動画マニュアル公開のお知らせ

この度researchmapでは、操作方法をよりわかりやすくお伝えするため、動画マニュアルを制作し、公開いたしました。
今回公開するのは、お問い合わせ件数の多い操作のための17本です。ぜひご活用ください。

詳しくは、「動画マニュアル」をご覧ください。

researchmap導入時の課題解決のためのイベント 資料掲載のお知らせ

電流中の“スピン”の制御により水電解の効率化を実現
05/02

~水素エネルギーによる持続可能な社会へ大きく貢献~  京都大学 大学院工学研究科の須田 理行 准教授、辺 智芸 同博士課程学生、筒井 祐介 同助教、関 修平 同教授、加藤 研一 同助教、生越 友樹 同教授らの研究グループは、二硫化モリブデン(MoS2)と呼ばれる層状化合物の層間にキラル分子を挿入した新奇な化合物である「キラルMoS2」が、電流中のスピンの向きを同方向に揃える性質を持つことを明らかにしました。また、同化合物を水の電気分解(水電解)における電極材料として用いると、スピンの向きが揃った電流の効果によって、酸素発生効率が大きく向上することを見いだしました。  電流を担う電子の1つ1つは、スピンと呼ばれるミクロな磁石としての性質を持っていますが、通常はそれぞれのスピンの向きがバラバラなために磁石としての性質は全体として打ち消しあってしまい、電流中のこのミクロな性質が電気化学反応...

生物の耐熱性を支える「錠前」の発見
04/28

~可逆的なリン酸化修飾がRNAを安定化する~ <ポイント> たんぱく質はリン酸化と脱リン酸化によってその機能や細胞内における局在がダイナミックに制御されている。本研究は、たんぱく合成のアダプター分子であるtRNAにおいて可逆的なリン酸化修飾(2′リン酸化ウリジン,Up修飾)を発見した。Up修飾はtRNAに耐熱性やRNA分解酵素に対する耐性を与えることで、生物の耐熱性に寄与することを明らかにした。 tRNAのX線結晶構造解析から、Up修飾は準安定なtRNAの立体構造を許容することでtRNAの熱変性を防ぐという、RNA修飾が担う新しい機能を提唱した。 Up修飾を導入する酵素(ArkI)およびUp修飾を脱リン酸化する酵素(KptA)を同定し、Up修飾が可逆的であることを示した。Up修飾の可逆性は環境変化に応じてtRNAの構造と機能を調節することで生物の生存に寄与していると考えられる。 本研...

グラフェン光源チップによる赤外分析の新技術を開発
04/19

~理論限界も超える性能を安価・小型で実現、新たなバイオ・医療・新物質開発へ~  慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科の牧 英之 教授と中川 鉄馬 訪問研究員、同大学院 修士課程の志村 惟らの研究グループは、多層グラフェン光源チップによる新しい原理の赤外分析技術を開発しました。本技術は、多層グラフェン光源チップを用いたことで安価かつ小型な赤外分析を可能とするだけでなく、従来のフーリエ変換赤外線分光装置(FT-IR)の空間分解能や理論限界の「回折限界」を超える、極めて高い空間分解能の赤外イメージングを実現しました。  分析技術は、基礎研究や工業分野を始め、近年は疾病や病原体の診断や環境分析といった身近な技術としても重要となっています。その中でも、FT-IRなどの赤外光を用いた分析技術は、最も有名な分析手法の1つであり、物質構造の情報がダイレクトに得られることから、色素などのマーカーを必...

細菌の生存競争に関わるたんぱく質の活性化の分子機構を解明
04/12

~翻訳因子のこれまで知られていなかった新たな機能の発見~ <ポイント> 腸管出血性大腸菌EC869株の接触依存性増殖阻害(CDI)に関与するたんぱく質(CdiA-CTEC869)は、隣接する細菌内の翻訳伸長因子によって活性化され、特定のtRNAを切断し、細菌の増殖を抑制します。 CdiA-CTEC869が翻訳伸長因子と複合体を形成することによりCdiA-CTEC869のtRNAへの親和性とtRNA切断の反応性が高まり、その結果tRNAが切断されることが明らかになりました。 翻訳伸長因子がたんぱく質合成伸長過程の機能とは異なり、細菌の生存競争に関わる現象において、tRNA切断の反応場として働くこれまで知られていなかった新たな機能を見いだしました。  接触依存性増殖阻害(CDI)は、細菌の生存競争に関わる現象です。CDIは、細菌から接触依存性増殖阻害たんぱく質(CdiA-CT)が隣接する...

光がつくる電子のレンズ
04/05

~原子ひとつまで分解する電子顕微鏡の実現に向けた新技術を提案~ <ポイント> 光ビームが電子顕微鏡の探針として用いる電子ビームを絞り込む「光場電子レンズ」として機能することを幾何光学に基づいて示した このレンズが電場や磁場を用いる従来のレンズでは実現できない「負の球面収差」を発生することを示した 光場電子レンズを用いることで将来的に原子分解性能を持った電子顕微鏡を広く普及できると期待される  電子顕微鏡は、ウイルスなどの微小物、半導体デバイスの微細構造、さらには物質の原子配列をも可視化できる観察ツールです。こうした高い分解能を達成するには、探針となる電子ビームを、原子ひとつの大きさに匹敵する0.1ナノメートル(1ナノメートル=10億分の1メートル)以下にまで絞り込む必要があります。東北大学 多元物質科学研究所の上杉 祐貴 助教らの研究グループは、これまで電場や磁場で構成されていた、電...

表皮水疱症 先端医学研究と患者たちの日々
9:49

 生まれつき皮膚の表皮が剥がれやすく、全身の炎症や瘢痕(はんこん)に悩まされ続ける「表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう)」。この10万人に1人という希少な難病に、患者たちや医療研究者はどう向き合っているのでしょうか。 再 […]