2019年4月 - 2022年3月
鍼治療に於ける手技(鍼刺激方法)の意義:治療効果との関連の科学的解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、鍼治療の刺激方法の治療に於ける意義の科学的解明である。我々は、これまでにフェムト秒レーザー鍼と切皮刺激の比較で、治療後の刺激部位の組織形態が類似しているにも関わらず、骨格筋でのミオスタチン遺伝子発現への影響が真逆になる事を見出した。そこで、様々な鍼刺激方法が引き起こす生体反応の違いを比較解析した。血清クレアチンキナーゼ活性は、単刺群が他群に比べて有意に高値であった。骨格筋ミオスタチンの遺伝子発現は、コントロール群と比較し単刺群、鍼通電群、フェムト秒レーザー群で有意に低かった。これらの結果は、異なる鍼刺激方法が多様な生体反応を引き起こす可能性を示した。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K07867
- 体系的課題番号 : JP19K07867