丸山善宏

J-GLOBALへ         更新日: 15/09/20 17:12
 
アバター
研究者氏名
丸山善宏
eメール
maruyamacs.ox.ac.uk
所属
オックスフォード大学
部署
Mathematical, Physical, and Life Sciences Division
その他の所属
京都大学白眉センター助教

プロフィール

RESEARCH STATEMENT (TENTATIVE; AS OF MAR. 2015):

数理科学と哲学の双方に関心があり、双対性の数理と哲学を研究しています。大学入学資格検定取得後、京都大学総合人間学部で学び、文学研究科大学院を経て、オックスフォード大学数理・物理・生命科学部の博士課程に留学し現在に至ります(哲学論文により京都大学総長賞を受賞)。

認識・意味・空間という三つの概念に興味があり、一方では、認識概念の双対性、意味概念の双対性、空間概念の双対性について考えると同時に、他方では、認識・意味・空間という三つの概念それら自体の存立可能性の条件が双対性の原理であるという見地を追求しています。

数理方面では、圏論や普遍代数を用いて、数学/物理/情報/言語における様々な双対性を、個別の表現形式に依存しない普遍内在的な形で、しかし個別の双対性の持つ豊富なニュアンスを生かしたまま定式化する事を目指すと同時に、双対性概念それ自体の変革の可能性を探っています。

哲学方面では、新カント派マールブルク学派の認識論の中に存在すると考えられる双対性概念を契機として、その後の数学や物理学における空間概念の近代主義的な転回を理解すること、さらに分析哲学と大陸哲学を横断した意味概念の近代主義的な転回を理解することを目指しています。

こうした双対性の数理と哲学の探究を通じて、この一つの世界を一つの世界として一つのカンバスに描き切る事、即ち近代以降の文理断裂と諸学問の断片化細分化を乗り越え、失われた統一的世界像を恢復することが最終目標です(その結果食み出るもの統一不能なものも見えてくるでしょう)。

これは京都学派の西谷啓治の、近代における「ニヒリズムの超克」としての「現代に於ける根本課題としての統一的世界像の建設」という考えや西周の「百学連関」という考えとも相通ずるもので、その理想を現代の新しい科学と人文学の知見を綜合総動員して実現する事を目指しています。

なぜ宇宙("Uni"-verse)は一つなのに学問は幾つもあるのでしょうか。私の研究は考える事を始めた十五歳の時に抱いたこの素朴な問いに今でも貫かれているように思います。学術研究の傍ら文学やアートにも関心があり体系化制度化され得ない不定形の知の在り方をそこに模索しています。

受賞

 
2015年
京都大学総長賞
 
英米哲学の国際誌への論文受理等により受賞。

論文

 
Prior's Tonk, Notions of Logic, and Levels of Inconsistency: Vindicating the Pluralistic Unity of Science in the Light of Categorical Logical Positivism
丸山善宏
accepted for publication in Synthese      [査読有り]
丸山善宏
accepted for publication in LIPICS (Proc. of CSL'13)      [査読有り]
Y. Maruyama
accepted for publication in Springer LNCS      [査読有り]
丸山善宏
accepted for publication in Springer LNCS.      [査読有り]
丸山善宏
accepted for publication in EPTCS (Proc. of Quantum Physics and Logic 2013)      [査読有り]
Y. Maruyama
Journal of Pure and Applied Algebra 216 (2012) 565–580.      [査読有り]
丸山善宏
Proc. of IJCAI'11, AAAI Press (2011)      [査読有り]
Y. Maruyama
Fundamenta Informaticae   106 273-294   2011年   [査読有り]
Y. Maruyama
Annals of Pure and Applied Logic   161 1486-1501   2010年   [査読有り]
Y. Maruyama
Studia Logica   94 245-269   2010年   [査読有り]
丸山善宏
Springer LNCS 5514 (2009)      [査読有り]
丸山善宏
Springer LNCS 5378 (2009)      [査読有り]
丸山善宏
accepted for publication in Proc. of 36th International Wittgenstein Symposium   
Categorical Harmony and Paradoxes in Proof-Theoretic Semantics
丸山善宏
accepted for publication as a book chapter of "Advances in Proof-Theoretic Semantics"      [査読有り][招待有り]
AI, Quantum Information, and External Semantic Realism: Searle's Observer-Relativity and Chinese Room, Revisited
丸山善宏
accepted for publication as a book chapter of "Fundamental Issues of Artificial Intelligence"      [査読有り]

Misc

 
圏論的論理学:トポス理論を越えて
丸山善宏
数学セミナー(6月号)      2012年
圏論的双対性の「論理」:圏論における抽象と捨象、あるいは不条理
丸山善宏
数学セミナー(5月号)      2012年
丸山善宏
2nd Conference on Proof-Theoretic Semantics   
丸山善宏
CAPE Workshop 2012   
丸山善宏
京都大学総合人間学部の機関誌『人環フォーラム』に掲載される記事の原稿   
丸山善宏
京都大学総合人間学部での談話の資料   
丸山善宏
京都大学総合人間学部での研究紹介の資料   
丸山善宏
Master's Thesis, Kyoto University (Graduate School of Letters)   
丸山善宏
Undergraduate Thesis, Kyoto University (Faculty of Integrated Human Studies)   

研究分野