2010年 - 2012年
アフリカトリパノソーマ原虫の「動き」に着目した形態形成とアポトシス解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
TbUNC119分子とその結合分子を共にノックダウンすると、アフリカトリパノソーマ原虫細胞に、アポトシス、「動き」減少に先んじて細胞伸張がおこることが明らかになった。さらにこの細胞伸張の少なくとも一部の原因はエンドサイトシスの亢進によることが示され、両分子の機能にエンドサイトシスの抑制(制御)があることが明らかになった。さらに、血流型原虫ではTbUNC119分子は主として鞭毛で発現するが、細胞質並びにトリパノソーマ原虫において唯一エンドサイトシスが行われるKinetoplast(flagellapocket)周辺でも発現していることが明らかになったことから、これら分子の重要な役割の一つがエンドサイトシスの制御だと考えられた。
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- 課題番号 : 22590380
- 体系的課題番号 : JP22590380