2019年5月24日
食物繊維が食後血糖値に及ぼす影響
第62回日本糖尿病年次学術集会
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- ポスター発表
- 主催者
- 一般社団法人 日本糖尿病学会
- 開催地
- 仙台
【目的】食物繊維によって血糖値上昇抑制効果に違いがあるか検討した。【方法】対象は、健常者8名及び1型糖尿病患者4名である。試験食は、①きつねうどん250g、ご飯200g、②難消化デキストリン4g含有飲料と①、③大根サラダと①、④オクラサラダと①の4種類である。②~④は先に食物繊維を完食後①を摂取した。血糖測定は食事前、15分後、30分後、60分後、120分後の5回である。血糖値の変化量の群間の有意差は統計ソフト「IBMSPSSStatistics20」を用いてTukey’sHSDtestの多重比較検定を行った。【結果】各群間の血糖値の変化量で有意差は見られなかったが、いずれも①に比べて血糖値上昇抑制傾向にあった。難デキ飲料が一番抑制したが、120分後にはオクラサラダが一番低下した。1型糖尿病患者では、ばらつきがみられた。【考察】いずれの食物繊維でも血糖値上昇抑制効果傾向にあった。n数が少ないため、今後さらに検討する必要がある。