1998年
キクの挿し木作業の自動化に関する基礎研究(第2報)-近赤外画像および輪郭の複雑性を利用した挿し木認識アルゴリズムの開発-
農業機械学会誌
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- 巻
- 60
- 号
- 3
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 70
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11357/jsam1937.60.3_63
- 出版者・発行元
- The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
本報では, 前報で報告した挿し穂の主茎端点検出方法の問題点を解決するため, 近赤外領域に感度を有するモノクロTVカメラを用いること, および輪郭の複雑性を利用し, 葉の領域を考慮に入れたアルゴリズムを開発することにより, 実験を行った。その結果, 近赤外領域における穂と背景との識別は, 色画像による識別より有効であることが確認された。また, 画像処理時間は1本あたり1.5秒と前アルゴリズムと変わらなかったものの, 本アルゴリズムを用いたときの成功率は, 96.1%と前アルゴリズムをはるかに上回った。さらに, 本アルゴリズムでは, 3つのしきい値を用いることによって, 誤認識を0とすることができた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11357/jsam1937.60.3_63
- ISSN : 2189-0765
- CiNii Articles ID : 10019114897
- CiNii Books ID : AN00200470