論文

査読有り
2001年4月

小児期からの生活習慣病予防 武雄・杵島地区の予防健診から

武雄杵島臨床医学誌
  • 田崎 考
  • ,
  • 丸田 まゆみ
  • ,
  • 井手 紀子

11
開始ページ
27
終了ページ
31
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
武雄杵島地区医師会

武雄杵島地区では平成4・5年度に行われた佐賀県下の小児期からの生活習慣病予防モデル検診に引き続いて現在まで中学1年生を対象に行っている.血清総コレステロール値を平均値でみるとこの8年間で変化はあまり認められない.しかし問題値といわれている200mg/dl以上と120mg/dl以下で検討して見ると200mg以上の群では平均値とだいたい同じ傾向で大差は見られなかったが,120mg以下の群では出現率の増加傾向がみられ,特に男子により認められた.これまでは検診結果について,生活習慣病=高コレステロール血症要注意とされてきたが,これからは高値だけでなく,コレステロールの低値傾向について,学校での栄養教育・家庭での食生活の実態にも目を向けていく必要があると考えられた

ID情報
  • ISSN : 0918-2241
  • 医中誌Web ID : 2002007915

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