共同研究・競争的資金等の研究課題

2010年 - 2012年

アフリカトリパノソーマ原虫の「動き」に着目した形態形成とアポトシス解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
22590380
体系的課題番号
JP22590380
配分額
(総額)
3,640,000円
(直接経費)
2,800,000円
(間接経費)
840,000円

TbUNC119分子とその結合分子を共にノックダウンすると、アフリカトリパノソーマ原虫細胞に、アポトシス、「動き」減少に先んじて細胞伸張がおこることが明らかになった。さらにこの細胞伸張の少なくとも一部の原因はエンドサイトシスの亢進によることが示され、両分子の機能にエンドサイトシスの抑制(制御)があることが明らかになった。さらに、血流型原虫ではTbUNC119分子は主として鞭毛で発現するが、細胞質並びにトリパノソーマ原虫において唯一エンドサイトシスが行われるKinetoplast(flagellapocket)周辺でも発現していることが明らかになったことから、これら分子の重要な役割の一つがエンドサイトシスの制御だと考えられた。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-22590380/22590380seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-22590380
ID情報
  • 課題番号 : 22590380
  • 体系的課題番号 : JP22590380