基本情報

所属
中京大学 心理学部 准教授
学位
博士 (心理学)(2015年5月 首都大学東京 (現: 東京都立大学))

研究者番号
70600873
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-4790-4368
J-GLOBAL ID
201301003039249260
researchmap会員ID
B000230702

外部リンク

最近のトピックス

北海道大学の鎌谷さん,鶴見さん,河原先生,ユニ・チャーム株式会社の松長さん,若杉さん,須田さんとの共同研究が Perception に掲載されました。論文は「Effects of wearing an opaque or transparent face mask on the perception of facial expressions: A comparative study between Japanese school-aged children and adults (不透明または透明なマスク着用が表情認識に及ぼす影響: 日本の児童と成人の比較研究)」です。


研究のビジョン

心理学の社会での応用を目指しています。研究のアイデアを基礎的な研究の中だけに求めるのではなく,現実場面や社会問題の中に求めることを意識して研究に取り組んできました。現在特に力を入れて取り組んでいることは以下の2点です。

衛生マスクの研究

新型コロナウイルス感染症の流行前から,衛生マスク(マスク)に関する心理学的な研究を行っています。たとえば,マスク着用による外見的な顔の魅力変調効果その効果のコロナ流行前後の比較他人種での検討他人種顔での検討,および外見的に小顔に見える効果のような,マスク着用が外見の印象変化に及ぼす影響を検討したものが挙げられます。ほかにも,ミントの香りつきマスク着用による花粉症様不快感の低減効果マスクの色(白 vs. 黒)に対する態度社交不安や感染に対する意識等の着用者の特性とマスク着用頻度との関係顔の見える「透明なマスク」着用効果講演録),その効果の小学生を対象とした検証など,さまざまなテーマでマスク研究に取り組んできました。現在は,マスク着用によって生じるネガティブな副作用の特定,およびその副作用への対処方法について検証を進めています。

産学共同研究

基礎理論の汎用可能性の検証と,心理学の評価方法を応用した製品開発・改良を目的に,様々な産学共同研究を行っています。上記のマスクのほか,取り出し性の高いウェットティッシュ除菌ウェットティッシュスキマ清掃のしやすいフロアワイパーフロアウェットシートオフィスの屋上空間などの心理評価を通じ,科学的妥当性が高く,心理的付加価値の高い魅力的なものづくりに資する研究を展開しています。こうした産学共同研究を通じ,現場の課題解決と同時に,産業界での心理学の応用可能性を模索しています。 


主要な受賞

  8

書籍等出版物

  3
  • (担当:分担執筆, 範囲:第2章 認知と応用心理学 Topic 4 日常場面における予期せぬ出来事の見落とし[宮崎由樹])
    福村出版 2022年9月28日 (ISBN: 9784571200878)
  • 山口 真美, 河野 哲也, 床呂 郁哉 (担当:分担執筆, 範囲:第2章 マスクの心理学[河原純一郎・宮崎由樹])
    勁草書房 2022年7月20日 (ISBN: 9784326299348)
  • 三浦 佳世, 河原 純一郎 (担当:分担執筆, 範囲:Ⅱ-7 顔を文脈で読む[宮崎由樹])
    ミネルヴァ書房 2019年10月10日 (ISBN: 9784623086597)

主要な論文

  24

主要な講演・口頭発表等

  16

主要なMISC

  34

主要な担当経験のある科目(授業)

  19

主要な所属学協会

  8

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  21

主要な社会貢献活動

  13

主要なメディア報道

  14