2022年4月
競泳選手に発生した両側上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の一例
水と健康医学研究会誌
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- 巻
- 23
- 号
- 1
- 開始ページ
- 55
- 終了ページ
- 59
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 水と健康医学研究会
13歳女。小学1年生のときから競泳の選手コースで週6回5000m程度の練習をしており、400m個人メドレーでは全国大会で入賞するレベルの選手であった。今回、学校の運動会で綱引き中に左肘関節痛を自覚し、水泳時にも痛みが生じたため前医を受診し、画像検査で左上腕骨小頭離断性骨軟骨炎が疑われ、精査加療目的に当科を受診した。諸検査の結果から、両側上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の遊離期と診断した。本例は病変部が大きく、骨端線が閉鎖していたため骨軟骨柱移植術を選択・施行し、良好な結果が得られた。
- ID情報
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- ISSN : 1344-347X
- 医中誌Web ID : 2022234344