2013年1月30日
ソナゾイドを用いた乳房造影超音波検査の現状に関するアンケート調査
乳腺甲状腺超音波医学
- 巻
- 2
- 号
- 1
- 開始ページ
- 8
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本乳腺甲状腺超音波医学会
乳房腫瘤性病変に対するソナゾイドを用いた造影超音波検査の現状について、日本乳腺甲状腺超音波医学会所属の12医療機関にアンケート調査を行った。造影超音波検査の使用経験があるのは8施設で、施行目的は乳癌の広がり診断7施設、乳房腫瘤の良悪性診断6施設、乳癌薬物療法の効果判定5施設、MRI陽性・Bモード陰性時の精査、腫瘍血管走行確認各1施設であった。ソナゾイドの投与量は0.015ml/kg(推奨量)が3施設、0.0075ml/kgが2施設、1回あたり0.5ml/bodyが2施設、0.01ml/kgが1施設であった。投与方法は、多くの施設でソナゾイドを毎秒1mlの速度で経静脈的に投与し、生理食塩水10mlでフラッシュしていた。観察・撮像は、殆どの施設でソナゾイド投与から1分間程度は探触子を固定し、更に目的に応じた追加の観察を行っていた。検査の有用性は、「目的に対する期待通りの結果が得られている」4施設、「薬物の効果判定に有効」3施設であった。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 2187-2880
- 医中誌Web ID : 2013183483
- J-Global ID : 201302254379358515
- CiNii Articles ID : 40019967118
- identifiers.cinii_nr_id : 9000242697283