2019年2月
ナトリウム冷却高速炉の60年設計のための316FR鋼及び改良9Cr-1Mo鋼のクリープ特性式の開発
Mechanical Engineering Journal (Internet)
- ,
- 巻
- 6
- 号
- 1
- 開始ページ
- 18-00477\_1
- 終了ページ
- 18-00477\_15
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1299/mej.18-00477
316FR鋼と改良9Cr-1Mo鋼はナトリウム冷却高速炉(SFR)の構造材料への適用が検討されている。日本原子力研究開発機構は、経済性の向上と放射性廃棄物の削減を目的として、いくつかの革新的技術を提案しており、その中でも最も有効な手段の一つとして60年設計を採用することが挙げられている。60年設計を可能とするためには、日本機械学会規格に規定されている材料強度基準等を30時間から50万時間に延長しなければならないが、これには外挿性に優れたクリープ破断関係式及びクリープひずみ式が不可欠である。本論文では、長時間クリープ特性評価に基づいて、316FR鋼及び改良9Cr-1Mo鋼の高温・長時間におけるクリープメカニズムの変化を考慮したクリープ特性式の開発について述べる。開発したクリープ特性式は、現行の日本機械学会規格のクリープ特性式よりも、より正確な長時間クリープ特性評価が可能である。
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- DOI : 10.1299/mej.18-00477
- ISSN : 2187-9745