利害関係と知識生産の関係や、その関係についての言説それ自体に関して、科学技術社会論における分析や考察が何らかの有益な視点を提供できる可能性もあるかもしれない。
同時に、科学技術社会論自体が、一つの専門知を生産する研究領域として、社会との関係に関して同様の問題を抱えかねない可能性も否定できない。
上記のような観点を踏まえて、このワークショップは次の二つのことを目的とする。第一に、「御用学者」という言葉がどのような意味を持っているのか、あるいは持ちうるのかを、さまざまな視点から、幾つかの事例をもとに検討することである。第二の目的は、それと同時に、STS自体にも、同様の分析を加えて議論することである。
問題は研究者に与えられる資金・権力・地位等々といった、研究者は誰しも直面しうる類のものであり、参加者・オーディエンスによる、それぞれの研究テーマと自らの研究状況をも視野に入れたリフレクシヴな議論を目指す。