共同研究・競争的資金等の研究課題

2011年4月 - 2014年3月

低メタン産生牛の特定をめざしたルーメン菌叢プロファイリング指標の確立

日本学術振興会  基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
23380156
体系的課題番号
JP23380156
担当区分
研究代表者
資金種別
競争的資金

低メタン生成牛を特定する指標開発をみすえ、カシューナッツ殻液給与によるメタン低減と連動して増減を示すルーメン菌群を探索した。メタン古細菌群mOTU35は、ホルスタイン乾乳牛、タイ在来牛および水牛のメタン生成と高い正の相関を示した。一方、真正細菌群OTU95は乾乳牛ルーメンでのみメタン生成と負の相関、プロピオン酸と正の相関があった。以上より、 両菌群がカシューナッツ殻液のメタン低減効果に直接・間接的に関わること、特にmOTU35はメタン生成程度に深く関わるコア菌群であることが示唆された。よって本菌群のルーメン内モニタリングがウシ個体ごとのメタン生成程度を把握する指標をもたらす可能性がある。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-23380156
ID情報
  • 課題番号 : 23380156
  • 体系的課題番号 : JP23380156