論文

査読有り
2013年

Tribolium castaneumの幼虫と成虫へのガンマ線の影響

食品照射
  • Amena Sultana
  • ,
  • 南 育子
  • ,
  • 市場 隆二
  • ,
  • Mohammad Issak
  • ,
  • 多田 幹郎
  • ,
  • 中村 宜督
  • ,
  • 宮竹 貴久
  • ,
  • 等々力 節子
  • ,
  • 村田 芳行

48
1
開始ページ
19
終了ページ
23
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5986/jrafi.48.19
出版者・発行元
日本食品照射研究協議会

ガンマ線を用いた食品照射は,穀物やスパイスの害虫の侵入を抑制する手段の一つである。我々は,<i>Tribolium castaneum</i>の幼虫と成虫へのガンマ線照射の影響を調べた。羽化は,500Gyの照射で完全に阻害された。成虫の生存率は,500Gy以上の照射で著しく減少した。中性条件でのコメントアッセイの結果より,500Gyまたは1000Gy照射によるDNA損傷は,不可逆的に増加したが,100Gy照射によるDNA損傷は一過的に増加した。100Gy照射ではDNAの修復が行われていることが示唆された。 以上の結果より500Gy以上のガンマ線照射は,<i>T. castaneum </i>の幼虫と成虫の駆除に十分であることが示された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5986/jrafi.48.19
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003396526
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00117832
ID情報
  • DOI : 10.5986/jrafi.48.19
  • ISSN : 0387-1975
  • CiNii Articles ID : 130003396526
  • CiNii Books ID : AN00117832
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000243898870

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